「ねえ、久保勝」

「何だよ、水島?
さっきに言っておくが、もうやらんぞ」

「・・・そうじゃないけど、ケチ」

昼休み、俺はいつものメンバーで弁当を食っていると(今日もコイツに半分取られた)
水島の声に顔を上げる。

「晶子ちゃんの事なんだけど・・・」

「ああ? 晶子がどうした?」

珍しいな。
水島から晶子の話しを振るとは。

「晶子ちゃん
普段は大人しいけど、雪村君の事になると少し怖いじゃない?」

「ま、まあな」(汗

こ、こいつ・・・
食欲を無くすことを言いやがって。

「それで、アンタはあの晶子ちゃんを何回も見た事があるの?」

「あ、ああ・・・」

俺が一番被害が多いからな(汗
前に春日にそそのかされてデートを覗き見したが、
あれも怖かった(怯
春日も痛い目にあったな・・・

「み、水島、そ、それが、どうしただ?」

そういえば権造も『コールド晶子』の恐怖を体験したな。
いい具合に顔が引きつっているし、指先が震えている。

「いやー、久保勝がどうやって晶子ちゃんをあれほど怒らしたか、
聞きたいと思って」

おい・・・

「あきら・・・
どうしてそんな事を聞くの?」

そうだよな、由美子ちゃん!
普通聞くか?
というより、あの怖さを本当に知ったヤツなら話したくないぞ。

「いやー、怖いもの知りたさと言うか・・・」

好奇心も大概にしろよ(怒

「で、どうなの?」

どうって言われてもな・・・

「話してくれたら、一週間はアンタの弁当を取らないわ」

「グッ・・・」

今、少し揺れたぞ。
だが、これくらいで話すか!
こっちが飯が食えなくなる!!

「残念だが話すものか・・・」

「さらに、放課後に奢らせるのは止めるわ。
・・・これも一週間だけど」

「よし、話してやろう」

あっさりと話す俺。
笑いたければ、笑え。
こっちは金欠なんだよ。
・・・その代償は高いが(泣

「なら、どれから話すか・・・」

「適当に選んでくれたらいいから」

「そうか・・・
それなら・・・」

まあ、まだ軽めの方を話してやるか。

 


2002 elf 『あしたの雪之丞&勝 あしたの雪之丞2』

「幸せなる日々」
 (第5話・コールド晶子体験談)


 

〜買い物で〜

「なあ、晶子・・・
もういいだろ?」

「うん、そうだね。
それじゃあ、レンタルショップに行こ」

放課後、晶子に頼まれ買い物に付き合っている。
しかし、俺に要請があるということは大抵重いものがあるということだ。
もちろん、今回も例外ではない。

「今さらだが、先にレンタル屋に行った方が良くないか?
そうすれば、こんなクソ重たい荷物無しでゆっくり選べるんだが・・・」

荷物が邪魔で仕方がないぞ、これ。

「私もそう思ったんだけど、お母さんがこうしろって・・・」

「何で?」

お袋が?
今度はどんな悪知恵を晶子に入れやがった。

「お母さんが言うにはね・・・」

 

『いい、晶子。
先に買い物を済ませてから、レンタルショップに行くのよ』

『でも、お母さん。
荷物が邪魔だから、先にレンタルショップに行った方が・・・』

『甘い。
勝は何でもみるけど意外と選ぶからね。
それで遅くなったら結局晩ご飯も遅くなるだろ?
なら先に買い物済ませた方が、時間が計りやすいし面倒で時間も掛けない。
まさに一石二鳥』

『なるほど、さすがお母さん!』

『ほほほ・・・
晶子、母を甘く見ないことね』

 

