TESI1D400Jをフォルゴーレビアンカにするまで page.9

 2006年7月29日、さて、納車から一週間。
 実はビアンカ外装の作業中にどうやらガソリンセンサーが具合悪くなっています。センサー自体の反応が甘くなっていて、ガソリンが満タンでウキがきちんと動作しているのに“R”が点灯してしまう時があります。
 とりあえず、今どれくらいガスが残っているか不安なので、満タンにする為に一路スタンドへ。
ガソリンを満タンにして、トリップメーターをリセット!・・・あれ押し時間が短かったせいでリセットせず(コレがいけなかったのか?)。もう一度長めに押してトリップをリセット。
 そしてウォーミングアップというかいつものコースとして、ひとまず外環道へのる。しばらく走っていると、なんか様子がおかしい。トリップメーターのカウントが妙に速い。100mおき位にカウントが上がっていく。
 いやいやそんなに走ってないだろうと心の中で突っ込みを入れつつ、ふとスピードメーターに目をやると・・・どうやら私は今500キロ以上で走っているらしい。ん?200キロ?あれあれ、なんかもの凄いスピードで数字がパラパラと変わっていく。
ヤバイ!メーターが逝ったか?とちょっとあせった。
 いつものように草加で降りて、前に寄ってみたビアンカを所有しているバイクショップを覗きに行って、昼ご飯を食べ、また外環を通って引き返す。この時ためしにもう一度トリップをリセットしてみる。しばらくは駄目だったが、もう一度リセットしてみると、とりあえず正常に戻った。しかし、スピードメーターはメチャクチャだ・・・。

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 ちょっと悲しげなビアンカ。
左のグリップに付いている、スイッチボックスの下の部分がちょっとカウルに当たってしまい、早くも塗装面がへこんでしまった・・・。ある意味メーターよりショックだったり(メーターは代用がきくけどカウルは代用がきかないし)。
 コレについては、ハンドル角を少し上げることで対処しました。
 ガソリンセンサーもどうにかしないとなぁ・・・。
ビアンカのフロントフェイス
 とりあえずホワイトハウスに寄って、スピードセンサーを調整してもらいました。
何回かテストして、少し症状を抑えることに成功したものの、完全に消えたわけではなく、またいつ駄目になるかはわかりません。しばらくはこのまま様子を見て、もし駄目なようなら、メーター自体を交換することも視野に入れなければなりません。

 2006年7月30日、今日はちょっとした用事で浅草へ行く事に。
昨日のビアンカのメーター不良を受けて、他のtesiオーナーの方から連絡があり、予備で取っておいた使わないメーターがあるから、必要なら譲ってくださるとのこと。

 早速譲り受ける事になり、ビアンカで行ってきました。
今日は出発からいまいちかかりが悪い気はしたのですが、ビアンカ換装でしばらく乗ってなかったし、身体が慣れていないのだろうと特に気に留めずに出かけました。今日は日曜日だったので、都内はそれなりに混んでいます。それでも流れてはいるので、本郷あたりまでは普通に走れました。しかし御徒町のあたりでちょっと混み始めて、路駐車に引っかかってしまって初めてもたついた。この辺からアイドリングが不安定になる。何とか渋滞を抜けて、上野辺りではスムーズに走行して無事に目的地へたどり着く。このあたりでアイドリング中にストールするようになってしまった・・・。

 現地ではちょっと地図と印象が違って、一区画を2週ほど回ると、tesiオーナーが先ほど通り過ぎたところで手を振っているのが見えた。難なく間違わずにたどり着き、無事にメーターを受け取ることが出来た。30分ほどtesiについて立ち話をした後、キャブレターの調子が悪くアイドリングで止まってしまう為、帰りにホワイトハウスへ行く事にしたので早々に切り上げる事に。帰り際、tesiのキーセットに付いてくるはずのレンチを持っていないことを知ったオーナーさんが、余っていたbimotaマーク入りの小さな純正レンチをくれました(貴重なものをありがとうございます)。
 帰りは一路、ホワイトハウスへ向かいます。
もうこの時点ではアクセルを離すとエンジンが止まってしまうので、常にアイドリングを高めにキープしつつ走り出す。低回転時ではキャブレターがくしゃみをするようになってきた。無事たどり着けるだろうかと不安になりながら、ホワイトハウスを目指す。

