涼月に戻って一週間・・・
わたしは涼月学園に帰っていきました。
短い間しか離れていなかったけど、とても懐かしく感じ学園の友達にも会えました。
あの試合以来、会っていなかった明男君も変わりありませんでした。
でも、ゆっくんに対するわだかまりが消えて、昔のようにお兄ちゃんと2人を尊敬しています。
そのお兄ちゃんですが、まだリハビリが必要なのでまだ復学していません。
その為、留年になるのは確定になっちゃいました。
涼月学園での元の生活はあっという間に流れていきます。
・・・それでもゆっくんが側にいない事に寂しさを感じてしまいます。
朝と夜に電話しているけど、一人になった時などに。
それも今日まで・・・。
明日、ゆっくんが約束通り鹿島から来てくれるから。
でも・・・
『春日と詩織先生も連れて行くから』
『え?』
というゆっくんの言葉に固まっちゃいました。
2002 elf 『あしたの雪之丞&勝 あしたの雪之丞2』
「幸せなる日々」
(プロローグV・全ての開放、そして・・・)
それはゆっくんと電話で、明日の打ち合わせを話し合っているとき・・・
『じゃあ、お昼ご飯は食べてくるんだね?』
『ああ。さすがに何も食わずはつらいからな』
『・・・そうだよね』
・・・本当はお昼ご飯もゆっくんに食べてもらいたくて用意したのに。
『晶子?』
『ううん、何でもないよ。それでお昼ご飯の後にすぐに来るの?』
『いや・・・
先にお袋に会っていこうと思っている』
『そうなんだ』
『それほど話すこともないから、それほど掛からないが』
『わかった』
『だから、ゆっくりして待っていてくれ』
『・・・うん』
・・・たぶんそれは無理だよ。
家に着いたら玄関のドアが気になって落ち着いていないと、自分でもわかる。
ちなみにお兄ちゃんがからかったり冷やかしたら、
晩ご飯抜き・・・はゆっくんがいるから無理として、一週間お母さんに朝を起こしてもらおう。
『それじゃあ、明日な』
『うん。待ってるからね』
今日は嬉しくてなかなか眠れないと思う。
だから早めにベッドに入らなくちゃ。
『・・・ああ。それと言い忘れていたけど』
『ん?何?』
どうしたんだろ・・・
他に何かあったかな?
『春日と詩織先生も連れて行くから』
『え?』
・・・というわけです。
詩織先生は今までおばさんに会ってなかったからいい機会だからって。
ちなみにゆっくん達は詩織先生の車で来るって。
せりなさんは・・・どうなんだろ?
せりなさんもゆっくんが好きだと知っている(わからないのはゆっくんとお兄ちゃんくらい)
わたしがこっちに戻ってから何かあったのかな?
もしかして・・・
・・・ううん、そんなことない。
ゆっくんはわたしを選んでくれたんだもん。
でも・・・
それからは文字通り期待と不安でなかなか眠れませんでした。
・・・ちなみに、朝でお兄ちゃんを見たときにもうひとつ不安ができました。
せりなさんとお兄ちゃんは性格がよく似ているから(強引さ、食欲とか)。
確か、『似た者同士は意気投合するか反発しあう』って何かで聞いたから。
どっちになっても凄くなりそう・・・
「た、ただいまー」
「おう、お帰り」
「おかえり、晶子」
学校が終ると、いてもたってもいられなくて走って家に帰りました。
さすがに息が切れて少し汗かいちゃった。
「お昼ご飯出来てるから着替えてきなさい」
「わかったー」
「早くしろ、晶子。
お兄ちゃんは腹がへりすぎて先に食っちまうぞ」
ゴス
「晶子。ご飯は死守してるからゆっくり着替えておいで」
「う、うん」
お母さんがお兄ちゃんの頭をグーで殴ってる・・・
頭に衝撃を与えちゃいけないんだけど・・・(汗
そんな事を思いながら私服に着替えます。
でも、着替えてる途中で下から
スコ―――ン
と、いい音が聞こえて急いで着替えて下に行くと、お兄ちゃんが額を押さえて悶絶しちゃってる(汗
ちなみにお母さんは何事もなかったようにご飯をよそっています。
「お、お兄ちゃん、大丈夫!?」
「し、晶子・・・
お、俺はもう・・・駄目だ。雪之丞にすまないと・・・」
「何寝ぼけたこと言っているの?
