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「閉じられた環」 ロバート・ゴダード (イギリス)
<講談社 文庫本> 【Amazon】 (上) (下)
アメリカからイギリスに向かう豪華客船に乗り込んだ詐欺師ガイとマックスは富豪の娘にして絶世の美女、ダイアナと知り合う。ガイは色男、マックスはかなり劣る。だが、ダイアナが選んだのはマックスだった。絶好のカモをつかまえたと思う二人だが、マックスは本気で恋に落ち、運命はねじれていく。 | |
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これは結論がはっきりしてるから、サクサク行きましょう(笑) |
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「永遠に去りぬ」と前後しちゃったけど、これまたかなり私たちの持ってるゴダードイメージと違うのよね。 |
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主人公は詐欺師のガイ、その相棒マックス、とりあえず悪人です。 |
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悪人っていうか、お金好き。はっきりしててなかなか好感が持てます(笑) |
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ヒロインのダイアナはただ美しいってだけじゃなくて、フェロモンでまくりの、男の腰をクニャクニャにしちゃうタイプ。いいじゃな〜い。 |
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ヒロインの父親は裏の世界まで知り尽くした百戦錬磨の強者。 |
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舞台となる時代は1930年代初頭、からんでくる歴史は重く、第一次世界大戦。 |
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おお〜、おもしろそう・・・って最初のうちは思ったんだけど。 |
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いくらなんでも、これはダメでしょう。 |
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ストーリーはもたつきまくって、読んでてだるくなるし。 |
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二転三転の展開はいつもほどの鮮やかさがなく、精彩を欠いているし。 |
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それにこのラスト! 納得できるか〜!!(笑) |
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なんかねえ、私は途中から、逆に感心して読んじゃったよ。こういう出来損ないでも、ここまで書けるんだから、やっぱりゴダードって才能があるんだなあって。 |
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でも、はっきり言って翻訳はヘタだったよね。句読点打ちまくりで、読みづらかった。 |
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あら、すみちゃんったら、今日は口が悪いね〜。 |
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うん、もう今日は「にえ化」しちゃう(笑) |
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いい意味にとって、珍しく意見があったと受けとりましょ(怒) |
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これってさあ、ゴダードのファンの人が、これを読んでゴダードを判断してほしくないって思うたぐいの作品じゃないのかなあ。 |
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そうかもしれないし、違うかもしれない。でもね、どっちにしても、ファンの人はそんなこと、あんたに言ってほしくもないだろうし、あんたが勝手にそんな代表選手みたいに偉そうな意見を言う資格もないと思うよ。 |
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あ、まだ怒ってる(笑) |
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唯一の救いは登場人物だね。 |
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うん。けっこうみんな裏があって、騙し騙され、そこはおもしろいよね。 |
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ヒロインが中途半端なところは残念だったけど。 |
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だってヒロインだもん(笑) |
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あと悪人がちゃっちい。 |
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だって悪人だもん(笑) |
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もういい! やめた!! |
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じゃあ、結論はイマイチだったってことで。 |
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それでは来週は? |
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「日輪の果て」です。お楽しみに〜♪ |
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頼むぜ、ハリー!(笑) |
週刊ロバート・ゴダード 2001年3月9日号 | |
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