 何とかショップにたどり着き、早速調子を見てもらうと、プラグが真っ黒になっています。
ビアンカ外装にする直前に調整したキャブレターのセッティングが、街乗りにうまく合わなかったようです。ガスが濃い目のセッティングになっていたので、街乗りのあまり回せない状態で走っているだけでカブってしまったようです。
 この後も少々用事が重なっていたので、そのまま車輌を預けて、まずはキャブレターのセッティングを薄めに設定しなおしてもらう事になりました。
レンチを加えたキーセット
 コレがそのbimota純正の4mmレンチ。
シートの後ろにある小物入れは、レンチが無いと開けることが出来ません。普通のレンチを買って来ても持ち歩きに不便だし、何かいいのがないか探していたところでした。
 ビアンカは同じナットを使用しているので、このサイズのレンチが必要でした。

 2006年7月31日、早速キャブレターの調整が終わったようです。
今回は特に、スタート時のガスの量が少なめになるように、スローの設定を調整したとの事。ストップ&ゴーの多い街中ではハンクラッチでのスタート時にカブりやすくなる為、開けはじめの空気の流入量を多くして、カブリにくくするわけです。
 まずはこの設定で新目白通り〜明治通り〜川越街道と池袋を往復するルートをひとまわり、アクセルに気を使いながら走ってみました。気温の低めな夜だというのに、油温は60〜80を行ったり来たりで日中と変わりないくらいの温度でしたが、特にばらつきやくしゃみをする事なく普通に走ることが出来ました。

 この日は、自分も風邪を引いて体調が悪かったので、早々に切り上げて帰る事にしました。
今週末にでもまた、日中を走らせて見てチェックしてみようと思います。考えて見れば夏の灼熱地獄、緑や水場の少ない都内のコンクリートだらけの中で走行するのは初めての事ですね。とりあえず、今年いっぱいは色々問題をつぶす期間と考えて、気長に付き合おうと思います。

 2006年8月05日、今日はいきなりリアブレーキランプのセンサーが壊れてしまいました。
いつも走る前には特に不安のある部分、ステアリング周りとブレーキやウインカー等を一通りチェックしてから走るようにしています(それでも最低限の事しかしてなかったりしますが)。その時すでに、リアブレーキのランプが反応しない事を確認。あ〜またか・・・と思いつつ、コレは後続車に注意してフロントブレーキをきちんと使っていれば大丈夫だろうということで、後回し。
さあ、日中のキャブレターテストと思い、夕方16時くらいから走り始めてぐるっと10kmほど走ってみました。油温は90度近くまで上がったものの、たいしたトラブルは出ず好調好調! 相変わらずメーターは死んでますけどね・・・。度重なるスピードセンサーの調整で、たまに表示がおかしくなるけど、半分くらいは正しいであろうスピードを表示するので、走れないことはありません。ただし、オドメーターとトリップメーターは10倍速くらいで回っています・・・。

 色々な部分のメンテナンスはお盆明けという事で、しばらくはおとなしく走ろうと思います。

 2006年8月19日、お盆休みも終わり、その間あまり遠出はしませんでした。
花火を観に行ったくらいかな?結構込んでて渋滞に巻き込まれましたが、キャブレターもグズることなく順調に走ってくれました。ふと気づいたのですが、走行中にステアリングをいっぱいに切るとタンクとハンドルの間に手首をはさみやすいです。取りまわしの時とは握り方が違うようで、普段はちょっときついかな?くらいにしか思っていませんでした。

 さて、メーターの件とブレーキランプの件でホワイトハウスに向かおうと思った矢先、どうも右リアのウインカーが点かなくなっている事に気づきました。「あ〜接触不良かな・・・」と思ってなるべく右折しないルートでショップに向かいました。
 しかし、いざショップに着くといつの間にか正常に動作している・・・。ホントに接触不良だ。一応メカニックさんに報告して、メーターの交換時期を決めておきました。
 ブレーキのセンサーを取り寄せるのも考慮に入れて、2週間後くらいにメーター交換をしてみる事になりました。

 これが原因で違う電装系トラブルが出ないことを祈りつつ・・・。

 2006年9月2日、今日からメーター交換のため、車輌を預けて来ました。
今のところ、体感的ではありますが、およそ総走行距離は1300Kmくらいです。しかし今度のメーターは中古品のため、7000Kmくらいのようです。このあたりは整備の目安となるので忘れないようにしておかないといけませんね。
 ブレーキのセンサーは前もって発注してあるのかと思いきや、純正か否か決めていなかったので、メーター交換をしている間に取り寄せると言う事で、一週間ほど預ける事になりました。

