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イェレーミアス・ゴットヘルフ
日時: 2003/06/10 21:12
名前:
参照: http://yonosk.tripod.co.jp

ゴットヘルフはペンネームで本名はアルベルト・ビツィウス(1797-1854)、スイスの牧師で著述を始めたのは40歳を迎えてからと言います。日本ではけっしてなじみ深い作家とは言い難いのですがドイツ語圏ではまだまだ読まれているらしく、『アルネの遺品』の中で、アルネ少年がゴットヘルフを愛読しているという記述がありましたので、これも何かのご縁と思いアップすることにいたしました。しくしく。なぜか思い出すだにしんみりしてくるなあ、アルネ。えーと、代表作というか『黒い蜘蛛』しか読んでません。別巻「ドイツ名作短編集」にでも入れて下さいませ。
メンテ

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Re: イェレーミアス・ゴットヘルフ ( No.1 )
日時: 2003/08/17 23:13
名前: もぐら  <maulwurf@valley.ne.jp>
参照: http://www.valley.ne.jp/~maulwurf/

すみませんでした。もう一つ立ててしまって...
ということで、少しはりつけさせて頂きます。

ゴットヘルフはプロテスタントの牧師の息子として生まれ、彼自身も牧師になりました。彼のデビュー作は『農民の鑑、あるいは イェレミアス・ゴットヘルフの伝記』という一人称小説。ここからペンネームをとったわけです。
代表作、ということで言うと、今も手に入るかどうかわからないけど、『ウーリ物語』。小作人ウーリがいかにして人生の成功と幸せを手にしていくか、ということを書いたもので、農民社会の現実をそのまま描いた作品。他に入手し易いものとしては、岩波文庫にも入っている『黒い蜘蛛』。これはある種おどろおどろしい話ではあるけれど、スイスの(恐らく)民話に題材をとったもので、やや宗教色が見られるかな。まぁ作者が牧師でもあった、ということから、しょうがないのかもしれませんが。
メンテ

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