- 日時: 2003/05/15 22:14
- 名前: H2
- 参照: http://www2.ocn.ne.jp/~h2tea/
- ガストン・ルルーの代表作といったらもやっぱり『オペラ座の怪人』。でも私は『オペラ座の怪人』にひっかかりを覚えています。この怪人、症状や時代からいって「ハンセン病」なのだそうです。当時は「ライ病」ですね。病名については小説のなかで一言も触れていませんが、病状について触れているので、欧米人はわかっていて読んでいたと思われます。
ハンセン病と知ったからには、小説のなかでの怪人(ハンセン病患者)の扱いに納得できないものがあるんですよ。そういう目で見ると、ルルーが書いた当時の社会状況が見えてはくるんですけど。 ちなみにブロードウェイの舞台は、ハンセン病ということを踏まえて演出していました。キリスト教色も出ていました。日本で劇団四季がやったときは、全然ダメでした。アメリカの舞台をちゃんと解釈していなかったです。
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