H.I.D.

 キャズゼータ00(リンク先は初代キャズゼータ)とIPFのハイワッテージランプ(Loビームのみ80W)で誤魔化してきましたが、ついにH.I.D.を導入しました。ネットショップよりPIAAのH4切替式オールインワンキット4600K(HH77A)を約¥4万で購入しました。

H4切替式

【導入まで】
 キャズゼータ00と高効率バルブやハイワッテージバルブでもなかなかの明るさを得られるのですが、キャズゼータ00が故障した(片側がHi、もう片側が Loのみブーストアップしなくなった)のと、ハイワッテージは点灯するとアイドルアップしてバッテリー等に負担になっているのと、熱でレンズが溶けそうと いう不安がいつもつきまとっていました。
  以前よりずっとH.I.D.にしたいと思っていましたが、何しろお値段が高い!最近は中華な物が出回ったりして国産もなかなか安くなってきたと思っていた矢先、 狙っていたPIAAの4600Kオールインワンキットが姿を消しだしました。これはいかんということで急遽購入となりました。
 なぜPIAAにしたか…、色々と情報を仕入れて条件を以下の優先順に決めました。
1.国産
2.¥4万以下
3.バルブ台座が金属製(樹脂製は経年劣化で割れるトラブル有)
4.バルブ台座から後端までが短く小さい(干渉問題と作業性を重視)
5.4000K台の色温度(色温度が高いと悪天候のときに見えづらい)
6.Hiビーム時に手前が真っ暗にならない(Hiに切替えた時に遮光板の小窓が開く、もしくは穴が開いている)

国 産というか国内メーカーのものですが、まず一番有名なBELOFF…有名所とあって物は良いが2の価格で脱落しました。いままでハロゲンバルブで愛用して きたIPF…BELOFFに比べれれば安いですがやはり予算オーバー、さらにバルブの台座が樹脂製で却下です。国内メーカーブランドだけど安いFETエコ ルティー・PIAAセレクト等…色温度が6000K以下の物がないのとPIAAの方から直接伺ったのですがPIAAの基準を満たしているが他PIAA製品 と互換性がない、外国製(中国?)との事で対象から外れました。
あちらを立てればこちらがたたずといった具合で最終的にPIAAが入手性等を考え ると条件に一番合うものでした。というわけで某ネットショップで購入したのですが、PIAAと表示があるだけの箱が白いものしかありませんでした。中身は HH77A一緒だったで4600Kオールインワンキットの在庫が尽きた後、急遽PIAAが揃えたものなのでは?と思います。現在オールインワンキットは限定品扱いのようで6000Kと6600Kのものしかありません。4600Kにする為にはバルブとバラストセットをそれぞれ購入するか、オールインワンキットをネットで探すしかありません。(2011/11現在)

【取付け】
1.取説をじっくり読んでから取付け場所をよく検討します。Hi/Lo切替ユニット・コントローラー(バラスト)・イグナイターの固定場所を配線の長さを 考えながら決めていきます。取付け後の光軸を調整するためにもこの時点で壁に向かってハロゲンバルブを点灯させて印を付けておきます。

2.取付け場所を決定したら、仮配線をしてバルブの点灯チェックをします。取付け終わってからチェックでは苦労が水の泡になりますので必ずやりま しょう。チェックが終わったらバンパー、ライトユニットを取り外します。通常のバルブ交換ならここまでしないでも何とか交換出来ますが今回は外します。特 に運転席側はバルブ交換でも相当苦労するので必須です。作業性が格段に上がります。ライトユニットを外したらハロゲンバルブとH.I.D.バルブを交換し ます。バルブ後ろの防水キャップがH.I.D.バルブに嵌めづらいのですがシリコングリスを塗布すると楽に嵌められます。
バンパーを外す
バンパーを外して作業性アップ!

3.先に助手席側から取付けます。こちら側はエアクリBOXがインテR純正品に してあるのでスペースが沢山あり楽に取り付けできます。キャズゼータ00があった場所にバラストを固定しました(赤○)。イグナイターはエアクリBOX横 にサービスホールとキット付属のブラケットを使用して固定しました(緑○)。Hi/Lo切替ユニットはクラッチフルードリザーバータンク横に溝が切ってあ るサービスホールがあるのでキット付属のボルトで固定しました(黄○)。あとはハーネスをコルゲートチューブなどを利用して保護しながら干渉しないよう流 していきます。
助手席側
助手席側はすんなり

4.さて次は問題の運転席側です。こちら側はヒューズBOXやらウィンドーウォッシャータンク、パワステリザーバータンク、エアコン配管等が密集していて ます。通常のバルブ交換の時はパワステリザーバータンクをずらして何とか隙間を作って手を傷だらけにしながら交換していました。各ユニットの固定場所です が、選定にかなり時間がかかりました。最終的にイグナイターは純正配線に結束バンドで共締めして固定しました(緑○)。Hi/Lo切替ユニットはバッテ リーとヒューズBOXの間へヒューズBOX固定ボルトにキット付属のブラケットを共締めして固定しました(黄○)。
運転席側
運転席側はかなり試行錯誤

5.運転席側バラストは当初写真左のようにバンパー裏側のライトユニット下へ固定しました。ただこの取付位置はバンパーの隙間からバラストが見える上にコ ネクタも丸見えです。いくら防水でも雨天時に水が掛かりやすくてはトラブルの元になりますので後日写真右のように取付け直しました。捻りの入ったステーを 購入してライトユニット取付けボルトと共締めし、バンパービームの裏側へコネクタが当初とは反対向き(後向き)にしました。
当初の取付位置現在の固定位置
取付け直し前後

6.最後にバッテリー+にハーネスを接続してハーネス途中にあるヒューズを固定します。このヒューズはバッテリー取付けステーに結束バンドとキャズゼータ00を固定していたステーを再利用して固定しました。

7.すべてのユニットとハーネスの+と−(アース)が確実に固定されていて干渉もないことを確認したらいよいよ点灯です。事前に計っておいた光軸とずれがないか忘れずに確認します。光量が格段に上がっているのでずれていると大迷惑になります。

インプ レッション
 す、凄い!!凄すぎる!!!ハロゲンとは比べ物になりません。点灯直後は青みがかっていますが数十秒もすると白い光に変わります。光軸は合わせたので大 丈夫だと思いますが、対向車からパッシングを喰らってしまうんじゃないかと心配してしまうくらい明るいです。Hi/Lo切替時に音がしますがほとんど気に なりません。ナイトドライブが非常に楽しみになりました。
Loビーム 安定後
圧倒的な光量!


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