そんなこと言う暇があったら少しは手伝いなさい」
お兄ちゃんの言葉を遮ってお母さんが戻ってきました。
「へいへい」
今まで何事もなかったように言われた通りお皿を並べるお兄ちゃん。
「ねえ、お母さん。
お兄ちゃんに何したの?
さっき音が聞こえたけど?」
「別に何もないのよ。
強いて言えばバチが当たったのよ」
「バチ?」
「そう」
詳しく聞こうとするけど『ある物』を見て、答えがわかったような気がしました。
『折れ曲がったお玉』を・・・
お昼ご飯が食べ終わって、今はリビングでお兄ちゃんとテレビを見ています。
・・・正確に言えばわたしは眺めているかな?
昨日の予想通り、玄関のドアが気になって落ち着きません。
今頃、ゆっくんはおばさんの家に着いた頃かな。
「なあ、晶子。少しは落ち着け」
「お兄ちゃん」
わかっているけどやっぱり気になっちゃう。
「そうかそうか。そんなに雪之丞が恋しいか?」
顔に出たのかな?
お兄ちゃんがニヤニヤした顔で話しかけてきます。
この顔がお母さんとよく似ていると思ったのはつい最近。
「そ、そんなことないもん」
「みなまで言うな。 気を付けろよ。
昔も言ったがあいつはマザコンだからな。
今から来る雪之丞の担任・・・詩織先生だったか?・・・に取られないように、しっかり首に紐を付けておけよ。
がはははは!!」
私の気持ちを知ってか知らずか・・・たぶん知らないんだろうな・・・そんな事を言います。
本当にそんな事になったかもしれないからその冗談は笑えない。
ということでわたしの行動は一つ・・・
「お母さん、お願い」
「了解」
昨晩、お母さんにこの考えを言っておいたからひと言で伝わる。
「な、何だ?」
「何もないのよ。
ただ、明日からしばらくはわたしがあんたを起こしてあげるだけ」
「げっ!!」
これでしばらくお兄ちゃんは静かになるよね。
でも、そろそろゆっくんが来てもいいはずだけど・・・
それから10分ぐらい経った後かな・・・
ピンポーン
来た!!
「はーーい」
小走りで玄関に向かって、もどかしくドアを開けます。
ドアの外には・・・
「よう」
「こんにちわ、晶子ちゃん」
ゆっくんとせりなさんが立っていました。
「そういえば詩織先生はどうしたの?」
リビングでお茶を飲みながらさっきから疑問に思っていたことを尋ねてみます。
「もう少しおばさんとお話ししてから来るって言っていたわ。
そうよね、雪之丞?」
「ああ。道も教えてあるし近いから大丈夫だろ」
お母さんとお兄ちゃんは、せりなさんに初めて会うから先に自己紹介を済ませいます。
またお兄ちゃんが『鹿島での女か?』って冗談を言ってせりなさんと言い合いになっちゃった。
お互いに引かない性格(どうも反発するようになった)だからお互い引かなかったけど、
ゆっくんが止めてくれた。
「それで、どう?
ちゃんと約束守ってくれてる?」
「・・・ああ。うるさい見張り役もいることだしな」
「あぁらぁ、雪之丞。
それはあたしのことかしら?」
「他に誰がいる?」
約束とはもちらん『炊事・洗濯・掃除』などだよ。
でも、実際ゆっくん1人じゃ無理なんだと充分に知っています。
そこで、せりなさんが『手伝い&見張り役』になってくれています。
「雪之丞、相変わらず女に弱いな?」
「うるさい。
久保はどうだ?ここに戻ってきて?」
「別に今までとたいして変わらないがな。
強いて言えば、晶子が起こしてくれる回数が減ったくらいだな」
「もう、お兄ちゃん。
いくら病院に行くだけだからって、一緒にご飯食べるんだから起きてくれなくちゃ駄目だよ?
