月は東に日は西に

つれづれ日記1999.9.24〜2000.3.16

「偽りのマリリン・モンロー」/猫の公園
オークションカタログ
/古本/「リトル・ヴォイス」/「Y2K」
白い部屋
/フルタのチョコエッグ/「ハムスターマンガ/マリリンの歌


1999.09.24.FRI 「偽りのマリリン・モンロー」

古本屋さんで見つけて、ハードカバーで全然綺麗だったのでウキウキと買った本。
マリリンをテーマにしただけの小説かあ…なんて思っていたので、
普通の本屋で見てもぺらぺらと見てみるだけで買わなかったのだ。
でも、もっと早く読んでみれば良かった!なんて現金にも思ってしまいました。
マリリン・モンローのそっくりさんとして生活を続け、
自分をマリリン・モンローだと思い込む精神を病んだ女性、ジェーン・ハイン。
夏の日、彼女の甥である大学の友人エリックと共に彼女を訪ね、
写真を撮りたいということで数日を過ごすことになった女性カメラマン、麻子の語る物語。
マリリン・モンローを愛する反面、男性に媚びるような面を好きになれない。
マリリンの弱く脆い無邪気で純粋な部分にまず魅かれていて、
商業用のポートレイトのようなマリリンよりも、自然な彼女を知りたいと思う…
女性としてマリリンに魅かれるのは、こういう感じが多いんじゃないだろうか。
というか、私は正直、そういうところからマリリンに魅かれたので、
麻子がマリリンに似ているジェーンの、自然の姿や表情を撮りたいという気持ちは、
なんだかとても理解できた。
そして三人で過ごす夏――
マリリンそっくりの部屋、マリリンそっくりにした身体と顔、
マリリンそっくりの人生までも夢見て、マリリンの死んだ年を越えたジェーン。
そして彼女の周りの人物は、マリリンの周りにいたかもしれない人々の縮図のようにも思えた。
彼女のギャラをあてにする両親、彼女を野卑に見る男達、それに嫉妬する女達、
彼女を心配することで怒りを押さえられない人、そして無条件に彼女を愛さずにいれない人――
作者が狙ったのかは分からないけれど、
麻子が触れ合ったジェーンの姿は、自分がもしかして実際に会えたらこんな風に感じたかも、
実際のマリリンと会えたらこんな風だったのかも…なんて疑似感覚を感じられた。
マリリンを撮りながらも、この写真を誰にも見せることはない…
とマリリンの写真をずっと発表していなかった写真家達の気持ちが分かる気がした。
そして麻子も見せることはない。
帯の言葉がうまくこの小説のイメージを表していたので、最後に。
「胸が張り裂けるような痛みと
 静かな満ちたりた気分に包まれて…」


