■第1話 出撃! どれい獣を倒せ 遠い昔、地球から遙か遠く離れたキャンベル星からやってきて、地下で深い眠りについていたキャンベル星人が、ついに目覚め地球侵略を始めようとしていた。 しかし、そのキャンベル星人の地球へ飛来と襲撃を予測していた人物がいた。 “地球で最優秀の頭脳”と呼ばれる南原猛博士だ。 彼は、超電磁ロボ コン・バトラーVを作成し、全国から才能有る若者を4人集めた。 更に自分の孫娘・ちずるを加えた5人をコン・バトラーVを形成するバトルマシンのパイロットとし、チームを組ませた。 かくして、オレアナ・ガルーダ親子率いるドレイ獣との戦いが切って落とされた! いきなり乗った戦闘機を瞬時に自由自在に操れるようにしてくれた、あのヘルメット。 直接脳細胞に操縦法を写してくれるってのは便利、便利。 私も欲しい…。 サブタイトル一覧へ戻る ■第2話 不死のどれい獣ゾンビ 急造チームである豹馬達。南原博士の指揮の元、特訓を続けていた。 とりあえず、コンVを見学に来た各国首脳に腕前を披露できるくらいまでにはなったが…。 出会って、まだ日の浅い5人。 チームの統率が出来ておらず、チームワークは滅茶苦茶。 突然来襲したドレイ獣への攻撃も協力し合えず、特に豹馬と十三は張り合っていた。 ドレイ獣ゾンビは、そんな彼等にやられたフリをして油断を誘った。 そんな折り、南原博士が探していた彼の親友、四ッ谷博士発見の一報が入り、南原博士は四ッ谷博士を迎えに行こうとしたが、その途中、やられたフリをしていたドレイ獣ゾンビが活動を再開。 南原博士の乗ったジェットミニを攻撃。 ジェットミニは空中分解した。 ドレイ獣は何とか撃退できたものの、司令官である南原博士は重傷を負ってしまった。 ドレイ獣ゾンビに対して使われたコンVの武器“熱線砲”。 コレは、この回のみの使用であった。 サブタイトル一覧へ戻る ■第3話 どれい獣ゼンダの罠 南原博士は、自分の傷が思いの外深く、後10日ほどの命であるという事を医師の立ち話によって知ってしまった。 南原博士の命で豹馬とちずるが、網走から連れてきた四ッ谷博士は、南原博士の協力要請をあっさり断り帰ろうとしたが、南原博士の説得で一緒に出掛けることに。 地球の自然をキャンベル星人に破壊された様を目の当たりにする。 そんな2人の近くでコンVと双子ドレイ獣ゼンダの死闘が繰り広げられた。 ガルーダはコンVがコンピュータ制御ではなく、人間が直接操縦していることを知り、ゼンダにコンVへ急激な加速を与え、操縦者にダメージを与えるという戦法を授けていた。 スピードに強い豹馬のがんばりで、ゼンダを倒すことが出来たものの、近くにいた南原博士は、まともに爆風を受け死期を早め、四ッ谷博士にコンVと地球の未来を託して息を引き取った。 四ッ谷博士は南原博士にキャンベル星人を倒すまで決して諦めないと誓いを立て、指揮を引き継ぐのだった。 この回のみの使用だった“超電磁うずまき”。 “竜巻”が磁界で相手の動きを封じるなら“うずまき”は、相手を痺れさせて動きを封じるように見えたが、実の所はどうなんだろう? サブタイトル一覧へ戻る ■第4話 特訓! 超電磁ヨーヨー ドレイ獣デモーラは、強力な溶解液を使い何でも解かしてしまう。コンVも例外ではなく、苦戦を強いられた。 捨て身攻撃で何とかデモーラを撤退させることは出来たが、2度も同じ攻撃が通用する訳もない。 四ッ谷博士は、デモーラ対策で頭を悩ませた。 デモーラの溶解液に対応できるのは、開発されたばかりのアルファ鋼だが、量が少なく、コンVの腕を作ることもできない程だった。 一方、ガルーダはデモーラの強化を進め、同じ戦法が通用しないようにしていた。 小介の提案で、 「ヒントくらいは思いつくのでは…」 とデモーラ対策を考え始めた豹馬達だったが、良い案は浮かばなかった。 が、豹馬の何気ない一言からヒントを得て、四ッ谷博士はアルファ鋼で新武器 “超電磁ヨーヨー” を作り上げた。 離れた所から攻撃し、尚かつ手元で超電磁の紐を使って操作できる超電磁ヨーヨーのお陰で、コンVはデモーラに勝利することが出来た。 主題歌に歌われているので最初からあった武器と勘違いしがちだが、超電磁ヨーヨーは、この回からの追加武器。 珍しく実写画面が組み込まれ、ヨーヨーの (当時の) 世界チャンピオンの妙技が見れた。 サブタイトル一覧へ戻る ■第5話 コンバイン! 危機一髪 小介の両親が暮らす北海道・阿寒湖の湖畔。 阿寒湖でマリモの研究をしている父はマリモが水が汚れた影響で死んでいくのを見て苛立ち、ろくに食事もとらない。 小介は、そんな父の様子を心配する母からの手紙を見て沈み込んでしまい、訓練にも身が入らなかった。 そんな時、ガルーダは阿寒湖に基地を建設するため、阿寒湖にドレイ獣を送り込んだ。 現場に到着した小介は、燃える実家とドレイ獣の攻撃のために重傷を負った両親を見つけ救出。 コネクションの病院に収容した。 バトルチームが一旦帰還した隙に、ガルーダは阿寒湖に基地を建設。 その偵察のために、小介以外のメンバーは再度出撃した。 一方、小介は手術室の前で両親の無事を祈っていた。 が、手術前に無理して小介に会いに手術室から出てきた母に叱咤され、小介は阿寒湖に向けて出撃。 コンバインしてドレイ獣を撃退、敵基地も破壊したのだった。 普段、大人びた口調の小介だが、母の手紙を無くしたときの同様ぶりや、自分の感情を殺せない所なんかは、やっぱり子供だね。 