☆BCL-Broadcasting Listening ☆
BCLとは?? ~短波放送の魅力~/ベリカードの書き方ラジオ放送には一般的に中波(MW)、短波(SW)、超短波(VHF)があります。おもに短波は遠距離の国際放送が行われています。BCL(Broadcasting Listening)は、その海外の放送を聞く趣味のことです。短波は国際放送以外にもアマチュア無線にも使われています。
これは短波が何度も電離層で反射を繰り返し伝わるからです。また電離層の状態は太陽黒点の活動で大きく影響されます。そのため短波の受信は年、季節、時間、アンテナによって大きく変化します。
ですので短波放送は以上のことを考慮して季節によって周波数を変更したり同じプログラムの放送を、いくつかの周波数で放送したりしています。
△ラジオの王様と言われた”WORLD ZONE23 CRF-230B” 今でも現役で活躍しています
★受信報告書の書き方★
受信報告書(PDF)はこちらです. ご自由に、お使いください.
BCLの楽しみの中でベリカードを集めることがあります。このベリカードを貰うためには放送局に受信報告書を送らなければなりません。海外の放送の電波が世界のどの地域まで届いているかなどを受信状態を知らせて頂く代わりに、放送局が感謝して送ってくれる礼状のようなものです。そのため受信報告書は正確でなければなりません。
主に受信報告書には以下のことを記入すれば大丈夫です。
①放送局名
②受信周波数
③受信年月日と時刻、曜日
④受信時間
⑤番組内容
⑥受信状況(SINPO)
⑦使用受信機
⑧使用アンテナ
⑨受信者の氏名と住所
⑩受信者の年齢・職業など
日本語放送を行っている放送局は日本語で受信報告書を記入すれば大丈夫ですが、英語ならどこでも通用します。
また、返信用にIRC(国際返信券)を入れる必要があります。日本のラジオ局の場合は50円切手を同封すれば大丈夫です。
SINPOコードとは…
S…Signal ST-rength(電波強度)
I…Interference(混信)
N…Noise(雑音)
P…Propagation(伝播障害)
N…Ovarall Rating(総合評価)
という世界中の放送局が認めている受信状態の表記です。
記号/程度 | S (信号強度) |
I (混信) |
N (雑音) |
P (伝播上の障害) |
O (総合) |
5 | 最良 | ない | ない | ない | 最良 |
4 | 強い | かすかにある | かすかにある | かすかにある | 良い |
3 | かなり強い | かなりある | かなりある | かなりある | やや良い |
2 | 弱い | 多い | 多い | 多い | 良くない |
1 | かすかに聞こえる | 非常に多い | 非常に多い | 非常に多い | 使えない |
受信報告書・書き方の例↓
あとは封筒に
・放送局の住所(インターネットで調べることができます)
・封筒に”受信報告書在中”と記入
・受信報告書と返信用切手を同封
国内のラジオ局でしたら2週間ほどでベリカードが送られてくると思います。またホームページなどに受信報告書についての指示が書いてあることもあるのでチェックしてみてください。