1999.10.1.FRI 猫の公園

家と駅との間の、坂の激しい道の途中に、小さな公園がある。
斜面の途中を掘り込んで平らにして公園にした、という感じの造りのそのスペースは、
四面のうち二面が壁のような斜面に囲まれて、周りには樹が生い茂っている。
囲んでいる斜面も、地面にも草が元気よく生えてたりするので、
なかなかうす暗〜い趣がある。(春には桜が咲くので、それなりにきれいなのですが)
遊具も一応ちゃんと置いてある。すべり台、ブランコ、鉄棒。
ベンチもあるし、水の出る水道の蛇口や用具いれみたいなボックスもある。
公園としてちゃんと造られているのだけれど、
ここで遊んでいる子供やくつろいでベンチに座っている人達などを見たことがない。
そう、この公園を一番利用しているのは、野良猫ちゃん達なのだ。
そんなにすごい数がいるわけではなく、まとめて見た時も最高5、6匹だけど、
私は密かに「猫の公園」と呼んでいる。
公園が猫に汚されるのをいやがっている人もいるんだろうけれど、
エサを毎日あげている人達なんかもいて、黙認状態になっているようだ。
私は遠目でも猫が見れるので、実は嬉しがってる一人。
自分で飼っていないので、普通に見ることの出来る猫の姿って、野良猫くらいなんだよね。
猫好きは、猫を見ているだけでも嬉しい…。
私以外でも、猫達に熱い視線を送る人を見るので、猫好きは結構いるものと思われる(笑)
その、猫達の世代交代が年単位で見ていると分かってきて、結構面白かったりもする。
最初はトラ猫、白黒ブチ猫、黒猫、白猫、と結構バラエティがあった。
それがだんだん、変わってくる。
メス猫が子猫を連れて歩く姿を見ている内、白猫がメスなのが多いみたいだな…
と思っている内に、徐々に徐々に白い親子を見る確率が高くなった。
そしてつい最近見た時には、そこに5匹集まっていたうち、4匹が真っ白だった。おおお。
メス猫が生み分けてる訳じゃないだろうけど、白勢力が強くなってきた。
真白い猫が、草むらの中で寝転んでたり、高い草と樹の合間を歩き回ってたりると、
なんだかとても絵になって、個人的には好きだ。
昔、修学旅行で行った京都のお寺で、昼だというのに暗い寺の住居の奥から、
すぅ…っと、白い猫が現れて、静かにこっちを見てから去っていった。
その強烈なイメージを思いだしたりする。
みんな健やかに育って欲しいと思うのは、猫を飼っていない猫好きの勝手な想いかしら…


1999.10.2.SAT オークションカタログ
来ました来ました来ました!
クリスティーズから10月27・28日に開催されるマリリンのオークションのカタログが!
国際郵便で届きました〜!
(正確には、ポストに入らず持ち帰られたのを郵便局まで今日取りに行った)
↓これ!

 カバーの内側、本体の方は赤い布張りなのだ

想像以上のもの。
今までのマリリンのどの本よりも、厚い。重い。
まさか、ハードカバーの布張りの本だとは思わなかった。
総ページ416ページ、一枚一枚の用紙が立派なので、45ミリもある。
これはすでに百科辞典みたいです…1万の値段にうなずきました。
ページをめくると、ああ、これがすべてマリリンのものだったんだ…
という品達の写真が、マリリンの写真と共に並べられている。
マリリンの物を見れて嬉しい反面、
こんなものまで全部個人の方々に売ってしまうんだなあ…とせつなくもなった。
服や靴、アクセサリーはもちろん、免許証、婚約指輪、数々のトロフィー、
マリリンの走り書き、台本、読んでいた本、愛犬の写真、
家具とインテリア等に至っては、家の中の物がこれで全部そろえられるかと思うほど。
「マリリンが切り売りされてるみたいだなあ…」と隣でうあは呟いた。
買う人々がマリリンを愛している人々ばかり(だと思いたい)だとしても、
値段とともに並んでいると、ちょっと複雑ではありますよね。
いつかいつか買い取った方々が集まって、記念館・博物館ができるといいな、
なんて他力本願な想いですが、願ってみたりして。
自分では多分、この本を見て満足してしまいそうなので…
でも今日は単純に、マリリンの物を見ることの出来るこの本が、
外国から無事に手元に届いたことが非常に嬉しい!のでした。
ただ私、心配のあまり、最初のオンライン注文を信用できず
(今まで海外通販とか一切やったことない奴なので…)
クリスティーズジャパンにFAXでも注文してみたんだよね。
今回届いたのは、どっちなんだろう…