サブタイトル一覧へ戻る ■第6話 大将軍ガルーダの挑戦 ガルーダは豹馬の戦闘センスの良さに感心し、味方に引き込めないかと考えた。 そんな時、豹馬が孤児を預かる施設 “太陽学園” の出身と知り、自分達が捕まえた奴隷人の中から太陽学園で預かる孤児の親を探し出し、彼等と豹馬の人質交換をしようと言い出した。 豹馬は人質交換に応じた。 人質交換は、太陽学園近くの海岸で行い、ガルーダは豹馬の身柄と引き替えに奴隷人を解放した。 その直後、十三は豹馬を助けようと物陰から敵兵士を狙撃。 豹馬は逃げようとしたが、ガルーダに阻止される。 「一度は味方にしようと思った男、命だけは助けてやろう」 と殺しこそしなかったものの、ガルーダは豹馬の両腕を銃で撃ち抜き潰してしまう。 腕が使えなければ、ジェットの操縦は出来ない。 死んだも同じ…と。 すぐさまドレイ獣を出撃させるガルーダ。 一方、手術が済んだものの、腕が使えない豹馬は、四ッ谷博士に無理を言って “脳波操縦装置” を使用して出撃。 見事、ドレイ獣を撃破するのだった。 後の話に “脳波操縦装置” の応用版(?) “脳波リモコン” が出てくる。 これは、ヘルメットに組み込まれており、バトルマシンを各自の脳波によって遠隔コントロールできるという代物である。 サブタイトル一覧へ戻る ■第7話 絶叫! 俺の腕を返せ 再起不能となった豹馬の両腕は切断、人工細胞を利用したサイボーグ義手を移植することになった。 それを知ったガルーダは、奴隷研究員の中に人工細胞の開発者である勝田博士がいた事を思い出し、「奴隷身分の解放」 を条件に彼に協力させる。 勝田博士はコネクションに姿を現し、豹馬に気付かれないよう義手に毒を注入。 毒によって義手は腐り始め、豹馬に激痛をもたらした。 ガルーダの元に戻った勝田博士は、用無しとばかりに作業現場に落とされる。 そこで、かばい合い助け合う奴隷人の姿を目にし、自分が間違っていた事に気付く。 ドレイ獣の攻撃に豹馬抜きで出撃するバトルチームは大苦戦。 そんな時、敵兵士の隙をつき、勝田博士はコネクションへ解毒剤の組成を通信で伝えてきた。 が、彼は無惨にも撃ち殺されてしまった。 四ッ谷博士は、勝田博士の通信で知った組成を元に解毒剤を作って豹馬を救い、ドレイ獣はコンVによって撃破された。 肘の上まで腐りかけた腕の激痛に耐えながら、何とか出撃しようとする豹馬の根性は、見事だった。 サブタイトル一覧へ戻る ■第8話 大逆転! 必殺二段射ち コネクションでガードマンを勤める老人、真岡は元警部補の名射撃手。 十三に射撃のコツを教えた人物である。 警察を退職後、コネクションに再就職していた。 ドレイ獣がコネクション破壊を目的として攻撃をしてきたが、バリアとコンVのお陰でコネクション破壊は失敗に終わった。 ガルーダは、コネクションのバリアを何とかしようと “奴隷人作戦” を考えつく。コントロール装置を取り付けた奴隷人を使い、真岡にコントロール装置を取り付けさせ、奴隷人にしてしまう。奴隷人化した真岡は、コネクションのバリアシステムを破壊、ちずるを人質にしてしまった。 修理強化されたドレイ獣が再び攻撃してきた。 豹馬、大作、小介の3人は先に出撃。 十三は真岡の首筋のコントロール装置を撃ち落とそうとするが、死角に入るため、それができない。 「角度と距離さえ読めるようになればええのや」 …以前聞いた、真岡の言葉が十三の脳裏に甦る。 十三は拳銃とライフルの両方を使い二段撃ちで死角にあったコントロール装置を撃ち落とす事に成功。 ちずると共に出撃。コンバインしてドレイ獣を撃破したのだった。 投げた拳銃のトリガーをライフルで撃つとは…。 拳銃の照準合わせてないのに、良くコントロール装置を打ち落とせたよ。 サブタイトル一覧へ戻る ■第9話 憤怒のどれい獣キール とあるビルの地下駐車場に巨大な卵が出現。 何も知らない豹馬達は、卵をコネクションに持ち帰る。 コネクションでは、敵に関する情報が得られないかと、卵をふ化させた。生まれてきたのは、奴隷獣キールの子。 愛らしく馬に似たような宇宙生物だった キールの子は、周りをイタズラし感電、ショックで暴れ出してしまった。 コネクション施設を破壊し、街の方に走り出したキールの子を豹馬は生け捕ろうとするが、十三は 「街に被害を与えないため」 と、キールの子を殺してしまう。 ガルーダは、ドレイ獣キールに我が子の悲惨な光景を見せ、地球人に対する憎しみをキールに植え付け、出撃させる。 そんなキールの気持ちを察してしまった豹馬は心乱し、コンバイン不能。 更に、ジェットはキールに墜落させられてしまう。 豹馬の戦士としての甘さに嘲笑うガルーダ。 ガルーダの親子の情を利用した卑劣な手に気付いた豹馬は、怒り爆発! 心を鬼にして、キールを倒す。 その後、キールの子の亡骸は、母親キールの沈んだ海に葬られた。 親子仲良く、静かに天国で暮らせますようにと、願いを込めて…。 幼い頃に両親を亡くした豹馬だからこそ、命の重さを良く知っていた。 だからドレイ獣の子とはいえ、同じ命あるものを簡単には殺せなかったんだね。 サブタイトル一覧へ戻る ■第10話 ロペットが恋をした ガルーダは、不可解な行動に出た。 街や村を荒らし、バトルチームが到着する頃には消えてしまう。 目的は一体、何なのか…? その頃、ロペットに変化があった。