TESI1D400Jをフォルゴーレビアンカにするまで page.5
2006年4月15日、2週間前くらいにふと気がつくと、左のオイルクーラーからオイル漏れの跡が・・・。
少々不安だったので、先週末の9日にオイルラインのボルトを締めなおしてもらったのですが、帰り道にまたもやオイル漏れが起きてしまいました。そのまま見過ごすのは心配だったので、すぐに電話連絡をして回収しに来てもらいました。
日が暮れて暗い中、ちょっと開けたスペースにバイクを止めて、回収を待つ。
あたりが暗かった為、オイル漏れの画像は撮影できませんでしたが、とりあえず街灯の明かりを頼りに、そのときの様子を写真に収めておきました。
実は問題の起きた場所は、納車前にエンジンをかけるとオイルが噴出していた場所で、オイルラインとクーラーをつなぐパーツにクラックが入っていた為、交換していました。しかし、それを留めるOリングを使いまわしていたのが良くなかったらしく、じわじわと漏れ出していた模様。
とりあえず問題の部分のOリングを交換し、20kmくらい走ってみましたが問題は再発しなくなりました。
また、このOリング交換の時にメカニックの方がテスト走行をした際、キャブレターのセッティングが良くない事を確認したので、ゴールデンウイーク明けあたりから、キャブレターのセッティングと各部の点検に入る予定。
(私は今のところ5000回転縛りで走っているので気がつかなかったのですが、メカニックの方が様子を見ながら上を回してみたところ、丁度5000回転より若干上の辺りでトルクの谷があり、ぜんぜん伸びないらしいです)
2006年4月30日、これまでわりと頻繁にホワイトハウスに立ち寄っては、今年の10月くらいを目標に外装交換の準備をしていくつもりであれこれとフォルゴーレビアンカについて話をしていました。
しかし最近になって気分も盛り上がり始め、ホワイトハウスのスケジュールなどを含めると、予定を早めて夏くらいに仕上がるようにした方が、何かと都合がいいのでは?・・・慣らしを終えてゴールデンウイークを過ぎたあたりでやってしまおうか!ということになってきました。
tesiを手に入れてからというもの、事あるごとにあれこれと妄想を膨らましてはボディカラーやラインのとりまわしなどをスケッチしたりしていました。最近になって原点に立ち戻り、やっぱりbimotaらしいカラーリングが一番落ち着くんじゃないか?と思い始めて、ほぼこんな感じで行こうというイメージが出来ていたので、プリントアウトしてホワイトハウスに持っていくことにしました。
散々考えた挙句に一周して戻ってきた、原点のbimotaカラーリング。
パールホワイトをベースに、イタリアンレッドで包み込み、ボディの形状に合わせてホワイトのラインを残してガンメタでキリッと引き締めてみました。
一応、出来る限りビアンカのベースカラーリングから離れないように、自分なりのアレンジを盛り込んだ結果です。
これを元にして、ホワイトハウスのデザインスタッフの方々がバランスよく落とし込んで、より美しく仕上げてくれる事と思いますが、実車になったときにこのカラーリングがどう見えるのかが楽しみです!
一番難しいのは、ミラーの張り出しているアッパーカウルの色分けだと思います。
これまで世に出ているビアンカのカラーリングはすべてライトまわりと同色で処理されていたのですが、ここだけはどうしても塗り分けして見たかったのです。
難しい理由は、前から見ると切れ込んで見えるミラーのステー部分ですが、丁度ミラーの下あたりからアッパーカウルに滑らかになじんでいって、後ろ側では、面が一体になっています。そのため、ここを左右対称に、綺麗に面切りしないとならず、手間のかかる塗装になると予想されます(スタッフの方には申し訳ありません・・・)。
2006年5月12日、とりあえず、キャブレターのセッティングの為にtesiを預けてきました。
それともうひとつ。実は今使っているヘルメットはかれこれもう6年も前に買ったもので、3月にスクーターでこけたときの傷もガッツリ残っていたりして、そろそろ換え時かな?・・・というわけでヘルメットの注文をしてきました。
しかし、ただ注文をしただけではありません。せっかくバイクをFolgoreBiancaにするのだから、ヘルメットもそれにあわせてペイントしようということになりました!