1999.10.6.WED 古本

ずいぶん前は古本や古着などには抵抗があった。
前に得体の知れない人が見ていたり使っていたりしたなんて!という感じ。
しかし、一人暮らしで貧乏していた私にとって、
その値段達はとても魅力的なものだった。
そしていつしか慣れ親しみ、いまや全く抵抗はない。
逆に古本なんかは、なんだか前の持ち主の様子が伺えて面白い、なんてこともある。
(もちろん汚れすぎてるのはさすがに「うぎゃ」だけど)
読んだのか?というくらいきれいなのもあれば、このページは何度も見たらしいとか、
しおり代わりのレシートが挟まっていたり、小さい書き込みがあったり…
ふうん、この人は一人暮らしかもしれない、女性かもしれない、男性かもしれない、
この部分に興味があったのか…なんて、考えてしまう時もある。
NHKの「誰もいない部屋」って感じ?(笑)
先日もマリリンの古本を3冊みつけて、そんな思いを味わった。
当時開催された「15人の写真家によるモンロー写真展」のパンフ、
プレイボーイ編集の「マリリン・モンロー写真集」、
立風書房の「マリリン・モンロー写真集」。
いずれも70年代初めのもの。
「15人の写真家によるモンロー写真展」のパンフは、観に行ったチケットを、
開いた1ページめにきちんと貼ってあった。
プレイボーイ編集の「マリリン・モンロー写真集」にはなんと、
当時の雑誌のマリリンのグラビアが、最新の注意で保存したらしく、
雑誌のまん中のホチキスの穴だけの状態で、しわひとつなく入っていた。
上のパンフの写真展に合わせた時期のグラビアらしい。
立風書房の「マリリン・モンロー写真集」は表紙を見て思い出したけれど、
以前違う本屋で本気か嘘か18,000円(定価の10倍)の値で売られていたものだった。
その時見たものよりも綺麗だし、大型ポスターが貼った形跡もなく、
色褪せもせずに一緒に入っていた。
これは多分、同じ方が持っていたものだ! と勝手に確信した(笑)
大切にしていたマリリンの本――
きっと1ページ1ページを大切にめくったんじゃないでしょうか。
25年以上も経って購入できた私には嬉しいことだけど、
持っていた方はどうして売っちゃったんだろう?
…なんて事を考えたりもする、古本の面白さ。


1999.11.3.WED 11/11/1のマリリンオフ

MICHIYOさんの掲示板で集まった方々と、あゆさんが帰国するというきっかけで、
「カフェ・ノーマ・ジーン」でのマリリンオフ会をすることができました。
私はオフ会というもの自体が本当に初めてでもあって、
どきどきわくわくしてしまいました。
集まったのはあゆさん、たけしさん、ぶりさん、一葉さん、うあと私。
そして、「ノーマ・ジーン」のマスター!(マスターはネットはしてませんが)
ぶりさんが面白いグッズや絵を持ってきてくれたり、
たけしさんがコレクションの写真を持ってきてくれたり、
たけしさんが身に付けているマリリングッズ(オリジナルも!)を眺めたり、
もう最初にそれを見るだけでも、興奮状態だったりして。
全員がそろうまでは、注文もせずに水しか飲んでいないのに、
もうお酒でも入ったようなハイテンションな雰囲気だったような。
いえ、その後もお酒は入らなかったんですが…
マリリンの事だけお喋りできて、しかも打てば響くような返答をしてくれる
皆様と集まってお話できるなんて、うは〜、楽しかった〜。
夜の7時から始めて、10時まで3時間、あっという間に過ぎてしまった。
マリリンの髪形を真似してみたお話とか、絵や人形を描いたり作ったりのお話とか、
ロケ地に行った話とか、本やグッズや歌のお話や…
普段こんな風に話す人間が周りにいない分(私はまあ、うあがいますが)、
「どんなにミーハーなマリリンの話をしても受け止めてくれる」
っていう、その場の空気自体が何より嬉しかった。
そして何より、皆さんがそれぞれ素敵な方々だったことがまた嬉しい!
インターネットしていて本当に良かったな〜なんて思った時間でした。
MICHIYOさんのHPは「おおお、日本にもこんな素敵な頁が!」
という思いで、初めて通った掲示板でもありますし、
自分でHPを開く勇気を与えて下さった所でもあります。
MICHIYOさんがいたから、今回のこんな場も作れたんだなあって思いました。
こんなところでなんですが、改めて感謝です!
そして仕事を中断しながらお話に加わって下さったマスター、
それを見守ってくださっていた奥様もありがとうございました!