妙に気が利いたり、花を生けたり…。 実は2〜3日前から “ロボ子” という差出人からラブレターが届いていたのだ! 感情回路が見事に反応。 ロペットは、まだ見ぬロボ子に恋煩いしていた。 そんなロペットの元に 「ロボ子が面会に来た」 という知らせ。 喜び勇んで飛び出していき、海岸でロボ子とデートを楽しむが、実はロボ子はガルーダのスパイだったのだ。 隙を見てロペットにリモートコントロール装置を取り付けるロボ子。 出動したバトルマシンに間違った司令を出させ、空中衝突させてしまう。 ロボ子からロペットにバトルマシン破壊を命じさせるガルーダ。 ロペットが命令通り、バトルマシンを爆破の後、ガルーダは、日本列島切断作戦を決行。不可解な行動は、この下準備だったのだ。 しかし、コン・バトラーVは健在、ロペットが破壊したのは偽物だった。 ロペットは正常に戻り、コン・バトラーはドレイ獣を撃破した。 流石は 『地球で最優秀の頭脳』 が作ったロボット。 ロペットの人間くささは、場を和ませてくれるよね。 サブタイトル一覧へ戻る ■第11話 豹馬よ痛みの炎を跳べ 豹馬は操縦ミスを犯し、チーム全体を危機に陥れてた。 運良くドレイ獣の弱点をつく事ができ大事には至らずに済んだが、仲間達は豹馬を責めた。 最近、毎晩のように豹馬はコネクションを抜け出しているのだ。 「遊びが過ぎるので、操縦ミスを犯した」 と…。 仲間の声に、言い訳も弁解もせず、また今夜も車で出掛ける豹馬。 十三達は、そんな豹馬の後をつけた。 行き着いた場所はディスコだったが、それは豹馬が仲間を欺くための作戦だった。 そうとも知らず、十三達は豹馬に失望を感じていた。 車を猛スピードで走らせる豹馬。 実は、左の義手が拒絶反応を起こしているのだ。 何とか腕を自分の物にしようと、腕に緊張感を与え感覚を取り戻す特訓を続ける。 そんな時、具合の悪くなった女性を助け、街の病院へ連れていこうとしたが、また腕に拒絶反応が! 憤りを感じ、腕を叩きつけた時、閃いた。 ワザと腕を傷つけ、痛みを信号とし、左腕の眠りそうになる感覚を取り戻そうとする。 再び現れたドレイ獣。 拒絶反応と戦いながら、豹馬は叫ぶ 「これは俺の腕だっ!」 何とか勝利した時、豹馬は義手を完全に自分の物とし、事情を知った十三達とも和解するのだった。 結構、個人プレイが多い豹馬。 もうちょっと仲間を頼っても罰は当たらないよ。 でも、そこが豹馬のいいトコでもあるんだけどね。 サブタイトル一覧へ戻る ■第12話 決闘! 豹馬対ガルーダ 度重なる失敗。 ガルーダは、それを恥じて死を決意。 大将軍の誇りをかけて豹馬に決闘を申し込むことにした。 キャンベル星流の決闘方法で。 密かにガルーダを想うミーアは、勝手なことと知りつつ嘘を付いてギルアからドレイ獣を借り、こっそりグレイドンに乗せ、自分もガルーダと共に乗り込む。 バイクに乗って、つかの間の平和を楽しんでいた豹馬の頭上に突然グレイドンが出現。 そして、ガルーダの決闘を申し込む声。 豹馬は、決闘を受けてたった。 互いの両足が鎖で繋がれた状態で、海の浅瀬で剣を交える豹馬とガルーダ。 不安げにグレイドンから見守るミーア。 一進一退の攻防のは、互いの胸に剣を突き立てる状態で止まった。 倒れたガルーダの周りの海水に流血が広がっていく…。 取り乱したミーアは、こっそり連れてきたドレイ獣を出撃させ、ガルーダを収容。 しかし、余計なことをしたと責め立てられた。 他のバトルマシンがドレイ獣を引きつけている間に、豹馬は帰還。 血止めだけして出撃。 すぐに合体してドレイ獣と戦うが、隙をつかれて組みしかれてしまった。 ガルーダは、そんなコンVにグレイドンを体当たりさせようとしたが、ミーアの麻酔銃によって眠らされてしまい、体当たりは未然で防がれるのだった。 スパロボ大戦Fでは、手に鎖をつけ、ミーアの攻撃で腕を再起不能にされたけど、真相は全然違うんだよね。 サブタイトル一覧へ戻る ■第13話 死を賭けた友情 グランプリ・レースを見に行ったバトルチーム。 そこで豹馬は、かつての暴走族仲間、今はレーサーとなった荒川由美と再開する。 豹馬と由美がデートに行こうかとした時、敵出現のコール! デートはお預けに。 出撃するバトルマシン。 そんな彼等にドレイ獣は、ある映像を見せた。 それは、奴隷人バイク部隊に追われる由美の姿だった。 ガルーダは豹馬と由美の関係を知って、豹馬の動揺、戦線離脱を目的に由美を襲わせたのだった。 ガルーダの思惑通り、由美のピンチを見た豹馬は、彼女を助けるために戦線離脱。 由美の所に駆けつけたものの、一緒に敵に追われる羽目に。 敵に追われながら、豹馬は1年前、暴走族からコッソリ抜けようとして、リンチされそうになっていた所を由美に助けられた事を思い出していた…。 マリンの応援で、ジェットに戻るチャンスが出来た豹馬。 敵に攻撃されながらもジェットに近づく。 そんな豹馬を助けようと、由美はバイクのエンジンを吹かし、豹馬が止めるのも聞かず敵陣へ突っ込んだ。 「豹馬が好きだった!」 …その言葉を残して、由美は爆炎の中に消えていった。 敵の撃破後、豹馬は由美の自爆地点へ万感の思いで、花束を投下するのだった。 由美には途中でバイクから飛び降りて、バイクだけ突っ込ませて欲しかったな。 でも、そうなると行く行くは、ちずると三角関係になっちゃうかな? サブタイトル一覧へ戻る ■第14話 コネクション大爆発! ガルーダは国連総長を誘拐、地球人に総長の命と引き替えにコネクションとコンバトラーVの爆破を命令した。 