 交換後のメーターの具合を見て、もし純正のメーターは具合が悪いと言う事になれば、スタックなどのアフターマーケットパーツに交換と言う事になります。そうすると、年末に考えていたマフラー交換が先に延びてしまう・・・。
しかしどちらが先かといえば、メーター交換の方が重要です。

 2006年9月7日、とりあえず、メーター交換の方は終了しました。
が、ブレーキランプセンサーについては発注ミスがあり、来週に持ち越し・・・。

 で・・・そのメーターなのですが、スピードメーターと油温に関してはおよそ正しく表示されているようですが、タコメーターは振り切ってしまうし、オドやトリップメーターもほぼ倍の値を示します。タコメーターは、851ccエンジンのものを400ccエンジンにそのままつけているのだから、倍くらいの誤差が出て当然でしたね・・・。
 フュエルメーターも、センサー自体が違うので正しい値を示してくれないようです。これはセンサーが違う以外にも、タンクの容量も違うので当然ですね。
譲っていただいた851用のメーター
 せっかく取り付けたのに、微妙に仕様が違うらしく、期待した結果が得られませんでした・・・。

 しばらくはこの状態にしておきますが、早い段階で代用のメーターをピックアップしておかないと、具合が悪いです。
 バックライトの光量もバッチリで、いけるか!?と思ったのですが、考えが甘かったようです。

 2006年9月24日、1週間遅れでリアブレーキランプのセンサーを交換。DUCATI純正のようです。
これまで少々硬く感じたフットブレーキのアームのタッチがやわらかくなって、ストロークも深くなり、これはこれで良い感じです。

 で、メーターについて色々話し合った結果、とりあえず私の純正メーターを修理に出して見ることになりました。
今つけている851(906)用のものは400に合わせるのが難しく、新しく他のメーカーのものをつけるのはコストも高いし、純正メーターのイメージを維持するのが困難な為、ダメもとで修理に出してみます。

 修理がうまくいかなければ、アフターマーケットパーツか、福田モータース以降のビアンカのようにGSX−R用のアナログメーターをつけるか・・・。いずれにせよ大変な作業になってしまいそうです。

 2006年9月24日、tesiに乗るようになって初めてのツーリングに行ってきました。
 mixiというコミュニティで接するようになった知る人ぞ知る「高橋名人」と、その仲間とともに軽井沢方面へ行く事になりました。
 何箇所か設定してあった待ち合わせ場所の中、私は関越の三芳PAで待ち合わせ。
少し余裕を持って出かけ、ガレージから谷原交差点の角にあるスタンドへ向かい、とりあえずガスを満タンに。谷原の交差点付近は少し渋滞していて手間取り、待ち合わせの時間にギリギリでした。しかし谷原の交差点を曲がり、関越に向かって少し行ったあたりでバックミラーに見覚えのあるバイクが写りました。
 パン・ヨーロピアン、高橋名人のバイクです。ああ、ほぼスケジュール通りだと思いながら関越に乗ってランデブー走行をして待ち合わせ場所へ。さすがに向こうも気づいていたようです。
浅間牧場前でのワンショット
 関越から上信越、そして松井田妙義で降りて「おぎのや」で釜飯。そこから軽井沢方面へ向かい、浅間牧場で濃厚なソフトクリームを食べながら、動物と戯れて一休み。
 後は来た道を引き返して帰路に着きました。

 初めて長距離走行してみましたが、腰が痛くなってしまいました・・・。
 道中ではもちろん峠道でワインディングを楽しむ事が出来ましたが、テージで初めて走る右へ左へのくねった道ではどうもいまいちコツがつかめず、最初に走った碓氷峠では何度かセンターラインをはみ出してしまいました・・・。古い道路だったせいか路面が結構荒れていて、道路の端には落ち葉があったりしていまいちバイクを倒し込む事に恐怖を感じてしまった上、少し疲れが出てきて、腕に体重を乗せて当て舵ぎみに走ってしまったのも悪かったようです。

 碓氷峠での反省点を考えながら、帰り道でのワインディングでは、腕の力を抜くように意識して腰をずらし、ステップに体重を乗せるように下半身でバンクさせる事を心がけて走っていたら、スムーズなコーナリングをさせる事が出来たように思います。もっと峠道を走りこんで、もっと上手く乗れるようになりたいですね。