1999.11.14.SUN 「リトル・ヴォイス」

『大好きだった父が死んだあと、心を閉ざして誰とも言葉を交わさないLV。
父の遺品であるたくさんのレコードばかりを聞いて暮らす彼女は、
その歌手そっくりの歌声で歌うことが出来る才能を身に付けていた。
ジュディ・ガーランド、マリリン・モンロー、シャーリー・バッシー…』
映画公開前のこの解説だけで、うわわ、観た〜い!
となっていたのですが、レコードの演出だけするかと思いきや、
実際の主演のジェイン・ホロックスが実際に歌う!というので、尚更観たくなった作品。
テレビのCMで結構宣伝していたように思うんですが、
(ユアン・マクレガーが出ていたせいもあったのかな)
公開している映画館自体は以外と少ないんだよね。くすん。
新宿とかに行かなくちゃ…と思っていた矢先に行った横浜ワールドポートの、
マイカルシネマで公開していたので、見逃すことなく観ることができた。
がみがみやかましく自分の事ばかり考えている母親マリーと、
LVの才能を当てることばかり考えるプロモーター、レイ。
LV(本当の名前はローラ)が少しづつ心を開くことが出来たのは、
家に電話を付けに来た時に初めて会った、引っ込み思案で鳩を愛するビリーだけ。
このビリーが、彼女に会いたくて、自分ではさりげないつもりの方法で会いに来る…
みたいなところが良かった。
「鳩とはやっぱり違うな」なんて言ったりして。
ユアン・マクレガーが実に柔らかく演じているのです。
ぶりさん言うところの「ダサかっこいい!」感じが良く出た好青年なのだ。
大好きなパパの為に、一回だけの約束でステージに立つLV。
その晴れやかな歌いっぷりが実に良かった〜。
本当に、じ〜んとしました。
特に原曲を知っているマリリンの曲(I Wanna Be Loved By You)なんかは、
そりゃあ声のすべてまでそっくりとは言えませんが、
可愛らしく少しシャイに歌う感じで、涙が出そうな位嬉しかった。
でも、このステージ以外のLVは本当にびくびくしてほとんど喋らず、
おびえた表情をしたか弱い小鳥のような少女。
だからビリーにちらりと見せる笑顔やこのステージでの晴れやかさが、
はっとしてしまうくらい、素敵なのだ。
これはミラクル・ヴォイスを持つジェイン・ホロックスのために
作られた舞台劇を映画化したものということなので、
生の舞台でこの歌声を聞いたらどれほど感動するだろうか。
それにしてもジェインは34歳! でも本当に演じている姿は少女。
可愛らしかった…
(「宇宙船レッドドワーフ号」にゲスト出演したとか。観たい!)
マリリンの真似は他に「お熱いのがお好き」の台詞や歌の一部、
ハッピーバースディも歌っていた。
パパの好きなLP3枚の内の一枚がマリリンだったのは、やっぱり嬉しい。
小さな街の雰囲気も良く出ていたおすすめの作品です。