しかも、なかなか起きてくれないし」
「俺が朝起きれないぐらい晶子が一番よくわかってるだろ?
あきらめろ」
「・・・晶子ちゃんも大変ね。
こんなグータラなお兄さんをもって」
ゆっくんにも朝に電話で起こしてあげてるから、お母さんに代わってくれる事もあります。
だって、お兄ちゃんが起きてくれなくて時間がなくなっちゃうから・・・
最近、お母さんに本当に交代してもらおうかなって真剣に考え中。
でも、しばらくはお母さんに任せるから、余裕を持ってゆっくんを起こして上げられるよね。
それから、お互いの学園生活に盛り上がっていたら・・・
ピンポーン
もう一度チャイムが鳴りました。
「詩織先生かな?」
「たぶんそうだろ」
「わたしが出るから、皆さんはそのままでいてちょうだい」
出迎えようと腰を上げるとお母さんが代わりに行ってくれた。
「晶子。いまさらだがその詩織先生ってどんな人だ?」
そういえば・・・
お兄ちゃんには話してなかったよね。
「うーん・・・
どういう人って言えば難しいけど、簡単に言えば大人の女性・・・かな」
首を少し傾げて考えながら答える。
わたしも詩織先生みたいな大人になりたいと思っちゃう。
「ほう、大人の女性ねぇ。
それは楽しみだな、雪之丞?」
今度はゆっくんをからかうお兄ちゃん。
・・・あれだけじゃあ、懲りなかったかな?
「それではこちらにどうぞ」
「すみません」
そう言っている間にお母さんと詩織先生が入ってきます。
「こんにちは、晶子さん」
「はい。こんにちは、詩織先生」
「ふふ、わたしをまだ先生と言ってくれるの?」
「もちろんですよ」
「あら、ありがとう」
鹿島学園ではクラスの担任の先生より、詩織先生の方がとてもお世話になりました。
だからと言う訳でもないけどずっと先生と呼んでいます。
「あなたが勝君ね」
「おう」
さすがお兄ちゃん・・・
詩織先生でも態度に変わらないよ。
「貴方が意識不明になっている時に一度会ったけどこうやって話すのは初めてね」
「ああ。雪之丞と晶子が世話になったな」
「ふふ、私は何もしていないわ。
ただちょっと背を押してあげただけ。
立ち直ったのは2人自身よ」
「それでもだ」
「それなら・・・
どういたしまして」
そこまで言うとお互いに笑いあう。
これで、お兄ちゃんの事故で関わった人達全員が出会えて何事もなくなくて嬉しかった。
それからは、本当に色々な話で盛り上がっちゃった。
でも、一番可笑しかった・・・ううん、ある意味笑えなかったこともあった。
それはゆっくんがお手洗いに行っているとき・・・
「そうだ。もうひとつ晶子ちゃんにお土産があるんだった」
「わたしに?」
「そう。ちょっと待ってね」
そう言って持ってきたバッグを漁るせりなさん。
初めにもらったお土産はせりなさんのお店のお寿司。
これは晩ご飯に頂くことになっています。
ちなみにゆっくんのお土産は・・・
お兄ちゃんには今まで捜していたボクシングのテレビゲーム。
わたしとお母さんにはケーキ。
「あったあった。
はい、これ」
「これってアルバムですか?」
せりなさんから受け取ったのは少し大きめのアルバムでした。
ということは、写真かな?
「今までドタバタしてたから出してなかったけどやっと出来たから。
ほらほら、取りあえず開いてみて」
「はあ」
取りあえず言われた通り開いてみます。
「あ・・・これ・・・」
「そう!これこそ我が鹿島学園の文化祭!!