四ッ谷博士は 『一時的なコネクションとコンVの爆破』 の要請を頑として拒んだ。 しかし、総理大臣が深々と頭を下げる様や、国防司令官の 「どうしても嫌というなら、反逆罪で逮捕する」 の言葉、そして何より四ッ谷博士自身が総長を見殺しにすることがやはり出来ず、渋々、要請を飲むことに。 バトルチームはコネクションとコンVの爆破決定に激怒。 コンVと心中覚悟で、コネクション内に立てこもってしまったが、四ッ谷博士に説得され、仕方なく避難することに。 四ッ谷博士は、南原博士より預かっていたコネクションとコンVの自爆装置の起動キー “オプティックスキー” を使用した。 ガルーダとの約束を果たすため、国防軍はコネクションに砲撃を開始。 爆炎の中、なんとコネクションの司令塔は地下へと沈み始めた。 実は “オプティックスキー” は自爆装置ではなく待避装置だったのだ! コネクションとコンV破壊に上機嫌のガルーダ。 コネクション跡地を見にやってきた所に地下からコンVが出現! 総長を救出し、ドレイ獣を撃破するのだった。 “ オプティックス (optics) ” = “光学” の意味。物の本によれば、 “光波” は “電磁波” であるそうで、なるほど超電磁の研究所にふさわしい演出である。 サブタイトル一覧へ戻る ■第15話 美しき戦闘員の涙 バトルチームは、地球への落下物調査しに出動。 落下物はカプセルで、中はもぬけの殻。仕方なく、カプセルをコネクションに持ち帰る事にして、その場を立ち去った。 その様子を陰から見ている者がいた。彼女はコスモバード。 心優しい、天使のような羽を持つ少女で、キャンベル星前線基地、レッド・ゾーンからの脱走者だった。 地球人と始めて接触する彼女は、警戒していたのだ。 美しい地球に感動したコスモは、地球に住みたいと思う。 そんな彼女の前にガルーダが出現。 彼女を捕え、洗脳を施し、額にレーザー装置を埋め込んでN市を攻撃させた。 ドレイ獣と違い、小さく高速で動くコスモを捕らえられずにいたが、四ッ谷博士の作戦で、コスモは捕らえられた。 すぐにレーザー装置を取り出す手術をし、洗脳も解かれた。 目覚めたコスモは、洗脳されていた時の事は何も覚えていなかった。 N市には、ドレイ獣が出現。 強力なバリアを持っており、攻撃が通じない。 一方、コスモは無理矢理ロペットから事の真相を聞き出し、泣き崩れる。 そして 「自分でまいた種は自分で刈り取らねば」 と自分の乗ってきたカプセルでドレイ獣に特攻、自爆してバリアを破壊した。 コスモの特攻でバリアが無くなったドレイ獣を倒したバトルチームは、コスモの魂に、きっと地球は自分達が守り抜いてみせると誓うのだった。 彼女、コスモバードは、後の 【ダイモス】 に出てくる “バーム星人” の原型なんだろうか? サブタイトル一覧へ戻る ■第16話 非常事態! 一号機墜落 コネクションに豆台風がやってきた。 豹馬すら手を焼くイタズラ大好き腕白坊主・飛田小太郎だ。 小太郎は、コネクション内をロペットの監視付きで見学中に、豹馬がヘルメットによって操縦法が指示される事を知り、コッソリ豹馬のヘルメットを持ち出し、ジェットを無断発進させた! 他のメンバーが救出に向かったが、間の悪いことに、そこへドレイ獣が! ジェットは墜落させられてしまった。 小太郎を心配しながら、ジェットの墜落現場にバイクで向かう豹馬。 当の小太郎の方はケロリとしている。 お仕置きしようとしたが、素早く小太郎は消えてしまった。 ドレイ獣を倒してからと考えながら、豹馬はジェットを戦線復帰させる。 しかし、何と小太郎はジェットの中にこっそり隠れていた。 小太郎の存在が邪魔になりピンチに陥るが、何とかドレイ獣を撃破した。 その後、小太郎はイタズラの罰として、ロペットは小太郎を見失った罰として、 「ごめんなさい」 と書かれた紙を付けてコネクション内の廊下に立たされるのだった。 ちずるのお風呂を覗いた1人が、この小太郎。 しかし、この子のイタズラは他の子とスケールが違うよ! サブタイトル一覧へ戻る ■第17話 意外! Vは地獄の使者 久しぶりに休暇を貰い、チーム全員で遊園地に遊びに来たバトルチーム。 楽しんでいるところへガルーダが差し向けた偽コン・バトラーVが遊園地を襲った。 「自分達がココにいるのに、何故?!」 豹馬達の疑問を余所に暴れまくる偽コンV。 急いでコネクションに戻るが、そこに待っていたのは国防軍の兵士達。 豹馬達は逮捕されてしまった。 必死に無実を訴える四ッ谷博士。 しかし、コネクション職員の証言は身内の証言として受け入れて貰えず、出動してないはずのバトルマシンが出動したように記録されていたりと、状況は不利。 とうとう、コンVは爆破処分されることになってしまった。 コンVの爆破処分を聞かされたバトルチームは留置場から脱走したが、失敗。 翌日、コネクションに連れて行かれる。 コネクションの敷地ではコンVの爆破準備は整っていた。 促されて爆破スイッチを手にする四ッ谷博士。 「止めろ」 と叫んぶバトルチーム。 その叫びも虚しく、コンVは爆破された。 それを見届けて、偽コン・バトラーが出現。 してやったりと四ッ谷博士はバトルチームに出動命令を下す。 実は、爆破したコンVは四ッ谷博士がロペットに用意させた偽物だったのだ。 