1999.12.02.THU 「Y2K」

なんと1999年の最後の月に入ってしまいました。
個人的には自分の誕生日もあるし、クリスマスシーズンで街は浮き立つし、
年末年始のお休みも待ってるし嬉しい気分の大きい12月です。
でも今年に限っては「ありゃ、もう来ちゃったよお」という感が強し。
いや、年賀状の準備とかなんにもしてないし、帰省の準備もね、
なんてのはいつものことだけれど、今年はあれがあるでしょ、あれが。
Y2Kが。
…って、実はぜ〜んぜんなんにも考えてなかったんだけど。
世紀末の恐怖の大王もなんにも来なかったというノリで、
Y2K問題もなんてことないよなあ〜、なんて思っていたんだけれど、
真剣に考えている国や人の話を見るとちょっと気が引き締まりますね。
国というのは当然アメリカで、大統領が早くから国策で取り入れてたりしたし、
各町での住民の意識も高くて、町が一体となって何が起こるかも知れないかを話し合って、
万が一のための避難所や生活手段をちゃんと検討して準備していたりするというし。
日本でも石油ストーブが普段の5倍も売れているというじゃないですか。
(なぜかって? 電気を必要としない暖房機具だから! なるほど〜)
半年くらいの食料を備蓄している人もいれば、山の中の生活に入る家族もいる。
逆にロシアのニュースを見たら、街頭インタビューで答えた人々の、
なんと半分以上は「Y2K」という言葉すら知らないらしい。
知っている人でも、3割以上は「新しい大統領選のこと」とか「政策」とか、
なんだかとんちんかんなとらえ方をしているとのこと。
知っているというおばさんの答えでも、
「2000年にコンピュータシステムに何か起こるっていう話でしょ。
 そんなの嘘っぱちよ! 私達を混乱に陥れようとする陰謀なのよ! 私は信じないわ!」
という「陰謀説」が飛び出してくる始末…。
(日本でもパソコンやってるひと以外はこんな感じかもしれないけど)
う〜ん、こういうのを見てても反面教師のようで不安になったりする。
身体にどんな影響があるか分からない電磁波のようにじわじわ近付いてきつつ、
きっぱり時間通りにやってくる、Y2K。
リミットが分かってるんだから、少しくらいは何か用意しておこうかなあ、
なんて思いはじめる今日この頃。
何か起こっても人間はある程度我慢できるけど、
何が起こったか分からないハムスターや猫には、万が一の時に可哀想だし。
だから、食料や飲料水の備蓄と暖房手段は結構真剣に考えていた方がいいかな。
銀行口座の記帳とパソコンデータのバックアップ…
…大して思いつかないな〜、あと、何があるかなあ?



一言コメントを書くようになってから、こっちがご無沙汰ですね。
うわー、2ヶ月も間が開いたら2000年になってます〜(^^;


2000.02.06.SUN 白い部屋

某通販会社でカタログ注文した白いソファ3点セットが届いた。
別に3点セットと言っても立派なものではなく、
合皮だし普通なら2人掛けのソファがひとつ買えるくらいの値段の物だ。
でもこれはうあが長〜い間欲しかったものだ。
ポイントは白。
そう、白い家具を増やすのがうあの願いなんである。
独身時代に初めてうあの部屋に行ったときはびっくりした。
1DKのそこは白い部屋だったのだ〜。
家具もじゅうたんもブラインドもみんな白かった…
しばらくして理由を聞いたら、
「マリリン・モンローは白が好きで、部屋を真っ白にしてたんだって。
 それから自分も白い部屋がいいなあと思うようになったかな」
だそうだ。
聞いたころはまだ私はファンでもなくて「ふうん」と思ったくらいだったのですが。
私自身ははたいしてこだわりもなかったので、
結果的に家に置く物はなるべく「白い物」、と選ぶようになった。
でも中々、こだわって揃えるのって難しいんですよね〜。
「白いから」って、やすやすと買える財力を持っているわけでもないし、
気に入った機能性や形のものが、白いということもなかなかない。
家具だって、以外と白いシリーズって限定されるのだ。
結婚して引っ越した家だって、壁は白いけれど扉や床までは白くない。
そして1DKより広くなった。
ので、白ばかりが見えるようにカバーできなくなった。
それでもうあはめげずに、ちょっとずつちょっとずつ頑張って増やしている。
去年も白いクローゼットを買って、壁の一面を白くした。
そして、今回は白いソファだ。
う〜ん、普段くつろぐところが一気に白くおしゃれになった♪
しかし、映画などをよくみると、アメリカの家って本当に、
「白が基調の部屋」が多いですよね。
やはり目指すはアメリカンの家ということなのかな。
まあ、少しつづ少しづつ(笑)
ちなみに今まで使っていたソファは、うあが昔「安かったから」と買った迷彩色のようなのを、
ソファカバーでごまかしたりもしつつ、ずっと使っていたものだ。
捨てようと思ったけれど、猫がいたく気に入っていて離れない…むむう。


