◆生ごみ堆肥の基礎知識                    参考資料:「家庭で作る生ごみ堆肥」・藤原俊六郎
<生ごみの特徴>
 生ごみとは、調理屑や食べ残しであり、作物の養分がそのまま含まれている。
  その日の食べ物によって成分も異なるが、長期間で見ると、養分のバランスが良く含まれることになる。
 生ごみは分解しやすく、窒素をはじめとする肥料効果が出やすく、その肥料成分は牛糞以上のものがある。
だから、生ごみは作物栽培にピッタリの有用資材なのだ。
<堆肥化の方法>
 生ごみを堆肥化するにはいろいろなやり方があるが、大別して4つの方法がある。
方法 特性 形態
1、好気発酵による方法----------- 酸素を必要とする好気性微生物による分解(発酵)で、生ごみ堆肥の基本
コンポスト
2、嫌気発酵による方法---------- 酸素を必要としない嫌気性微生物(主に乳酸菌)による分解(発酵)。

密閉容器
3、電動式生ごみ処理機による方法-- 乾燥方式と微生物分解方式

電気式機械
4、土の中へ直接施用する方法----- 時間と場所さえあれば、一番原始的で簡単な方法

直接埋め込み
このうち、最も身近でコストも安く、清潔安心、長続き出来るのが、2の密閉容器で嫌気発酵させるタイプだ。
<微生物の力>
いずれの方法にしても、生ごみを堆肥として施用するためには、微生物の神秘の力を利用することになる。そこで、微生物についての知識について勉強してみた。
(微生物は、人間の体の中に何兆個も存在するといわれる。これなくして人間は生命を維持できないのだ。)
堆肥作りに活躍する微生物は大きく4つに分類される。
種類 堆肥化における主な働きと性質 多く棲んでいる場所(例)
1、こうじ菌--- 炭水化物を食べて糖分を分泌する。酸性に強い。 山の落ち葉の下
2、納豆菌---- 糖分を食べて増殖し、たんぱく質を分解する。高温に強い。 ワラの中
3、乳酸菌---- 酸素のない状態で活動でき、乳酸を分泌する。 大豆、ヨーグルト
4、酵母菌---- 好気状態ではアミノ酸を、嫌気ではアルコール分泌。低温に強い。 山ブドウの皮
生ごみが堆肥化される過程では、何十種類もの微生物が次々とその働きをリレーして、発酵しながら有機物を分解し、土の中の養分として吸着される。

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