本物のコンVで偽物の、コンVのハリボテを着たマグマ獣は撃破されるのだった。 『敵を騙すには、まず味方から』っていうの、良く出てくるよね。 サブタイトル一覧へ戻る ■第18話 発進! ガルガンチュア ガルーダは作戦を変えた。 3体のドレイ獣を使い、同時に世界各地を襲わせた。 四ッ谷博士は、ブリッテン国のピカデリー博士が作ったロボット “ガルガンチュワ” の出動・協力を要請したが、拒否されてしまった。 実は、ガルガンチュワには決定的な必殺武器・技がないのだ。 要請を断られ、ブリッテン国から帰る途中、豹馬、ちずる、四ッ谷はドレイ獣に襲われる。 ちずるは四ッ谷を連れ逃げることに成功したが、ジェットはドレイ獣の攻撃でブリッテン国内に墜落してしまった。 スパイ容疑を掛けられ、監禁される豹馬。 そんな時、3体のドレイ獣が出現。 バトルチームは豹馬抜きで出撃。 同じ頃、ピカデリー博士のやり方に疑問を持った博士の助手が豹馬を助けてくれた。 3体のドレイ獣との戦いに苦戦するコンV。 そんなコンVの姿と、助手の言葉に、ついにピカデリー博士はガルガンチュワで出撃。 しかし、やはり性能不足でドレイ獣にやられてしまった。 ガルガンチュワの助けで、2体のドレイ獣を撃破できたが、3体目に苦戦。そこへ破壊され、ランサーをかまえ立ったまま残されていたガルガンチュワがドレイ獣に倒れかかり、ランサーを突き立てた。その隙にコンVはドレイ獣を撃破するのだった。 ガルガンチュワが倒れたのは、まるでピカデリー博士の意志のように感じる。 2世は助手の手で、きっと完成するよね。 サブタイトル一覧へ戻る ■第19話 戦慄! 真っ赤な妖花 ガルーダは阿蘇山に太陽炉建設を始め、近隣の村や町から地球人を誘拐し、奴隷として働かせた。 自分の故郷の異変に不安が募る大作。 調査に来た故郷の村は、火山灰に覆われ、大作の家族も近所の人も人っ子一人見あたらなかった。 そんな中で見つけた奇妙な跡。 火山灰の上を這ったような跡は大洞窟まで続いていた。 大洞窟の前には巨大な樹木のような形をしたドレイ獣が、大洞窟をふさぐように立っていた。 しかも、近くに大作の妹・あけみの帽子が落ちている。 洞窟の中に村の人々がいるらしい。 単身乗り込もうとした大作は、ドレイ獣に飲み込まれてしまう。 何とか、ドレイ獣の中から脱出した大作は、敵兵士に化けて洞窟の中に潜入。 村人と家族を見つけた。 太陽炉が完成、始動の隙をついて村人を逃がす大作。 一方、大作が飲み込まれた事で、迂闊に攻撃できない残りのバトルチームは、ドレイ獣の様子を窺っていた。 クラフトの透視によって大作が既にドレイ獣の中にいないと分かり、更に大作からも連絡が入ったことからドレイ獣を攻撃、村人脱出をフォローした。 太陽炉は大作の活躍で大破、ドレイ獣もコンVの活躍で撃破された。 大作の弟が、大作の幼い頃によく似てるんだな、コレが。 サブタイトル一覧へ戻る ■第20話 卑劣! 博士誘拐さる 学会に出席するため、護衛の大作と一緒に出掛けた四ッ谷博士。 会場に着いた途端、キャンベル星人に襲われた。 怪我を負いながらもキャンベル星人を追いかける大作だったが、ついに博士は誘拐されてしまった。 ガルーダは、博士を拷問にかけ、コンVの弱点を聞き出そうとするが、なかなか白状しない。 そこでガルーダは、こっそりワインに自白剤を入れ、拷問でのどの乾いた博士に飲ませた。 コネクションでは、バトルチームが博士誘拐の報を聞き、博士の安否を気遣っていた。 大作は 「博士が誘拐されたのは、自分の責任」 と切腹しようとする始末。 そんな時、ガルーダがコンVに挑戦してきた。 博士がコンVの弱点を白状したというのだ。 驚くバトルチーム。しかし、誰も博士からコンVの弱点について聞かされていない。 不安はあったが、バトルチームは挑戦を受け、指定場所まで行った。 ドレイ獣は磁気ミサイルをコンVの腹に撃ち込もうとする。 弱点は腹にあるのかと思いきや、逆に腹は磁気を吸収する機関がありビックブラストを強力にしていた。コンVは、強力になったビックブラストを使ってドレイ獣を撃破。 驚くガルーダを後目に、笑いながらグレイドンを脱出する博士。 コネクションに戻ってから、奥歯に解毒剤を仕込んでいたと、種明かしをしてくれた。 結構、抜け目のないと言うか、侮れない爺さんなんだよね、四ッ谷博士って(笑) サブタイトル一覧へ戻る ■第21話 標的はマリンだ! 海で遊ぶバトルチーム。 捕った魚の大きさなどを競い合っていた。 その頃、ガルーダは次なる作戦を立てていた。 水中が得意なドレイ獣を使い、コンVではなく合体する前のバトルマシン、一番線と右脳力の低いマリンを標的とした。 コンVは、バトルマシンが1台でも欠けたら合体不可能。そこを狙ったのだ。 ドレイ獣は出撃、コンVと一戦交えた。 ワザとやられたフリをして湖に落ちたドレイ獣。 確認のために、ちずるはマリンを湖へと進ませた…罠とも知らずに。 ドレイ獣に襲われ、マリンは主翼をやられ、ちずるは気を失った。 ドレイ獣はコネクション襲撃に飛び去り、ちずるを案ずるチームメイトだが、コネクション防衛のために後ろ髪引かれる思いで、その場を後にする。 小介だけは、その場に残り、ちずるの無事を信じて彼女を起こす努力をする。 湖の底にめり込んだマリンのコックピットにクラフトの特性を活かして振動を与え、ちずるを起こすことに成功。 