Re: エヴゲーニイ・イヴァーノヴィチ・ザミャーチン ( No.1 ) |
- 日時: 2003/05/26 22:31
- 名前: フジキセキ
- 誰か書くのか誰も書くことのなければ挙げようと待ちかまえてました。
この小説はペレストロイカ後、旧ソ連でも公刊されたいわくつきの前衛小説。 とはいえ単に覚え書きが40あって各々を独立した短編としても読めます。 読んで頂ければわかりますがいくら小説とはいえデマカセやいい加減さは旧約聖書か 本書かノストラダムスの預言書かと思えるくらい信じられない内容で占められています。岩波文庫のザチャーミンのまるで詐欺師の風貌と照らし合わせて読まれると尚楽しめるかと存じます。
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Re: エヴゲーニイ・イヴァーノヴィチ・ザミャーチン ( No.2 ) |
- 日時: 2003/05/27 01:12
- 名前: こつつぼ
- ザミャーチンの『われら』といえばオーウェルの『1984年』ですよね。
あまりにベタベタであえて比較する人もいないと言う(笑)。 どっちも「管理社会」のナントカってやつですね。 何だか最近ではオーウェルはすっかり過去のヒトになってしまいましたが、 かえってザミャーチンの株が上がっているのは何故なんでしょう? 確かに『われら』に比べると『1984年』は野暮な感じのする小説ですが…。 1984年は過ぎたから?案外、島田雅彦がプッシュしてるからだったりしませんか(笑)?
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Re: エヴゲーニイ・イヴァーノヴィチ・ザミャーチン ( No.3 ) |
- 日時: 2003/05/27 21:20
- 名前: Hiro
- ザミャーチンの『われら』は、ル=グィンも『夜の言葉』の中で褒めてました。
私はそれにつられて(^^;、買ってきました。 でも、最初のページの「積分」という文字にタジタジとして、まだ積読本の中に埋まってます。(_ _)
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Re: エヴゲーニイ・イヴァーノヴィチ・ザミャーチン ( No.4 ) |
- 日時: 2003/05/29 21:11
- 名前: 坤
- 参照: http://yonosk.tripod.co.jp
- え゛っ「積分」!わたくしの持っている川端香男里訳では「インテグラル宇宙船」とやさしげに表記しています。言っていることは同じだけど。もっとももう少し進むと、「ルート-1」というとんでもないものが出てきます。ああ、これでまた読者が何人か減ってしまふ…。
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