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ロープシン
日時: 2003/06/14 21:40
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参照: http://yonosk.tripod.co.jp

ロープシンは筆名で本名ボリス・サヴィンコフ(1879-1925)、ワルシャワ生まれのロシア人。学生時代より革命運動に身を投じ、投獄、流刑を経て次第に戦闘的となり、テロリストグループのリーダーとして名を馳せます。ついに再逮捕されるものの処刑直前に脱走、しかし仲間の裏切りが発覚したことで「テロル」に疑問を抱き、逃亡先のパリで文学的総括として『蒼ざめた馬』を執筆します。使命と愛に揺れるテロリストの心理を描くこの作品は、それを肯定すると否定するとにかかわらず、あらゆる土地、あらゆる民族、あらゆる思想を通して、文字通り身命を捨てて大義に殉じようとする者の心に迫るものと言えるでしょう。
 なおロープシン=サヴィンコフはロシア革命直後のケレンスキー内閣で陸軍次官に就任したもののボルシェヴィキと対立、後にはゲーペーウーの手により殺害されたと伝えられています。
メンテ

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