マリンは飛べないが合体は可能だった。 ちずる無事の報告を聞いて他のメンバーは、ドレイ獣を挑発。 コネクションから引き離し、湖の上で合体開始。 超電磁の力で飛べないマリンをフォロー。 無事合体してドレイ獣を苦戦しつつも倒すのだった。 普段、大人びた態度や口調の小介だけど、やっぱり子供な一面があって、ちょっとホッとするね。 サブタイトル一覧へ戻る ■第22話 冷凍獣よ君の星に帰れ ガルーダは、二万年の眠りから冷凍獣アイラス目覚めさせた。 アイラスは、何もかもを凍り付かせてしまう能力を持っており、格闘能力も高かった。 そんなアイラスと相対したコンV。 苦戦の末、致命傷を負わせたかに見えたが、アイラスの鎧が砕けただけだった。 しかし、その鎧はアイラスを操るための “指令メカ” だったのだ。 指令メカから解放され、自我を取り戻したアイラスは、コンVに向かって問いかけた。 「何故、私達は、戦わなければならないんだ?!」 …と。 コネクションにアイラスを連れ帰り、調査した結果、アイラスは昔、宇宙戦争の果てに消滅した惑星の生き残りであることが分かった。 故郷を無くした宇宙の孤児…豹馬は、アイラスに妙な親近感を抱いていた。 大人しくしていたアイラスだったが、ガルーダの 「故郷に帰りたくないのか?」 という言葉に動かされ、暴れ始める。 アイラスを止めよう出撃したが、アイラスを攻撃できない豹馬。 ジェットから降り、アイラスの足元へ駆け寄り問いかけた 「アイラスッ、俺達は、何故、戦わなきゃならないんだっ?!」 翻訳機を通さない異星の言葉だったが、心は通じた。 ガルーダが新たに送り込んだドレイ獣ゴルゴの攻撃から豹馬を守り、まるで雪が解けるようにアイラスは、その命を落とした。 ドレイ獣ゴルゴを倒した後、アイラスの冷凍光線がもたらした、季節はずれの雪が舞った。 まるで、アイラスの涙の代わりのように…。 ドレイ獣ゴルゴとその兄弟は、『質より量』 だったな(笑) サブタイトル一覧へ戻る ■第23話 裏切られた友情 十三の様子がおかしい。 原因は1年前、山口湖での “全日本ライフル射撃大会” で優勝を争ったライバル、山本一夫からの手紙だった。 大会では決着が付かず、同点優勝になったが、1年後に同じ場所で決着を付けようと約束していた。 しかし、いつドレイ獣が襲ってくるか分からない。 十三は約束を破る覚悟だった。 事情を知った四ッ谷博士と豹馬達は 「決着を付けてこい!」 と十三を送り出してくれた。 山口湖に付いた十三は、いきなり山本にライフルを向けられた。 実は、山本の実家の農場がキャンベル星人に襲われ、山本と十三が友人と知ったガルーダは、母親を人質に十三抹殺を命じたのだった。 潜んでいた兵士を見つけ、事情を察した十三は、クラッシャーで兵士を蹴散らした。 それを見てドレイ獣を出撃させるガルーダ。 応戦する十三だが、やられて墜落してしまう。 一方、十三に説得された山本は、一緒に戦う決意をした。 現場に到着した豹馬達。 マリンはクラッシャーを修理、他3機は時間を稼いでいたが、ガルーダはグレイドンに山本の母親をつるし脅してきた。 十三のアイディアで、山本と十三、そしてちずるのサポートで母親を救出。 コンバインしてドレイ獣を倒した。 戦い終わって、十三と握手を交わす山本は 「自分の負け」 と言うが、十三は 「今日のところも引き分け。 決着は、またいずれ付けよう」 と言い残して帰投するのだった。 山本君からの手紙、コネクションの住所が “東京都” になってるのに、気が付いた? サブタイトル一覧へ戻る ■第24話 死力だ! ちずるよ起て ドレイ獣との交戦中、突然コンバインが解けてしまった。 原因はちずる。 実は “心臓弁膜症” に冒されているのだった。 運良くドレイ獣の弱点を見つけ、ドレイ獣は撤退してくれたが、豹馬はちずるの不甲斐なさに腹を立て、きつい言葉を叩きつけた。 「戦いはゲームじゃない。 そんな甘ったれた考えなら、マリンを降りろ」 と…。 みんなに心配をかけまいと、ちずるは彼女の病気に気付いた山本女医を眠らせ、病の事を隠したが、小介にカルテを見られてしまう。 「みんなに秘密にして欲しい。 もし喋ったら、一生憎み続ける」 と小介に口止めし、再び出撃するちずる。 しかし、病気が災いし、ドレイ獣にマリンは飲み込まれてしまった。 ちずるの病気の事を知らない豹馬は、ちずるに叱咤し自力で脱出するように言うが上手くいかない。 そんな中、山本女医が他の所員に支えられて四ッ谷博士にちずるの病気の事を伝えに来て、豹馬達 (除く小介) は、ちずるの病気を始めて知るのだった。 ちずるは、メカフィクサーを利用し、何とか脱出に成功、コンバインする。 ちずるの病気を気にして豹馬は一気にドレイ獣との決着を付けた。 コネクションに帰って、ちずるの手術が行われた。 手術は成功。豹馬は、知らなかったとはいえ、ちずるにきつい言葉を言った事を詫びるのだった。 物の本によると、心臓弁膜症には 『弁口の “狭窄症” “閉鎖不全症” “両者の合併する狭窄閉鎖不全症” 』 の3タイプ有るとか。ちずるは “右弁栓狭窄閉鎖不全” だったね。 サブタイトル一覧へ戻る ■第25話 大将軍ガルーダの悲劇 オレアナは、ガルーダに愛想を尽かし、最高司令官の地位を解任することにした。 それを知ったミーアは、ガルーダにその事を告げられる前にオレアナへ 「自分がコンVを倒す。 