- 日時: 2003/05/01 13:36
- 名前: こつつぼ
- ロビンソン・クルーソーが孤島に辿り着いてからの生活は、
大海原で難破してしまった様な冒険主義的あるいは投機的な行動様式の延長上にあるわけではなくて、 合理的な計画性に基づいたものでした。 乏しい人的・物質的資源を合理的に配分して拡大再生産を行うというのは、 伝統的な呪術性・非合理性を脱した「資本主義の精神」に裏打ちされたもので、 その意味では、孤島でのロビンソン・クルーソーの生活は一般に思われている様な原始生活などではなく、 当時のヨーロッパ最先端のライフスタイルのモデルケースだったわけですね。 というのはいわゆる「大塚史学」の受け売りで、私自身はこの小説を読んだことはございません(笑)。 それとは関係ありませんが、『キャプテン・フューチャー』シリーズの中に、 太陽系の外で隕石に不時着して、素手(!)でロケットを作って戻ってくる話があったなあ。
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