・lenovo ThinkPad USB トラックポイントキーボード(日本語) 55Y9024(55Y9074) Model No:SK-8855 型番みたいのをつらつら並べている理由は。 製品名には55Y9024ですが、本体見ると55Y9074で、Model Noには記述されているのはSK-8855と。55Y9024だけだと、将来、本体だけ見て検索して、見つからないという事態になるかも?という心配から です。 はい、話変わって・・・。 キーボードが好きになる、はるか昔。 IBMのノートパソコンを仕事で使うハメになる前には、私は、あの黒い筐体で、わがままなキー配列が大嫌いでした。 vi使いだったもので、ESCキーを頻繁に使うにはF1の上にあるというのが許せなかったわけです。また左下の特等席が、滅多に使わないFnキーというの にも我慢ならなかった。さらに、ThinkPadの中古品を見ると、黒いキーはテカテカになっており、赤いトラックポイントキャップは黒ずんで、とても バッチイ印象があります。 それを、仕事で、テカテカのキーに、黒ずんだトラックポイントの品を使うはめになりました。まあ、使う前には掃除はしたけども。 暫く使っていて、そのトラックポイント使用時のホームポジションから手を離さないという思想の一貫性と、昔からの伝統を変えない、という点、また、まわり が幸運にもIBMファンが多かったお蔭で、いつの間にやら、IBM思想の信者となった自分に気づき、愕然としたものでした。 さて、今ではキーボード中毒となっているわけですが、トラックポイント付きのキーボードは、実の所、優れた代物はありません。それを差し置いても、トラッ クポイントの便利さということになるわけですね。 最新のトラックポイント付きは、このタイトルに挙げた代物ですが、最初のRev.R00タイプは、キー入力をポロポロと取りこぼすというバグがあるそう で、実際、私が使っている代物も、時々、入力していて「あれ?」という時があります。保証期間中に、ダメだと判断した物は交換してもらいましょう。 現状(2011/9/28)、買った代物は、すでにRev.R01になっていました。こっちは、未だに箱から出した程度で使ってないのでバグが治っている か確認はしてませんが、掲示板を見ると治っているとのこと。 何故、また同じ機種を買ったかというと、IBM 5576-B01(参 照先)と同様、再び、上から物が落ちてきて、壊れたからです。パンタグラフキーは、一度外れると、再び付けるのに難儀する物で、何度かキーを取り 付けてみましたが、結局ポロポロと外れてしまう・・・。 じゃあ、ちょうど良いからバラシテしまおうというのが今回の趣旨。 外れたキーがあんまり文章の入力と関係ない部分なので、実は今でも使ってます。外れたのはCtrl,戻る,進むキー。 ゴム椀がトラックポイントとお揃いの赤。パンタグラフキーのことを正式では、シザース機構メンブレンスイッチというそうな、パンタグラフ部分がシザース 部、他のものと変わりは無く、凝っている風でもない。 裏。湿気で可変部分の後ろにあるゴム足の接着剤が解けて、外れる。紙製のラベルがボロボロ、金属ネジが錆びる。酷い使用感ですな。 収納されている可変足。 出してみた所。先端には、すべり止めが施されている。カシャンカシャンと出し入れが心地良い。 足を出して置いてみた。 上のは光の反射が見づらいね、角度を変えて。 裏にある、水出し用?の穴。うーん、本当に水かけて大丈夫なのか?といつも思うけども、試す勇気は無い。 ラベル。こちらは防水なのか丈夫。 さて、ネジを外してバラしていくと、真ん中あたりに引っかかりがある、どこかに隠しネジがあるようだ。 と探すとラベルの裏に2本隠していた。 こちらのラベルは紙製で、剥がすとボロボロになる代物。まあ、すでに湿気でボロボロになってしまったが。 てっきり、TEST PASSの丸いシールの下に隠しネジがあると思っていたが、何もなし。 ネジを外してからが大変で。キーユニット部分の筐体は上下をハメ殺しツメがあり、マイナスドライバーで、端から順調に筐体を歪ませて外していった。 上筐体を外したところ。 下側の筐体にある、材質と製造年月日ABS, 09-9-2-5そしてRevかな0-0-A、VerはA。 上側の筐体にも、こんなのが、読み取れない。 キーボード部の裏側。というか、中身はこれしかない。ノートパソコン用キーボード部分に基盤が1枚付いているだけ。 これも中国製。JIS配列なのでJP記述なのか? キーボード部のラベル。確認印? これがUSB変換基盤の様な。 キーボード部とは、特殊なケーブルでつながれており、ちょっと外すのはかんべん。 表だけに部品があり、裏はこのとおり。 キーボード部の黒い部分を除くとフレキシブルケーブルのみであり、何もなし。 キーボード部の面って、まあ見たまんま。 裏筐体の仕切り。キーボード部との接続は何もなく、置いただけという。 最後に、このキーボードの優れた機構を紹介。 本機のUSBケーブルは、持ち運びに便利なように、この様に筐体内に畳めるようにできている。 ケーブルの長さはこんなもの。とにかくキーボードのケーブルは、けっこう邪魔になるので、他も見習って欲しいところ。 動画を撮ってみました。えーと、残念ながら、まわりの雑談(笑い声)を拾っていたりしてます。 キーの打感は、まあ、いわゆるlenovo(IBM)ノートパソコンの今までのイメージ通りです。鉄板も何も入ってないのでヤワなのですが、そこは軽さを優先。中身、見ると、あんなものなので、後は自分で鉄板入れるなり、色々と工夫が出来る代物だと思います。 |