これがそのヘルメットのデザイン案です。
ヘルメットのカラーリングデザインって難しいものですね。デザインできる範囲が限られてるし、あまり派手なカラーリングは好みではないので、こんな感じになりました。
基本的には、Biancaのカラーリングに合わせてあります。
もちろん、このデザインをそのまま使うわけではなく、ここから先はペイント担当の方が、レイアウトやデザイン等をヘルメットの形状に合わせてクリンナップしてくれます。担当の方と話した感じでは、全体のラインのとりまわしがあまり細かいパーツに干渉しないようにするのと(デコボコして見えてしまうので)文字がバイザーのホルダーにかかっているので、それを回避するようにすること、後は後頭部のスペースが寂しくなりすぎないようにラインの位置を調整すること。
ちなみに現在、ヘルメットの塗装は予約がいっぱいたまっていて半年待ちということですが、車体の塗装もあるので、若干スケジュールの調整はしていただけるかも?・・・それでも3ヶ月後くらいだろうと言うことです。
2006年5月22日、キャブレターのセッティングが完了しました。
結局ジェットなどは変更せず、微調整だけで対処したようです。走ってみても、明らかに変わったとは判断しにくい違いですが、5000回転あたりでアクセルをあけても、もたつく感じは消えたかな?
ついでに前から気になっていたサスペンションの調整もお願いしていたのですが、むしろこっちの方がやっかいだったようです。どうにも硬いのはこのマルゾッキサスとリンクの特性上避けられないようですが、別体式のガスタンクの中が空っぽになっていたらしく、そもそも本来のサスペンションの性能すら出ていなかった模様。
まずはタンクに窒素ガスを封入して様子見です。ゆくゆくはS-Kitを導入したいけど、手に入らないものだし高価だし・・・。
2006年5月28日、外装交換に向けて色々と準備中です。
実はすでに着々とFolgoreBiancaのFRPは仕上がっています。まだ型からはずして仮カット状態なので、車体にかぶせられる状態にまではなっていません。
400用のシートカウルは、851(906)の物とは若干違いがあります。400Jはタンクの容量が多く、シート際の形状が851(906)のそれとは異なり、少し出っ張っている上にフレームぎりぎりまで下に伸びています。そのせいで、シートとタンクの境目の辺りを若干加工する必要があります。
こうして見ると非常にタンクがでかいですね。
赤いシートレールぎりぎりまでタンクが伸びているので、このためにシートカウルの加工が必要となります。
それにしてもエンジンまわりのアルミで作られたブラケットが美しいですね。ノーマルのカウルは、せっかくの美しいパーツを覆い隠してしまっているので、もったいないです。
Biancaの外装は、この美しいブラケットをきちんと見せつつ、ボリューム感のあるスタイルを実現しています。
メーター等もすべて外され、走る為の最低限の装備しかありません。そのうちフェンダーなども外され、得体の知れない車輌になってしまうのでしょうか。
ホイールベースの割りにコンパクトで、Biancaのシートカウルも驚くほど短く(小さく?)感じました。横幅はそれなりにボリュームがあるんですけどね。
そして、カウル製作に入るために引っ張り出してきてもらったビアンカ用の型です。
これはアッパーカウルの型で、この型にゲルコーティング剤をひいて、FRPを手作業で張り込んでいきます。青く見える内側に張り込んでいくわけですが、この型が割れてしまうと、2度とビアンカのカウルは作れなくなります。
こちらはシートカウルです。
タンクからテールエンドまで一体ですが、思ったよりシートが短いので、意外に小さく感じます。
15年も前に作られた型がいまだに残っているとは・・・おかげで夢を実現させる事が出来て、本当にありがたいです。