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イヴォ・アンドリッチ
日時: 2008/11/30 14:51
名前: 名無し

嘗て、東欧の旧社会主義諸国では、作家が外交官に選ばれる例が多かったのですが、旧ユーゴ出身の
ノーベル賞作家イヴォ・アンドリッチも、外交官経験者の文人の一人です。 
彼の作品は、小説も散文詩も、叙事詩的な、淡々としたものが多いのですが、叙事的でありながらも、どこか叙情詩的な雰囲気漂う文章が、私は大好きです。 
あからさまに感情を書き表すタイプの人ではありませんが、旧ユーゴの複雑な状況の中、一人静かに平和を願い続けた、とても良心的な人物だと思います。
代表作としては、一般的には、「ドリナの橋」に代表される長編小説があげられるかと思いますが、
個人的には、若き日の散文詩や中編小説が好きです。
メンテ

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