TESI1D400Jをフォルゴーレビアンカにするまで page.4
 2005年11月27日、本日無事に納車となりました。
6月末に車輌を持ち込んでからほぼ5ヶ月かかってしまいましたが、こうして乗れるようになったのはとてもうれしいです。一時はもう動かないんじゃないかと不安になった時期もありましたが、ようやく初めてのLツインサウンドを体感するのと同時にテージの面白さをも楽しむことが出来ます。
 実はまだガソリンコックの根っこを止めてるOリングを古いまま流用している部分が不安要素ではあるものの、今日数キロ走ってみた状態では大丈夫なようです。


テージのデジタルパネル
 これがテージ特有のデジタルパネル。
走行距離は走行テストをした後でも、まだ23kmしか表示していません。走行テストの距離は、その右に表示されている19kmです。ということは、持ち込まれた時点では4kmだったということですね。
(車検証上では、走行距離0kmになっていました)
 ショップの周りを一回り、というわけではなく実際に走ってみると、意外にも前傾がきつく感じてきます。シート高も80cmというスペックからは想像出来ないくらい足つき性が悪く感じますが、これはシート幅が太い事が原因。そのぶん走行中のポジションには余裕があります。
 メインパネルに表示される情報より顎の下のインジケーターを見ることのほうが多いので(ニュートラルやウインカー表示等)少々不便に感じます。ホワイトハウスからスタンドに向かい、ちょっと遠回りして借りているガレージまでの短い距離を走りながら、ようやくニュートラルへ入れるコツをつかみました。何のことはない、止まっていると入らないだけでした。ハンクラッチでぬるっと動いている間にクンッと入れれば、パッとNマークが点灯します。ちなみにガソリンを満タンまで入れてみたところ、22Lまで入りました。

 2005年12月3日、今日は走行距離を稼ぐ為にひとっ走り・・・と行きたいところでしたが、どうもテールランプが点かないようだ。走行中に信号待ちでとなりについたライダーさんにも肩をつつかれて「テールのランプが切れてますよ」と、ご親切に一声かけていただきました。
 寒空の中、暖を取りたかったこともあり、一路ホワイトハウスへ。
理由は何のことはない、きちんとはまっていなかったソケットが走行中の振動か何かではずれてしまっただけだったようです(そのくらい自分で確認しろ!という突っ込みはなしで 笑)。
22Lと表示されているメーターパネル
 現在、他にmixiというコミュニティサイトで同じようにテージの情報交換をしています。
 そこでちょっと話題になったのが、テージのタンク容量です。
公式のスペックでは851や906では16L、400Jは12Lとなっているのですが、実際は先週書いた通り22Lくらい入りました(写真)。
実際851や906のオーナーの方は、16Lでほぼ間違いなかったのですが、400Jは調べているうちにどのオーナーの方も20L以上入るようです。
 今のところの結論としては、851や906はフュエルポンプがタンクの中に装着されているため公式通りで、400Jはポンプが外付けになったのでタンク容量が増えているのではないか?という感じです。

 2006年1月14日、書き忘れていたので追加。
納車時の話ですが、元々ビモータのバイクは走行中の充電が3000回転以上じゃないと機能しないらしく、あらかじめ対策のためにバッテリーを充電しやすくする為の充電キットを装着しました。
オプティメイトバッテリーメンテナー
配線の取り回し位置
 これは家庭用電源につないでいる間、常に適正な充電を行なってくれるもので、つなぎっぱなしにしていてもOKという便利な充電器です。
 まだこれのお世話にはなっていませんが、冬場は寒さや積雪などで乗れる機会が減る事もあるので、間が開いてバッテリーが減っているときになかなかエンジンがかからなくても、心に余裕が持てるという意味で強い味方になってくれるでしょう。
 これが実際に配線してある状態です。
真ん中にうっすらと囲ってあるコードが、バッテリーにつないであるもので、必要なときにこのコードを充電器に接続する事で充電を行ないます。
どう配線するかは自由なのですが、私の場合はカウルを外したりボディに変な改造をしなくてもいいように、写真の位置のステアリング下、オイルクーラーの間辺りにコードを引きました。

 2006年2月5日、前からやろうと思っていた、オートスタンドをキャンセルしました。
bimotaに限らず、割とイタリア車には車体を起こすとスタンドが跳ね上がるようなスプリングの取りまわしがしてあって、日本では馴染みのない設計になっています。
ノーマルのオートスタンド状態
変更したオートスタンドキャンセル状態
 これがノーマルのスタンドです。
スプリングがスタンドに対して平行に取り付けてあり、スタンドが地面から離れると、スプリングの張力でスタンドが上がります。
 知らない人が跨ったりすると、気づかないうちにスタンドが上がっていて、立ちゴケの原因になったりして危ないのです。
(知らない人が跨る事自体があってはならない事ですが)
 で、こうすることによってスタンドが勝手に上がってしまうのを回避します。スタンドに対してスプリングがクロスするように取り付けられていて、スプリングの張力を反対方向に逃がします。
 若干スプリングがスタンドに干渉するのですが、ガリガリ削るほどではないし、リスクを考えるとこのほうが良いと思います。

 すでにオートスタンドに慣れてしまっていたのか、今は逆に違和感を感じていたりしますが。

 2006年2月19日、今日は少し早めのオイル交換をしました。
オートスタンドを加工したときに、少々オイルが漏れていたのをだましだまし乗っていたのですが、ガレージの床にシミが出来るくらいになっていたので、目標の500kmには至らないうちにオイル交換をしてしまいました。

 まだ走行距離385kmと少ないものの、フィルタ部分のオイル漏れが目立つので仕方がありません。
他にもエンジンのヘッドカバーからの滲みや、納車前に交換したオイルクーラーのつけ根部分も怪しいとのことで、慣らし中に一つ一つ問題をつぶしていければ良いと思っています。

それより今気になっているのは、tesi1Dシリーズに使用されているウインカーをビアンカ用に2個手に入れなければならないのですが、もうパーツが手に入らないかもしれない事です・・・。

とりあえず方々を当たっていますが、手に入らなかったらどうしよう・・・。

 2006年3月7日、探していたウインカーが手に入りました。
残念ながら新品ではありませんが、それでも十分使用に耐えるだけのものでよかったです。あまり良くない中古品と聞いていたので、どんな状態のものかと心配してしまいました。
 今回手に入ったのはこれひとつですが、実はもうひとつ見つかっています。それは事故車回収品らしく、レンズの目立つところに大きな傷がついている為に倉庫の奥に眠っていたものなので、本来売り物ではなかったのですが、外装交換の為にどうしても必要という事情を解っていただけて、譲っていただく事になっています。
 問題があるとすればレンズの螺子穴の周りがひび割れている事と、中にあるはずのバルブの反射板(銀色の板)が入っていなかったことです。
レンズのひび割れは少し心配ですが、無事手に入ってよかったです。
手に入ったウインカー
 欲を言えば、この二つのウインカーは中古品なのでそれなりに傷や欠けがあり、新しく作り起こす外装にあわせるには少々寂しいので、可能な限り新品のレンズを探してみるつもりです。
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