晶子ちゃんは文化祭の後に転入してきたから知らないと思うけど、結構凄いのよ」
「あらあら」
「ほーう」
「どれどれ」
そう言って皆で写真を見ます。
お兄ちゃんとお母さんは興味津々で、詩織先生は懐かしそうに・・・
「本当に凄いですね」
「次回は何があっても行くぞ、晶子」
お兄ちゃんもお祭り好きだからなあ・・・
涼月じゃあここまで凄くないから。
「詩織先生、毎年こんなに凄いんですか?」
「そうねぇ・・・
せりなさんが入学してからもっと凄くなったけど大体は同じよ」
「へぇ・・・」
校門から始まって、屋台や各教室・体育館でのイベント・・・
おそらく、他のクラスの人からもらったのかな?
そして、せりなさん達が開いた焼きそば屋・・・
次のページをめくろうとすると・・・
「ちょっと待って、晶子ちゃん」
「はい?」
せりなさんの声で手が止めます。
「いい。次のページは凄いから心して見てね」
せ、せりなさんが凄いって言う写真って・・・
「あら、あの写真?」
「はい」
詩織先生は気付いているみたいだけど・・・
「ど、どう凄いんですか?」
「別に怖い写真じゃないわよ。
ある人は普通で、ある人は大爆笑、ある人は言葉も出ないわ」
ど、どんな写真?
「まあ、見てみればわかるだろ?
見せてみろ、晶子」
「う、うん」
お兄ちゃんの言葉で次のページを見ると、その写真には・・・
「・・・・・・」
「だはははははははは!!
お、おもしれーーーー!!は、腹苦しーーー!! 」
「あら、雪村君もなかなか似合うわね」
わたしは言葉も出なくてただ固まっちゃいました・・・
お兄ちゃんはそれはもう大爆笑。
お母さんも笑っちゃってます。
「どうした久保?
そんなに馬鹿笑いして」
そこにタイミングが良いのか悪いのか、ゆっくんが戻ってきちゃいました。
「お、おい、雪之丞!!
こ、この写真見てみろ!!」
お兄ちゃんがそのページを広げてゆっくんに見せます。
ゆっくんが『女装』した写真のページを・・・
「・・・せりなさん?」
「何、晶子ちゃん?」
「ゆっくんに化粧したのは誰ですか?」
「わたしと由希」
「・・・どうでしたか?」
「それはもう凄かったわよ。
由希ったら、時々手が止まっちゃって。
でも、詩織先生は気付いてくれたわよ」
「・・・そうなんですか?詩織先生?」
「ええ。
さすがに確認したけどね」
「・・・・・・」
ゆっくんとお兄ちゃんの言い合いの声が遠くのように聞こえます。
・・・ゆっくん、似合いすぎだよ・・・
そんな事もあったけど、今は皆で晩ご飯を食べてました。
お兄ちゃんもせりなさんもよく食べるから足りるか心配だったけど・・・
もちろん、お酒もあるから酔っちゃってる。
その2人は言い合いになって、ゲームで決着を付けるとかで格闘ゲームに釘付けです。
(もちろんお酒を飲みながら)
「くそ!!このピンクヘッド!!少しは手加減しろ!!」
お兄ちゃん・・・
ヘッドは頭で、髪はヘアーだよ。
「あぁらぁ、手加減しちゃってもいいの?
手加減で勝って嬉しいんだ?
根性腐ってるわね」
せりなさんもお兄ちゃんを挑発して・・・
「ぐぬぬぬ・・・」
「がるるる・・・」
お互いに睨む合ってるよ・・・
「ねえ、ゆっくん。
あの2人止められない?」
「・・・無理だ。
その事はよくわかってるだろ?」
「やっぱり?」
「ああ」
はあ・・・
このままじゃあ、明日2人とも二日酔いになっちゃうよ?
結局、せりなさんはわたしの部屋で泊まる事になりました。
詩織先生はお酒を飲んでいないので、車で帰っちゃいました。
ゆっくんもおばさんの所で泊まるからもう帰ってます。
そういえば帰りにゆっくんから水筒を渡してくれて、
『明日、久保と春日が起きたらこれを飲ませろ』
と言っていたよね
酔い覚めかな?