「・・・だって」

「お袋め・・・」

当たっているだけに言い返せないのが悔しい。

「そうそう。
後、お兄ちゃん」

「何だ?
金を貸せと言っても貸さんぞ。
というより、こっちが貸してほしいぐらいだ」

「はあー・・・
別にそんな事言わないよ」

思いっきり呆れてやがる。

「そうじゃなくて、Hなビデオ借りるの止めてね。
何で有名な映画のビデオの中にそんなのが入るのかな?
変だよ」

「いいじゃないか、別に。
男なら当たり前だぞ」

ボクシングを止めてから映画を見ることが趣味に近くなったからな。
あの店の店員とも顔見知りになったし、今更だな。

「とにかく、今日は私も借りるから絶対入れないでね!」

「へいへい」

チッ・・・
仕方ない。
今日は諦めるか。

「Hビデオぐらい雪之丞でも見るじゃないか・・・」

ボソッと無意識に出たセリフだったが、
俺は言った事を後で後悔する。

「ゆ、ゆっくんはそんなの見ないもん!!」

おーおー、顔を赤くして。

「いーや、男なら一度は絶対見るぞ。
その考えは晶子の美化しすぎだ」

「そ、そんなことないもん!!」

俺もアイツがエロビデオを見るなんて想像できないが・・・

「まあその分、文字通りに晶子が身体を張って止めろや。
がははははは!!」

さて、行くか。
そのまま先に進もうとするが・・・

「・・・お兄ちゃん」

晶子の凍えるような冷たい声で足を止めざる得なかった。
こ、この声は・・・

「し、晶子・・・」

ギギギと晶子の方に振り向くと・・・

「お兄ちゃん。
ゆっくり話したいことがあるから、今日は帰ろうね」

「・・・はい」(泣

コールド晶子に逆らう事は出来るはずがなく、
又もやベルトを掴まれズルズル引きづられながら家に帰還した。
これほど家に着くのが遅くなる事を願った事はないぜ(泣
今回のお仕置きは1ヵ月レンタルショップ出入り禁止。
・・・ツライぞ。
よく考えれば俺を引きづりながら荷物まで持って、よく家まで着けたな(汗
恐るべし、『コールド晶子』。

後、雪之丞が本当にエロビデオを見たことがあるかと調べるように『命令』された。
詳しくは言わないが、晶子が安心していたという事だけ言っておこう。

 

 

「・・・自業自得ね、久保勝」

「・・・久保さん」

「・・・勝」

な、なんだよ。
皆して俺を非難するような目で見るなよ。

「お、おいおい・・・
エロビデオぐらい男なら見て当たり前じゃないか(汗
権造、お前だって見るだろ?」

ここは同じ男しか味方がいない。
しかし・・・

「勝・・・
オデはそんなもん見んし、お前に呆れているだ」

見事に裏切られた。

「コ、コイツ、何一人で良い子ちゃんしているんだよ!!
そういうお前だって、内心、晶子で変な妄想しているんじゃないか!?」

「オ、オ、オデは、そ、そんなことはしねぇべ!!」

ん?
コイツ、やけにドモってるな・・・

「お前、まさか・・・」

「ご、誤解だべ!
何が誤解かわからねぇが、とにかく誤解だ!!」

よし、ここは権造をさらに追求して・・・

「はいはい、男の醜い事情はいいから話を進めてよ」

「そ、そうだ!
ま、勝、早く次を話すだ!!」

「チッ」

水島・・・
いい所で止めるなよ。

「ねえ、あきら。
男の事情って?」

「由美子は気にしなくてもいいの」

さすがに由美子ちゃんの前で話すわけにはいかないか。

「わかったわかった。
次は・・・」

 

 

〜晶子の相談〜

「だあああああああ!!
負けたああああ!!」

後は寝るだけという夜、対春日に燃えている俺はゲームで修行をしている。
だが、その効果は今イチ・・・
今もコンピュータ対戦でも負けてしまい、コントローラーを投げ出してベッドの上へ寝転がった。
すると・・・

 

コンコン・・・

 

『お兄ちゃん?』

ドアをノックする音と晶子の声で起き上がる。

「おう、何だ?」

『入っていい?』

「かまわないぜ」

 

ガチャ

 

「お邪魔します」

部屋に入ってきて、さっきまで俺がゲームをしていた所に座る。
俺はわざわざ移動するのも面倒でベッドに座ったまま。

「で、用は何だ?」

「あ、あの・・・、相談したいことがあるの」

相談?
晶子が俺に?
ということは雪之丞絡みか?