2000.02.24.THU フルタのチョコエッグ

去年の夏、私(と会社のSさんSくん)はペプシにはまった。
ハマリ熱はそれから収まっていたのだが、再燃させるものを先週Sくんが買ってきてしまった。
それはフルタの「チョコエッグ」!
卵型のチョコレートの中に、おもちゃが入っているというドキドキワクワクものだ。
「キンダーサプライズ」とかいう同じような物があるのは、
CMでやっていたので知っていたけれど、この日本メーカーのは知らなかった。
このおもちゃというのがね〜。
「日本の動物コレクション」という、実に心をくすぐるものなのだ!
ペプシのスターウォーズキャラのおまけは「おまけ」というだけあって、
作りや塗りが実に雑なのも多かったんだよね。
でもこれは、作りも塗りも最高にいい!!
この小ささで(最高全長10センチくらい?)動物の表情や仕種もよく出ているし、
リスの点程の爪先とか、魚の小さな斑点とか、トンボの羽の細かい筋とかまで描きこんである。
図鑑を立体にしたような感じなんだよ〜。
ホント、図鑑でしか見ないような虫なんかも仲間に入れちゃってるところがすごい!
ウスバカゲロウの幼虫(アリジゴク)とかアカスジキンカメムシとか、
アオウミウシとかヤエヤマツナダフナムシとか、こんなに精巧に作るか?
というかリストに普通加えるか?(笑)
それに組み立てパーツの形で入っているのだけれど、これも、
この形をよくぞこの卵の中のプラケースに収めるように入れたなー、
と感心してしまうパーツ作りになっているのだ。
本当によく出来ていて、開けるたびにびっくりする。
そして全48種類というスターウォーズよりも多いこのシリーズへ、
会社の3人は足を踏み入れてしまったのだった…
まあ、これは全種類集める気はないんですけど。
と言いながら、3人でひとり一日3個くらいの割合で買っていたりする今日この頃。
(しかもこれは第3弾だったので、第1弾と第2弾が手に入らないのが悔しい私達)
私達が買いはじめた頃から、近所のコンビニで、
このチョコエッグの売り場面積が飛躍的に増えたのは気のせいではあるまい。
しかし問題はある。チョコである。
ペプシみたいに本体とおまけが別々になっていなくて、
チョコを割って開けないとおもちゃが出せないのだ。
つまり、割れてすぐに食べなくちゃ状態のチョコが溜まるわけ。
しかもこのチョコが大甘…原産国イタリアって書いてあるから、
チョコはイタリアの物なのかも…むちゃくちゃな甘さのチョコなのだ〜。
目下は純ココアに砕いたチョコを甘味代わりに砕いて溶かして飲む方法で消費してますが、
他にいい方法ないでしょうか?
(ちなみにクッキーとかケーキは私が作れません)
それにしても3人とも「いい年して何やってるか?」と自問しつつ、やめられまへん。


