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トマス・モア
日時: 2003/06/21 21:25
名前:
参照: http://yonosk.tripod.co.jp

アンチ・ユートピア、ディスユートピアものばっかり出してユートピアの語源を出さないでは片手落ちだから、ってことでもないですけど、敬意をこめて日本でも「サー」付けで呼ばれることの多いイギリスの大法官にして人文主義者、トマス・モア(1478-1535)は『ユートピア』の著者として知られています。二編構成で第一編は当時のイギリスの批判、第二編が「どこにもない国」ユートピアの農業共産制の夢想的理想郷が描かれます。この本、以前は岩波でも社会科学の範疇だったのにいつのまにやら赤帯に移されており、「空想社会主義」はすでに文学の仲間ってことかな。それはさておき彼はなかなかの硬骨漢で、時の国王ヘンリー8世の離婚にカトリックの立場から反対し、ついに首をちょん切られてしまったのでした。
 なおユートピアものでは、すでにスレッドが立っているウィリアム・モリスにも『ユートピアだより』という作品がありますね。
メンテ

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Re: トマス・モア ( No.1 )
日時: 2005/05/19 19:39
名前: むじな

 昨日、読み終わった、マンハイムの「イデオロギーとユートピア」に出ていたので思い出しました。

 ユートピアでは、便器に金を使っているので、だれも金を貴重な物と思わず、欲しがらない、なんて話が面白かったですね。
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Re: トマス・モア ( No.2 )
日時: 2005/06/03 01:29
名前: SIGERU  <sigerusan@hotmail.com>

はじめまして、SIGERUといいます。
モアの生涯は、「わが命つきるとも」というタイトルで映画化もされていますね。
この「ユートピア」でも、犯罪を根絶するために厳罰主義を以って臨む、という当時の風潮に反対して、いかにも自由思想の法律家らしい巧みな論を展開するくだりなど、とても面白く読みました。
エラスムス「痴愚神礼賛」マキャベリ「君主論」などとともに、古くて新しい書物だと思います。
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Re: トマス・モア ( No.3 )
日時: 2007/09/11 19:12
名前: むじな

 トマス・モアの生涯を描いた映画「わが命つきるとも」の原作は、あるいは英語名は、ボルトの「すべての季節の男」ですね。

 この戯曲を、最近読みましたよ。この戯曲では、トマス・モアは、英国王の離婚について、沈黙を守ります。彼の法理論では、「沈黙は承認なり」なのですが、他の法律家には、「沈黙は否認なり」と解釈され、トマス・モアは、処刑されました。

 前大戦のとき、日本のポツダム宣言の黙殺は否認と取られました。しかし、少数派でも、沈黙は承認なり、と解釈する人もいるようですね。

 最近の朝青龍のマスコミへの沈黙も、モンゴルでは、否認ではなく、承認を意味するのかも、です。車の運転にたとえると、日本人同士より、クラッチの遊びを大きくしたら、って感じです。

 日本の神は、日本のために努力した外国人には、寛大ではないかと思いますね。朝青龍を、憎らしいと思ってはいますが、なぜか弁護してるのが、不思議です。
メンテ

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