AUX INPUT FOR MMCS LCD MONITOR
Introduction
私の愛車に搭載されている純正のナビであるMMCSは、新車として発売された時点ですでに時代遅れな住友製のもので極めて処理能力が低くVICSの光りビーコンを追加すると処理しきれず、兵庫県の赤穂市(あこうし)を検索しようとすれば暴走して再起動してしまうという代物というか何というか、簡単にいうとシステム設計のレベルですでに不良品なのであった。 フロントの右チャンネルと左チャンネルで音のクオリティが異なる純正オーディオの音質に言葉を失い、社外品のオーディオを搭載したのももう五年前となってしまった・・・。 その際ナビ以外のオマケ機能(走行中は見えない「見えるラジオ機能」とか、大雑把な3次元測位の高度計だの、外気温表示だの、どうでも良いのに延々といつまでも空調のパスを表示する機能とか、市街地ではリッター6キロしか走らないので非常に重要な「あと何キロ走れる表示」だとかの機能)が密にリンクしているため、単純に純正ヘッドユニットを外しただけでは「ディーラーに直行して下さい」なんて物騒なメッセージを表示してくれる親切機能(余計なお世話ともいう)があるため、あまり踏み込んだ改造に手を染める事はしなかった。 しかし6年も乗ってると「もし壊したら〜」なんて心配がどんどん失せていくのに加えて、搭載したオーディオがDVD再生機として使われる事も多くなってきたことから、フロント側にもモニターが欲しい状況が増えてきた。 そこでこれまでリクエストが多かった「MMCSのモニターを乗っ取って任意のビデオ信号を入れられるようにしてしまおう! 」というプロジェクトが始まった...
Hardware Development
Installation
実験段階が終了したので、正式に搭載するためビデオ信号以外の線もハーネス化し、インストールした後のメンテナンス作業が楽にできるようにしました。 回路基板の搭載予定場所はMMCSモニターの裏側の空間です。
基板のインストール
空間はかなり広く空いているのでダッシュボードに穴を開けてスペーサーで基板を固定、とりあえず今回はシールドケースなしでそのまま搭載。
ソース切換えスイッチのインストール
操作が容易な位置でありながら、あまり目立たない場所にしたいのでスイッチの場所には悩みました、最終的にはMMCSモニターコンソールのエスカッション内に小型で中立位置でオフになるタイプのトグルスイッチを取り付けてみました。
運転席から見た切り換えスイッチ
矢印の位置に切り換えスイッチがあります、今回はセンター位置で「オート」、上で「ビデオ」、下で「MMCS画面」が表示されるようにしました。
トグルスイッチのシャフトに黒の熱収縮チューブを被せるなどの工夫すれば殆ど目立たないと思います。
何よりも安全を優先するなら、切換えスイッチは「オート」と「MMCS画面」の2ポジションだけにするのが良いかと思います。
Impressions
純正TVチューナーも同様だと思いますが、 車に乗って人を待っているときや、同乗者が渋滞にハマって退屈したときの小道具として便利に使えています。 今はDVDヘッドと社外品のTVチューナーが表示できるようにしていますが、そのうちNoax
MPEG/DivX HDD Playerやバックカメラなどを繋いでみようかと思っています。 音楽再生中にジャケ写が表示できるiPOD-Photoなんてのもいいかも知れません(横長に伸びてしまいますが...)
[注意事項]
走行中における強制ビデオ入力機能は同乗者のためのものであり、運転者は決して見ないのが前提です。
本情報は、確実な性能及び動作等の一切を保証するものではありません。 従って本情報に基づいて機器を改造した際に、機器が動作しない、もしくは、期待した性能が得られない等の障害が発生したり、万が一に事故等が発生したと
しても、当方は一切の責務において関知しないものであります。 従って実際に機器の改造を行う際は、あくまでも各自、個人の責任において行
ってください、腕に自信の無い方は絶対にトライしないで下さい。
[Caution:] (If you use above information, At Your own risk!)
更新日 2005.feb.28