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ティーク
日時: 2003/09/02 00:23
名前: Katze

ティーク(Johann Ludwig Tieck 1773-1853) 現代では忘れられかけているかもしれませんが、同時代では「ロマン派の王」と呼ばれた存在です。ティークといえば、ペローの童話から書いた『長靴をはいた猫』です。これは面白かったですね。ただ童話劇(戯曲)であるので、童話ですが、『金髪のエックベルト』でしょうか。
メンテ

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Re: ティーク ( No.1 )
日時: 2003/09/02 03:03
名前: もぐら  <maulwurf@valley.ne.jp>
参照: http://www.valley.ne.jp/~maulwurf/

やはり『金髪のエックベルト』しかないでしょう。Maerchen(aeはaのウムラウト)ですけど、これは「童話」以外には訳しようがないでしょうかねぇ。日本語の「童話」とは明らかに違いますよね。日本語の「童話」だと、やはりどうしても「子供向け」というニュアンスが出てしまいます。
Katzeさんはご存知でしょうが、ドイツ語のMaerchenは、もともと中世のドイツ語のmaereという語に「小さい」ことを表す語尾 chen がついたものです。この maere というのは、「知らせ、小さなお話」というような意味があったわけで、それから考えても、ドイツ語の Maerchen は「童話」と言うよりも、「お話」というか、ある種の物語、というようなかんじですね。特にロマン派の場合は、幻想的(とでも言うのかな?)な要素が入ったものですね。
メンテ
Re: ティーク ( No.2 )
日時: 2003/09/03 00:01
名前: Katze

『金髪のエックベルト』以外にはないですね。スレッドにも書きましたが、本当は『長靴をはいた猫』のほうがおもしろいのですが。
Maerchen ですが、「童話」としか訳しようがないでしょう、仮に「わらべ話し」として受け取られてもです。ここで「ちいさいお話」などとしたら、小話の間違いでしょうといわれてしまいかねません。もうこれだけ定着してしまったものを、変えるとなると単に知識のひけらかしとしか思われないですからね。第一、カタカナで表記しているのだって、メールヒェンと記されていることなく、メルヘンですよ。これはもう日本語なので手のうちようがないですね。なにしろ、メルヘンヤクザとか、メルヘンフラワー、メルヘンへヤーサロンなどがあるのですからね。
メンテ
Re: ティーク ( No.3 )
日時: 2003/09/03 00:23
名前: もぐら

それでも「メルヒェン」と書いて、ささやかな抵抗をしているもぐらでした。
授業のネタにもなるし(笑)
メンテ
Re: ティーク ( No.4 )
日時: 2003/09/04 00:45
名前: Katze

これはich-Laut で「メルヒェン」でっせと教えてはいても、つくづくはかない抵抗にしか過ぎないと思い知って、半分諦めています。だってその場だけなのですからね。10分後にはもう「メルヘン」にもどっているのです。
メンテ

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