見事成し遂げたらガルーダの解任を取り消して欲しい」 と願い出た。 オレアナの許可を得て、ガルーダが寝ている間にドレイ獣デモンで出撃するミーア。 彼女は、コンVと共に自爆して果てる覚悟だった。 ミーアの鬼気迫る攻撃にコンVは苦戦。 やがてコンVを抱き込み、自爆体制に入ったデモンだったが、自爆スイッチを押す直前にコンVに逆転され、戦闘不能になる。 目覚めてミーアの出撃を知ったガルーダは、急いでグレイドンで駆けつけた。 コンVは、突然現れたグレイドンに超電磁竜巻をかけてスピンで突進。 しかし、最後の力を振り絞ったミーアがデモンを盾にし、ガルーダを救うのだった。 焼け跡に倒れるミーアが微かに動いたのを見て、ガルーダは急いでミーアを収容し引き返したが、竜巻の影響か、空間転移が出来なくなっていた。 それを知った四ッ谷博士は敵基地発見の為、クラフトに追跡させ、ついにキャンベル基地を発見する。 一方、ミーアを基地に連れ帰ったガルーダは、ミーアを修理しようと足を踏み入れた工場で、自分と同じ姿をしたロボット群を見た。 自分がロボットだったと言う事にショックを受け、オレアナを恨み、今までキャンベル星人だと信じていた自分の滑稽さに笑い声を上げるのだった…。 大どんでん返し。 この回はミーアが、次の回はガルーダが主役。 コンVの影が薄いこと…。 サブタイトル一覧へ戻る ■第26話 オレアナ城大崩壊! ついに発見したキャンベル基地。 そこに乗り込むことになったコンVは、強化された機体で出撃した。 その頃、ガルーダは打ちひしがれていた。 基地内をミーアの亡骸と一緒にさまよい、作りかけの自分そっくりな巨大ロボットを見つける。 自分の兄弟とも言うべきそのロボット “ビックガルーダ” で出撃を決意した。 他の何のためでもない、自分自身のために…。 オレアナは、ガルーダの後任が来るまでの間、ギルアに代行を任せた。 やがて、コンVがキャンベル基地に突入。 ギルアはあっという間にやられる。 オレアナも正体を現し、ナルマグネ光線で応戦するが、ビックガルーダに乗ったガルーダに倒されてしまう。 ガルーダとコンVの最後の決戦が始まった。激しい死闘の末に、コンVが勝利する。 紅蓮の炎の中で、全てを出し尽くした悔いなき戦いに満足したガルーダは 「もう、そなたを離さない…」 と、しっかりとミーアを抱きしめ、そして爆煙の中に消えていった…。 感情を持ち合わせてしまったが故の、敵ながら悲しい最後だった…。 感情を持ってしまったことは、ロボットであった彼等にとって、何をもたらしただろうか? 最終的には悲劇だったが、もっと違った場所に生まれていれば、あるいは…。 サブタイトル一覧へ戻る ■第27話 マグマ獣驚異の大反撃 やっとつかんだ平和…しかし、それもつかの間の事だった。 キャンベル星から、新たな地球侵略軍がやってきたのだ。 女帝ジャネラの率いる総統ワルキメデス、将軍ダンゲルが宣戦布告をしてきた。 手始めに、ジャネラはコンV人形にナイフを突き刺した物を送り付け、バトルチームの動揺を誘う。 一方、ワルキメデスはメカゴキブリをコネクションに放った。 強力な顎を持つ小さなゴキメカは思った以上に強力でやっかい。 対応策が、なかなか見つからないまま、ゴキメカに格納庫侵入を許してしまい、バトルマシンに被害が及び始めた。 コネクション内部がゴキメカに苦戦していた頃、トドメを刺すようにダンゲルの操るドレイ獣より強力なマグマ獣が攻撃を仕掛けてきた。 なす術なく、防衛一方。 コネクションの被害は甚大だった。 そんなとき、ホンの偶然からゴキメカの弱点がアルコールであることが分かった。 格納庫にアルコール噴射! ゴキメカは一掃。 バトルチームは出撃した。 ダンゲルの操縦するマグマ獣は強力で、大苦戦のコンV。 「もうダメか…」 そう思ったバトルチーム。 そんな彼等に、四ッ谷博士は燃えさかるコネクションに立ち励ましの言葉をかけた。 四ッ谷博士の言葉に己を奮い立たせたバトルチーム。 大逆転で、マグマ獣を撃退するのだった。 この時、大作がゴキブリが苦手な事が分かったけど、あの体でロペットにしがみつく姿は、妙に可愛かった(笑) サブタイトル一覧へ戻る ■第28話 やった! ニューV作戦 強力なマグマ獣を相手にするためには、コン・バトラーのパワーアップが必要不可欠。 四ッ谷博士や小介、コネクション職員によるパワーアップ計画が、不眠不休で進められ、職員達の疲れはピークに達していた。 パワーアップ状況を見に作業工場にやってきた豹馬達。 しかし、現場監督である堀部源造技師長に邪魔者扱いされ、むくれてしまう。 パワーアップが完了しないうちに、マグマ獣がやって来てしまい、苦戦するコン・バトラー。 小粒の爆弾が張り付き、視界を奪われてしまったが、偶然、マグマ獣の弱点を責めることができ、一時的にマグマ獣を退却させることに成功した。 「パワーアップの作業が間に合わなかったからだ」 と、堀部技師長に文句を言おうと思った豹馬だが、その技師長は連日の作業による過労で倒れてしまった。 それでも、作業を続けるために起き上がろうとする堀部技師長。 強制的に病室に連れてこられながらも 「 工場では、爆弾撤去作業とパワーアップ作業が同時進行されていたが、その為に作業効率が悪化していた。 豹馬達の希望でパワーアップ計画が優先された。 