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フランソワ・モーリアック
日時: 2003/10/09 23:49
名前:
参照: http://yonosk.tripod.co.jp

モーリアック(1885-1970)はカトリックの作家として著名です。ということは、日本人としては近づきがたい雰囲気ですね。わたくしはやはりカトリックとして知られる遠藤周作氏が推薦していたから読んだようなものです。『蝮のからみあい』という題名もグロ風味で期待したということもありますし。いや、内容は至極倫理的、と言うべきでしたが。ほかに代表作は、夫の毒殺をはかるという『テレーズ・デスケイルウ』。どちらもあんまり明るいお話とは言えないかも。
メンテ

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Re: フランソワーズ・モーリアック ( No.1 )
日時: 2003/10/08 18:40
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 フランソワ・モーリアックあるいはモーリヤックです。フランソワーズでは、女性になってしまいます。代表作は、何と言っても「テレーズ・デスケイルー」です。遠藤周作訳は、本人の思い入れほどには良くなく、新潮文庫に入っている杉捷夫訳がお勧めです。ただし、「枕」を「耳」と訳している誤訳ありです(どうでも良いですが)。「テレーズ」だけでなく、粘っこい自然描写と心理描写とがうまく絡み合った彼の文章は、フランス心理小説の最高峰の一つだと言えます。カトリック作家という名前にまどわされずに、明晰で細やかな心理描写の魅力に満ちた文学作品として、現代においても読むに値する作家です。「癩者への接吻」(春秋社「モーリヤック著作集」所収)や「愛の砂漠」(講談社文芸文庫)もお勧めです。
メンテ
Re: フランソワ・モーリアック ( No.2 )
日時: 2003/10/09 23:52
名前: すみ&にえ

蜜さん、はじめまして、いらっしゃいませ♪
国立図書館のサイトで調べてみましたが、たしかにフランソワがついているか、モーリアック(モーリヤック、他)のみかで、フランソワーズではないみたいですね。事後報告になりましたが、勝手に訂正させていただきました。ご了承ください。
それにしても、坤さんがこの種の間違いをするなんて初めてですね〜、驚きっ。単なるミスとは信じられないわ。なにか理由があるのでしょうか? なにかございましたら、ご連絡くださいませ。
メンテ
フランソワですね。 ( No.3 )
日時: 2003/10/17 20:43
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参照: http://yonosk.at.infoseek.co.jp

実はモーリヤック両性具有説を立ててみました…というような深い意味はなくて、単なる転記ミスです。フランス語の素養があれば書きながら気付くところなのですけど、キーボードが滑りつつも見落とすところが日頃言葉の性別など考えないアマチュアの悲しさです〜。ご訂正、ありがとうございました。
メンテ
Re: フランソワ・モーリアック ( No.4 )
日時: 2008/08/31 01:09
名前: 名無し

息子のクロードは、メディシス賞を受賞した作家。
孫娘のアンヌ・ヴィアゼムスキーも、アカデミー.
フランセーズ小説大賞等を受賞した作家で、女優。
芸術家肌の一族なのですね。
メンテ

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