「その内容は?」

「・・・ゆっくんの事なんだけど」

やっぱりな。

「雪之丞がどうした?」

「あ、あの・・・、その・・・」

モジモジしているだけでなかなか言わない。
俺はその態度にもの凄く興味が湧く。

「ほら、言わないとわからんぞ」

「う、うん」

見た目は妹を心配する兄そのものだが、
心の中は好奇心でいっぱいだ。

「あのね、前にレンタルショップに行こうとしたでしょ?」

「あ、ああ・・・」

あの時の事か・・・(汗

「それで、その・・・、
Hなビデオの話になったじゃない?」

「おう」

まだお仕置きが足りないのか・・・

「結局、ゆっくんの事は安心したんだけど・・・」

「ふむふむ」

それで?

「自分に自信が無いと言うか・・・」

おお!
わかったぞ!!

「ようするに自分の『スタイル』に自信が無くて、男の意見を聞きたいわけか?」

「そうなんだけど、そうはっきり言われると・・・」

まあ、わからないでもないな。
晶子が雪之丞より1つ下ということもあるが、
周りにいる女はスタイルいいからな(晶子の親友のウルサイ女は除く)

「まあ、確かに晶子の胸は小さいな」

「うう・・・
これでも、努力しているんだもん」(泣

「雪之丞の背が高いという事もあるが、
晶子も背が低いしな」

「うううう・・・」

「ほれ・・・
あの雪之丞の担任、スタイル良いな。
憧れるのもわかるぞ」

「うう・・・」

「鹿島の写真に写っていた、確かクラスメートと先輩だったか?
あの2人も良さそうじゃないか」

「・・・・・・」

「俺としては春日に勝ってほしい所だが、
それも無理かもな」

「・・・お兄ちゃん」

はっ!
しまった。
からかい過ぎた(汗

「し、晶子、は、話は最後まで・・・」

「別にいいよ。
お兄ちゃんが言いたい事は良くわかったから」

フォ、フォローすらも出来ないか。

「お兄ちゃん?
私の気にしている事、はっきり言ってくれてアリガト」

れ、礼を言っている顔じゃないぞ(汗

「今度は、私がお兄ちゃんに対して思っていることを言っていいかな?」

「・・・いいぞ」

 

それから一時間、いかに俺がだらしないかアリガタイお言葉を頂いた。
今回のお仕置きは、
『一週間自室立ち入り禁止(寝る時は下のソファー)&飯抜き&次回のテストで90点以上取る』
という内容だ。
・・・無理。
春日、オマエの気持ちがよくわかるぜ(泣

 

 

「・・・アホね、久保勝」

「久保さん、それはひどいですよ」

「勝、女は外見じゃねえべ。
性格と思いやりだ」

うわ、非難の目から呆れた目に変わったよ。

「別に悪い意味で言ったんじゃないぞ。
それにフォローもしようとしたし」

「あのね、久保勝。
良い悪いの問題じゃないでしょ。
どうして、もう少し気の利いた事は言えないの?」

「いやー。
口が勝手にベラベラ出るんだよ」

特に意識して言っているわけじゃない。
・・・無意識の方がヤバイか。

「あの、久保さん。
晶子ちゃんも女の子なんですから、考えてあげなくては・・・」

「勝は『自覚もせず反省せず』だからな。
言っても無駄だ」

そこまで言うか、権造。

「なら、オマエならどうするんだ?
権造?」

「オデなら喫茶店でも誘って、晶子さんの素晴らしさを話してあげるだ」

「・・・ナンパしてんじゃねえよ」

「というより、男に振る話じゃないわね」

「そうですね。
久保さんに相談したのは、お兄さんで雪村さんの事を良く知っているからでしょう」

「・・・だな」

そこら辺の事は良くわかっている。

「ねえ、そのお仕置きの『テスト90点以上取る』だけど、
どうなったの?」

お、思い出させるな(泣

「午前の授業でテストが帰ってきただろ?
それだ」

「で、何点だ?」

「・・・秘密だ」

言える筈がない。
ここまで来て、50点なんて・・・

「どうせ、久保勝の点数なんて50点いけば良いところでしょ」

「・・・・・・」

すげーぜ、水島。
オマエはエスパーか?