堀部技師長の采配の巧さでパワーアップは出来たものの、爆弾撤去が出来てないため未だ盲状態のコン・バトラーは、再び襲ってきたマグマ獣とはレーダーだけを頼りに戦った。 しかし、新兵器 『ツインランサー』 と 『Vレーザー』 を使い、勝利を納めることが出来たのだった。 決して、最前線にいる人だけが戦ってる訳じゃないんだよね。 それにしても、堀部技師長って昔気質の職人だよねぇ。 サブタイトル一覧へ戻る ■第29話 ああ! 堂々の珍勇士 新兵器を使いこなすための特訓をしていたコン・バトラー。 そんな特訓場に珍入車 (者?) が! それは、新しく料理長としてコネクションにやってきた、一木木兵衛とその妻・百江、息子の金太と娘の知恵だった。 彼等は、一癖も二癖もありそうな家族だった。 金太と知恵の兄妹は、将来バトルチームに入るんだと言う。 その手始めに、コネクションのガラクタ置き場で見つけた物を使って何やら乗り物を作り出した。 一方、買い出しからかえってきた木兵衛は、車の不調で困っている人から卵を大量に仕入れたが、実は、それがキャンベル星人の罠だった。 バトルチームの食事を作った木兵衛。 しかし、その料理はゲテ手物料理ばかり…誰も口を付けなかった。 やがて、ふとしたことから木兵衛の買い込んだ卵の一つが割れ、連鎖反応のように次々と卵が割れて中身があふれ出し、暴れ出しコネクション内部を破壊。 最終的に、卵の中身はマグマ獣へと変化した。 コン・バトラーとマグマ獣の戦いに、ガラクタで作った乗り物で参戦する一木兄妹。 コン・バトラーをピンチに追い込んだものの何とか勝利できた。 戦いに勝手に参戦してきた一木兄妹に怒り、2人を追い回す豹馬だったが、ガラクタの乗り物に逃げ込まれ 「自分たちも戦いたいんだっ!」 という一木兄妹の信念の塊である、ガラクタの乗り物に反対に追い回される羽目になるのだった。 まだ、ホンの子供の彼等が、誰の力も借りず、ケロットの前身とも言える乗り物を作ってしまったのにはビックリ。 案外、天才?! サブタイトル一覧へ戻る ■第30話 珍メカケロット大殊勲 うっかり、おねしょをしてしまった小介。 何とか証拠隠滅をはかろうとするが、一木兄妹に知られてしまい、それをネタに脅され、2人のガラクタの乗り物を改良させられた。 一木兄妹の新たなカエル型ロボット (?) ケロットのテスト中、大地震が。 しかし、何故かその震源地は移動している。 怪しいと感じた四ッ谷博士は、まずはクラフトでの偵察を命じた。 コネクション東北東2km、深度3,000mにマグマ獣はいた。 このマグマ獣は超音波を使う。 マシンは無事でも人間は?! 偵察を気づかれ、急いで逃げる小介。 皆にコネクションのバリアの中へ待避を訴える。 マグマ獣の激しい超音波攻撃。 バリアも時間の問題かと思われたが、十三の提案でクラッシャーによるマグマ獣頭部の超音波発生装置の狙い撃ちで、事なきを得た。 改めて出撃、マグマ獣を迎え撃つ。 戦闘の最中、マグマ獣はコンVに組み付き、その強烈な振動でコンVとバトルチームを苦しめる。 もう限界と言う所まできたその時、加勢に来ながらジャンプ攻撃を失敗し、上空から落下してきたケロットがマグマ獣に取り付いた。 そこは、ちょうどマグマ獣の目だった。 いきなり落ちてきて取り付いたケロットに驚いたダンゲルは、一瞬ひるんでしまう。 そのため、マグマ獣の力が一瞬止んだ。 その一瞬の隙をついてマグマ獣から逃れるコンV。 反撃に出て、辛くも勝利するのだった。 そんなに凄い振動だったなら、とりついたケロットなんて、ひとたまりもなかったと思うんだけど、何故無事?! サブタイトル一覧へ戻る ■第31話 電磁を奪う強敵モグマ 訓練を終えたちずるとシャワーを浴びる知恵。 ちずるにあこがれる知恵は、「ちずる姉ちゃんの事、何でも知りたい!」とちずるに色々質問する。 好きな “色” ・ “花” ・ “音楽” etc。 しかし、分からなかった “好きな人” 。 ちずるは 「いない」 と答えたが、彼女の寝言から 「ちずるが好きなのは豹馬」 という結論に達した知恵は金太と一緒にラブレターを代筆、2人の仲を取り持とうとする。 その頃、キャンベル星側では、コンVのエネルギーを吸い取るマグマ獣モグマ(幼虫)でダンゲルが出撃した。 出撃しモグマと対峙するコンVはエネルギーを吸い取られるばかりで、為す術がない。 コンVのほとんどのエネルギーを取取り尽くした所でモグマは繭を作り地下に潜った。 成虫になる準備を始めたのだ。 この隙に一旦帰還し、作戦を練るバトルチームと四ッ谷博士。 成虫は、コンVに太刀打ちできない強力なモノだと予測を立てた四ッ谷博士に、「もうこれっきり … ?」 とちずるは仲間を見渡す。 豹馬を見て唐突に気づいた。 自分が誰を好きなのかを。 四ッ谷博士の提案で、クラフトで事前偵察し、相手の超電磁吸収機関を探し出す事になった。 小介と豹馬がクラフトで偵察、超電磁吸収機関を見つける事が出来た。 苦戦しながらも、何とか超電磁吸収機関を破壊。 モグマの撃破に成功した。 エネルギーゲージは、“E” の一歩手前だった。 その後、ちずるに代筆手紙を見つかった金太と知恵は、ちずるの怒りを買い、追いかけられるハメになるのだった。 ココでようやく、ちずるが自分のキモチに気付いたけど、やっぱり彼女の恋も、ストーンッと落ちる感じだったのかな? 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