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ラドヤード・キプリング
日時: 2003/05/18 20:35
名前: こつつぼ

若くしてノーベル賞をとったのに、帝国主義的作風が災いしてか、その後長く顧みられなかった人。『ジャングル・ブック』が際立って有名ですが、質・量ともにこれを上回る長編小説『キム』(『少年キム』)があって、短編にも忘れがたいものが多いです。エドワード・サイードが『文化と帝国主義』で『キム』を取り上げたことによって、近年のキプリング再評価の流れに弾みがついた様です。私は『文化と帝国主義』を読んでいないのでそれ以上のことは言えませんが、ただ、20世紀初頭のイギリスに『キム』を通じて東洋に対する(いびつな?)憧れを抱いた人々が大量に発生したであろうことは想像がつきます。
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Re: ラドヤード・キプリング ( No.1 )
日時: 2003/05/18 21:02
名前: すみ&にえ
参照: http://www.aw.wakwak.com/~w22/

ラドヤード・キプリング(1865年〜1936年) イギリスの作家です。キップリングといわれたほうが、ピンとくる方も多いかも。インドのボンベイ生まれで、ノーベル賞を受賞していますね。代表作はやっぱり「ジャングル・ブック」と「キム」でしょうか。
私たちも挙げたかった作家さんなので、嬉しいです。「キム」は私たちは「少年キム」という邦題で読んだんですが、今読むと、なんとも不思議な感じがしますよね。今書いたらきっともっとリアリティを追求させられていたような。
それから、私たちは読んでないんですが、国書刊行会から出ているキプリングの「祈願の御堂」(縦長で驚くバベルの図書館シリーズのなかの1冊)は、J・L・ボルヘス/編纂・序文となってますね。
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Re: ラドヤード・キプリング ( No.2 )
日時: 2003/05/19 23:23
名前: しま

キプリング、推そうか、どうしようかと悩んでいるうちに、スレッド立ってましたね〜。
私は子供のときから、岩波版「ジャングル・ブック」をこよなく愛してたので、出来ればこちらを代表作としてほしいのですが、何せ、ディズニーの「ジャングル・ブック」をイメージされると、それも辛いものが・・・。
やっぱり、こちらの趣旨からすると「キム(あるいは「少年キム」)でしょうか。
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