せりさんをわたしの部屋のベッドで寝かして(お兄ちゃんはお母さんが運んでくれてます)、
わたしもとなりに敷いたふとんの中に入ってます。
「・・・晶子ちゃん?起きてる?」
「あ、はい。起きてます」
「ああ、いいの。
そのままでいいわよ」
突然、せりなさんから声を掛けられたから起き上がろうとしたけど、止められたから顔だけ向けます。
「ごめんね、ベッド借りちゃって」
「いいんですよ。それより大丈夫ですか?」
「・・・たぶん明日は2日酔いね」
気弱く笑うせりなさん。
ベッドの方が当然高いからこっちに顔を向けてくれなくては、どんな表情しているかもわかりません。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
そのままお互いに黙ってしまいます。
でも、起きているのはわかります。
だから・・・
「・・・ごめんなんさい、せりなさん」
「・・・どうして謝るの?」
「せりなさんもゆっくんの事が好きだったのに・・・」
「・・・・・・」
わたしから話します。
最後の問題を・・・
ゆっくんをお互いに好きになった事を・・・
せりなさんもこの事があったから来たと気付いたから・・・
「いいのよ。元々、晶子ちゃんのだから・・・」
「でも・・・」
「確かに雪之丞は好きだった。
でも、わたしは雪之丞を支える事も信じることも出来なかった・・・」
「そんなこと・・・」
「あるわよ。
転校してきた時に雪之丞の気持ちを落ち着かせたのは詩織先生。
後輩の子との勝負を聞いた時、信じる事が出来ずに反対して説得を詩織先生に任せちゃった」
「・・・・・・」
「それでも、雪之丞が選んだのは晶子ちゃん」
「・・・・・・」
・・・重かった。
せりなさんの一つ一つの言葉が・・・
好きな人の側にいたのに支えることが出来なかったその悔しさと後悔が伝わる・・・
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「だから・・・」
「・・・・・・」
さっきまでの悲痛な声じゃなくて、逆に力強い声で・・・
「だから、晶子ちゃんが気を使う必要はないんだよ」
「えっ?」
「これからあいつとは親友として付き合っていけるから」
「せりなさん・・・」
「恋愛一筋はやっぱり厳しいッす」
「それがゆっくんですから・・・」
「そうね」
胸の中に嬉しさと申し訳なさでいっぱい・・・
せりなさんに認められて・・・
そんなせりなさんにすまなくて・・・
「もちろん晶子ちゃんも親友だよ」
「はい」
その言葉が優しくて・・・
「さーて、話すことも話したしもう寝よっか?」
「そうですね」
わたしも急に睡魔に襲われて眠くなってきちゃった。
張っていた気が緩んだからかな?
目を瞑ってそのまま寝てしまう直前にでせりなさんの声が聞こえました。
「絶対、幸せにならなくちゃ駄目だよ」
それから、月日が流れました・・・
もちろん色んなこともありました・・・
それでも、わたしとゆっくんはせりなさんの言った通り幸せでした。
お互いに必要としていたから・・・
そしてさらに月日が流れ・・・
年が明けて・・・
4月・・・
どうもです、siroです。
これでプロローグは終わりです。
思ったより長かった・・・
前回の予告の通り、せりながでてきました。
先生も出していますね。
これは一応詩織ルートの晶子エンドということで登場させました(その割には薄いかな?)
それと学園祭の雪之丞の女装の事ですが、本当は詩織ルートでは出てこないのだけど、
どうしても書きたかったもので・・・
まあ、アナザーということでお許しください(笑
次はようやく本編で『雪之丞2』に続きます。
あきら・由美子・権造の出会いを書くか、もう出会っていてその日常を書くかも決まっていません。
どうなる事やら・・・
でも、雪之丞&晶子がメインでドタバタ(ラブラブ?)という事に変わりはありません。
もしよければご感想などがあればラングさんの掲示板でお願いします。
それでは、本編第一話で・・・