「く、久保さん?
顔が青いですよ」(汗

いかん、顔に出たか。

「だ、大丈夫だよ、由美子ちゃん。
ちょっと、現実のツラサを感じていただけだから」

「その返事で大体の点数がわかったわ」

黙れ、水島。

「それより、勝。
もう、時間があまりねぇだがどうするべ?」

「ん?
そうだな・・・」

「なら、もう1つだけ話してよ。
それくらいで丁度いいわ」

オマエ、そこまでしてまだ聞きたいか?

「ほらほら、久保勝。
次の話」

「わかったよ」

はあ、家に帰るのが怖ぇよ。

 

 

〜初めての時〜

「おい、いい加減飲みすぎじゃないか?」

「そうだよ、お兄ちゃん。
そろそろ止めた方がいいよ」

「まだまだだぜ!
ほれ、雪之丞も飲まねえか!!」

「フッ・・・
わかった」

土曜の夜にいつも通り、雪之丞が来た。
今回はここに泊まるという事もあり、2人で飲み会だ。
晶子も雪之丞の隣りお酌しながら(雪之丞限定)、ジュースを飲んでいる。
以前、俺が晶子に酒を勧めたがお袋に殴られた。

「それにしても、2人とも・・・」

「どうした?」

「?」

「こうして並んでいると、夫婦みたいだな」

「ブッ!
ゴホッ! ゴホッ!・・・」

「お、お兄ちゃん!?」

最近の酒のツマミはコイツ等をからかう事だ。
中々面白く、特に雪之丞の慌てるのが面白い。

「く、久保・・・
俺たちは別に・・・」

「何だ、その気はないのか?」

「グッ・・・」

ここで『違う』と言ってみたら、どうなるだろうな?
少なくても、隣りに座っている女が許さねぇぞ。

「・・・ゆっくん、違うの?」

泣きそうな顔に消えてしまいそうな声。
これに耐えられるか、雪之丞。

「・・・はあ。
久保、からかうにも大概にしろ」

惜しい!

「晶子もそんな顔するな」

そう言いながら、晶子の頭を撫でる雪之丞。
さすがだな。
それだけで晶子のヤツ、笑顔になりやがった。

それから30分間、飲み続けてさすがに酔って来た頃に、
またもや、俺が言ってはいけないことを言ってしまった。

「雪之丞、オマエ達の『初めて』はどうだった?」

「!!」

 

ボン!

 

雪之丞は完全に固まったな。
晶子は顔全体が赤くなって、口をパクパクさせている。
面白すぎだ、オマエ達。
おそらく、今の俺の顔はニヤニヤしているだろうな。

「場所は? その時の言葉は? 気持ちよかったか?」

さらに質問攻めにしてやるが変化はない(固まったまま)

「おいおい、抱いた事なんて前から知っているんだから、
そんなに恥ずかしがる事じゃないだろ」(喜

「・・・お兄ちゃん」

「ゲッ!!」

今まで顔が赤かった晶子が、スーっと無表情になっていく(マジで怖い)
やばい、完全に逆鱗に触れてしまったぜ(汗

「何で、お兄ちゃんはそういうことばかり聞くの?」

「い、いや、兄はオマエ達を心配してだな・・・」

自分でも見苦しい言い訳と思う。
いや、言い訳すらなっていないか(汗
しかし、諦める訳にはいかない。
俺の人生が掛かっているのだから!!

