2005年上半期・海ねこのベストほんやく本 |
- 日時: 2005/07/03 16:04
- 名前: 海ねこ
- 毎度のことながらベスト選出って難しいですね。特に順位をつけるとなるとさらに難しい。というわけで、わたしも順不同で行きましょう♪この半年で読んだのは50冊程度、例年よりちょっとペースが落ちたかな?
★ アリステア・マクラウド 『彼方なる歌に耳を澄ませよ』 珠玉の短編集二冊のあとで待ちに待った長編。 期待は膨らむばかりでしたが、期待通りの素晴らしい作品でした。これは年間ベストにも当然入るでしょうね。 ★ トレイシー・シェヴァリエ 『貴婦人と一角獣』 実在するタピストリーを素材に、華麗に紡ぎ出した色彩感溢れる物語。母と娘の相克は永遠の課題ですよね。 ★ ポール・オースター 『最後の物たちの国で』 『ミスター・ヴァーティゴ』や『リヴァイアサン』でもいいのですが、上半期最後に読んだ本なのでこちらを挙げておきます。 ★ イサベル・アジェンデ 『エバ・ルーナ』 『エバ・ルーナのお話』とともに楽しんで読みました。どうも北国生まれの北国育ちのせいか(?)南米文学が苦手で敬遠してきたのですが、いや、食わず嫌いはいけませんです。 ★ アンドレイ・クルコフ 『ペンギンの憂鬱』 憂鬱症の皇帝ペンギン ミーシャがなんとも印象的な不思議な味わいの作品でした。 ★ セバスチアン・ジャプリゾ 『長い日曜日』 ラストがあらら〜とBBSで言ってしまいましたが、でもやっぱり面白い作品だったことは否めない....。
他にYAではティム・ボウラー 『星の歌を聞きながら』、E.L.カニグズバーグ 『スカイラー通り19番地』。ノン・フィクションでV.S.ラマチャンドラン 『脳のなかの幽霊』を挙げておきます。
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