2000.3.9.THU ハムスターマンガ

描くきっかけは「まろ」という名の女の子のハムスターだった。
まろはなんと、子宮蓄膿症というハムスターにとっての大病にかかり、
通院したのち手術・入院をする、という大がかりなことをやってのけた。
結果的にそのお陰で、死亡率も高いという病気をはね除け、
まろは元気一杯に回復した。
喜ばしいかぎりであった。
…が。
動物にはね。保険がかからないんだよね。
通院と手術・入院でかかった費用は、人に言わせれば、
「新しいハムスターが一体、何十、何百匹買えるのよ!」という値段であった。
貯金も寂しくなった。
バイト増やそうかなあ、でもこれ以上はなあ、なんとかならんかなあ。
なんて思っていた折り、ある動物雑誌を見て思った。
「ハムスターマンガ載せてもらえないかなあ…」
ハムスターや小鳥や猫や犬のペットコミックなるものが、
世に出て売れはじめていた頃であった。
「まろの費用は、まろ自身のネタで稼がせてもらおう!」
なんだかその時、私は妙にその気になって、がーっと勢いづいて、
4コマで何ページか描いて、その雑誌の編集部に送ったんである。
今思うと、大胆なことしたもんだ。
編集部の人は一応、保留ということで対応してくれて、
「今度コミックスを出す予定があるので、その時はお願いするかも」といってくれた。
その言葉の通り、けっこうすぐに話は来たけれど、流れたのもすぐだった。
「そんなもんよね」ともうすっかり諦めて、
元気になったまろや他のハム達、そして新たに猫も飼い出した家で、
のほほんと暮らしていた。
が。
1年以上たってから、またその編集部がお声をかけてくれたのだった!
ありがたやありがたや、と素人マンガ家は10ページの4コママンガを描かせていただきました。
実は今日発売。自分で買ってしまったが、ちゃんと編集部からも送られてきてた。
はははは〜…いざ載ると、へったくそさが実感だなあ…
原稿料はまだですが、まあ、まろが使ってくれたお金にはとても届かないでしょう(笑)
でも、今は亡きまろの事をまた楽しく思い出すことが出来て、
描かせてもらってよかったなあ、なんて思うんでした。


2000.3.16.THU マリリンの歌

会社で聞いていたJ-Waveでマリリンの歌う「I Wanna be loved by you」が流れた。
ちょうど他の人がお昼に出ていて誰もいなかったので、
音を大きくして聞いてしまった。
マリリンの曲としてよくアクセントで使われる事の多いこの曲だけれど、
実際ちゃんと聞くと間奏が長いせいか、最初から最後まで流れたのは聞いたことがない。
(カラオケで歌ったときも、間奏の長さに周りにヒンシュクを買った…)
それがちゃんと一曲流れていたので、なんだかすごく嬉しかった。
なんで流れたのかよく聞いてみると、特集で「めざせ、ほくろビューティー!」
というコーナーをやっていたらしい。
にゃるほど、マリリンは外せないよね♪
(他には椎名林檎やマドンナも流れていたように思う)
音楽ばかりが流れるラジオでマリリンのの声を不意に聞くことが出来るのは嬉しい。
これも、マリリンが歌っていてくれたおかげだなあ、なんて思う。
マリリンが自分の生まれる前にいなくなってしまった女優…ということは寂しいのだけれど、
あの時代の女優でいてくれたおかげで…ということもあるんだよね。
当時はMGMミュージカルが華やかなりしころ、
他の映画会社もミュージカルを競って作っていた。
その流れのせいで、当時は歌って踊れる俳優女優がたくさんいたわけだ。
今ではとても考えられない多芸ぶりを発揮しなければならなかったと思う。
マリリンだって、本来は歌ったり踊ったりせずに済んだかもしれない。
でもその時代のミュージカル映画でコミカルな魅力を発揮したマリリンは、
映画の中でたくさんの歌を歌った。
今にしてアルバムが作れちゃうほどの曲数を歌い残してくれたのだ。
私はマリリンの歌からマリリンを知り始めたせいもあるのか、そのことがとても嬉しい!
うあが、車の中においているCDの中にマリリンのアルバムがあって、
よく口ずさみながら聞いていたので、私も歌を全部覚えてしまった。
それから映画を観たり本を読んだりしたのだ。
この歌はマリリンはこんなふうに動いたり踊ってたりして歌っていたんだ!
と、妙に感動したものです。
ほとんどプロモーションビデオを観ているような気分か(笑)
いつか、マリリンの歌って踊っているところを集めた映像集を作りたいね、
とうあと言ったりしている。
画面で観る事が出来て嬉しいのももちろん、写真でも、音楽でも、
貴女を感じさせるものをたくさん残してくれてありがとう、マリリン。


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