「今のお兄ちゃんの言葉のどこに心配の欠片もあるの?」

「・・・ありませんです、はい」

フッ・・・
人生、諦めが肝心だな(泣

「ゆっくん、『アレ』持ってきてくれた?」

「あ、ああ・・・」

さすがだ、晶子。
雪之丞には『コールド晶子』の顔を見せないか。
その切り替わりは凄いぞ。
雪之丞が自分のカバンを漁っている。
な、何を出すんだ?
雪之丞だから、もの凄いものは持ってきていないはずだが?(怯

「これか?」

「うん、ありがとう」

水筒?
ま、まさか・・・

「お兄ちゃん、これなーんだ?」

「それは・・・」

「『水筒』なんて、つまらない事言わないでね」

先を当てられてしまった(悲

「春日のよ、酔い覚めか?」

「正解ー」

当たっても、全然嬉しくないぞ(泣

「お兄ちゃん・・・
今からこれを全部一気飲みして」

おい・・・
それは青汁より不味いんだぞ!

「晶子、酔い覚めは二日酔いになってから飲むものじゃ・・・」

「大丈夫。
お兄ちゃん、沢山お酒飲んでるから予防薬だよ」

よ、予防薬ね・・・
ま、まずい。
こ、ここは対晶子最終兵器の雪之丞に頼るしかない!

「おい、雪之丞!!
・・・って、いない」

「ゆっくんなら、私が頼んでお母さんの所に行ったよ」

「そうですか」(悲

根回しも完璧ですか。
諦めよう・・・

「はい、どうぞ」

そんな冷たい声で『どうぞ』と言われても、嬉しくないぞ。

「い、頂きます・・・」

勝、お前は男だろ!!
根性を見せろ!!
雪之丞と晶子が乗り越えてきた困難に比べれば何でもないだろ!!

「おら!!」

ゴクゴクゴク・・・

 

何とか、全部飲んだが(一気は無理)本当のお仕置きは雪之丞が帰った後に行なわれた。
今回はさすがに語りたくない。
一言言えば、今までのお仕置きが序の口だという事だ。
最強だぜ、『コールド晶子』。

 

 

「・・・デリカシーゼロね」

水島、それは俺自身よくわかっている。

「久保さん、駄目ですよ。
女の子にそんな事聞いては」

由美子ちゃん、あの時の俺は酔ってたんだよ。
何もかも酒が悪いのさ。

「し、晶子さんと・・・あの男が・・・」

コイツは放って置くか。

「結局、晶子ちゃんというより、久保勝がどれほど呆れたかのモノだったわね」

「うるさい」

「ま、まあまあ、久保さん」

「な、なあ、勝。
今の話しは本当の事だが?」

「ああ?
どういう意味だ?」

どこか気になる所でもあったか?

「晶子さんを、だ、抱いたって・・・」

ああ、その事か。
フッ・・・
ここは権造でストレスを発散するか。

「何を言っているのかね、権造君。
2人は恋人同士なんだから当然の事だろ」

「ガーーーーーン」

よし、白くなって固まった(邪喜←誤字にあらず

「そろそろチャイムが鳴るわね。
席に戻ろ、由美子」

「でも、権造さんが・・・」

「いいの。
振られた男なんか放っておいて」

水島、オマエも何気にヒドイな。

「さてっと・・・」

俺も授業の準備(本当は昼寝)をするかね。

「そうそう、久保勝」

「まだ何かあんのか?」

「放課後、晶子ちゃん呼んであるから楽しみにね」

「何!?」

コイツは・・・(怒

 

その放課後、晶子は水島に呼ばれた為、教室に来た。
権造は証拠を見た途端、走っていった(現実逃避か)
その俺の方もテストの結果を報告して、晶子に引きずられながら帰った。
もう、勘弁してくれ・・・(泣

追伸
次の日の昼休み、確かに水島は『弁当』は狙わなかった。
だが、『弁当の中身の食べ物』は半分持っていった・・・
詐欺だろ、これ・・・

 


第6話へ続く

 


どうもです。
siroです。
SS強化期間、一作目です。
言ってみたものの、かなり大変ですね。
出来るだけ頑張っていきますので、遅れたらすみません(ペコペコ
さて、今回は『コールド晶子』を主役にしてみました。
最近はラブラブ系が多いと思っていましたので、ここで趣向を変えてみました。
それなりに、楽しく書けてたのでよかったです。
ラングさん、ご感想有難うございました。
読んでくれた皆さん、また来週に・・・会えたらいいな(投稿できるかな)