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クヌート・ハムスン
日時: 2003/08/20 18:24
名前: タピオカ

こんにちは。忘れたころにやってくるタピオカです。

ノルウェイの作家クヌート・ハムスン (Knut Hamsun, 1859-1952) を推薦します。じつは邦訳が絶版状態なのですが、『飢ゑ』をたまたま英訳で読んだところ、とても面白かったので。

なぜ英訳を読んだかというと、ポール・オースターが入魂の序文を寄せているからです。若きオースターはカフカとベケットに心酔していたといいますが、なるほどハムスンには彼らを先取りしたようなところがあります。とても19世紀に書かれた小説とは思えません。

1920年にはノーベル賞を受賞。その後ナチスにコミットするという不穏な経歴のもち主でもあります。

メンテ

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Re: クヌート・ハムスン ( No.1 )
日時: 2003/08/26 01:17
名前: すみ&にえ

たしかにすべて絶版ですね。絶版本のなかで一番最近出てるのは、1993年の国書刊行会からのもので、「ヴィクトリア ある愛の物語」。出版社からのご紹介文は「十九世紀末のノルウェーを舞台に、若い詩人ヨハンネスと『城』の娘ヴィクトリアの身をやきつくす恋の物語。」これ読んだ方はいらっしゃらないでしょうかね。ちょっと気になるところです。
メンテ

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