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2005年上半期・なおきのベストほんやく本
日時: 2005/07/02 13:40
名前: なおき
参照: http://ns.concordia.to/mt/

上半期はあんまり長編読んでいない。つうか昔の推理小説は読んでいたが推薦というほどでもないし。ただ「ハムレット復讐せよ」は英国ファルス派として入れておきたい。イネス萌えで「ストッププレス」待ちだなあ。相変わらず今年出た本ではないなあ。。。「ジーヴズの事件簿」ぐらいしかない。

http://ns.concordia.to/books/list.html

長編

「カーペンターズ・ゴシック」 ウィリアム・ギャディス

うひゃあー、という読書の1ヶ月間でした。何がおこっとるんじゃ、と屋敷の節穴から覗き見しているような隔靴掻痒感はたまらん。人生いたるところに陰謀あり。そのときは感動したんで原文で「JR」と「Agape Agape」を購入したんだが、もちろん飾ってある。

「ハムレット復讐せよ」 マイケル・イネス

もう重厚さと軽さと文学と皮肉が醗酵したような小説なので、推理小説としても良いけど、普通に読んで楽しかった。最後説明を省いても速度感の重視など勉強になり申した。アプルビイ警部も性格悪いぞ。

「邪魔をしないで」 ミュリエル・スパーク

短編集を入れたので、入れるか迷ったんだけど、あまりに長編が寂しいので。長編の重厚なところを読んでいないということだなあ。さて、それでも「邪魔をしないで」はおもしろかった。表側で起こっている20世紀型どたばたと裏の密室での18〜19世紀型ロマン(みえないけど)の複合体がおもしろいね。

短篇

「三つのブルジョワ物語」 ホセ・ドノーソ

ドノーソといえば、「夜のみだらな鳥」の印象があまりに強くて(もちろん好きなんだけど)他はちょっとなあとか勝手に思っていたんだけど、もうすんごくおもしろかったので、今ごろだけど大大大推薦したい。小説の技巧としても、すんげーと思った。ただただ、すんげー。

「ペテルブルグ物語」 ニコライ・ゴーゴリ

ナボコフにはまるためにもやはりゴーゴリは読んでおかなくては。。。というか、おもしろいじゃん。悲哀というよりは悲哀をもてあそんで笑うだけの皮肉さがいいなあ。幽霊も悲哀というよりは生きてる時と一転して我欲にとらわれていておもしろすぎる。

「ポートベロー通り」 ミュリエル・スパーク

「わが生涯の最初の年」あたりが一番好きだが、表題作の悲哀をもてあそんで笑うだけの皮肉さがいいなあ。彼ら、と私の精神的な差がおもしろい。

「ジーヴズの事件簿」 P.G.ウッドハウス

個人的には「比類なきジーヴズ」とどちらでも良いのですが、一冊ならまあこちらかなあ、と。Blogの感想は7/1だけど、6/30までに読み終わったし、「比類なきジーヴズ」の関係もあって上半期に入れておかないと気分が悪いので。

次点

「悪魔物語・運命の卵」 ミハイル・ブルガーコフ

ロシアものにはまり始めたきっかけでもある。本来「巨匠とマルガリータ」読むつもりだったんだけどいたらず。「悪魔物語・運命の卵」どちらもおもしろいので無問題。

「眠れ―作品集「青い火影」〈1〉」 ヴィクトル・ペレーヴィン

ちょっと短篇が多すぎるので次点に。でもこれもおもしろかったぞ。「虫の生活」も読まなくては。
メンテ

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Re: 2005年上半期・なおきのベストほんやく本 ( No.1 )
日時: 2005/07/03 00:31
名前: すみ&にえ
参照: http://park8.wakwak.com/~w22/

なおきさん、ご参加ありがとうございます♪

わ、私たちがまだ読んでないスパーク本が2冊も、他にも読んでないのがたくさん! どれも一癖ありそうで、おもしろそうなものばかりですね。「三つのブルジョワ物語」あたりは私たちもすぐにでも読みたいです〜。
メンテ
Re: 2005年上半期・なおきのベストほんやく本 ( No.2 )
日時: 2005/07/03 01:06
名前: しま
参照: http://www17.ocn.ne.jp/~books/bekkan/bekkantop01.htm

ほとんど読んだことのない本ですが、どれもソソりますね。「三つのブルジョワ物語」のすんげーという言葉がまた…どれだけすんげーんだ!と読みたい気持を盛り上げますねっ。わたしもすんげーって連呼したいです〜。
メンテ
Re: 2005年上半期・なおきのベストほんやく本 ( No.3 )
日時: 2005/07/03 02:18
名前: なおき
参照: http://ns.concordia.to/mt/

コメントありがとうございます。やはり新刊にはついていっていないので、絶版近いものが多いですねえ。

ドノーソの「三つのブルジョワ物語」は集英社文庫のほうのタイトルで集英社世界の文学ギャラリーでは「ブルジョワ社会」という題で入っていました。女性の化粧の話でこれほど笑ったことはございませぬ。

「ペテルブルグ物語」ニコライ・ゴーゴリは群像社ライブラリーのタイトルで、内容は「ネフスキイ大通り」「鼻」「外套」なので読まれた方も多いでしょう。私は今頃。。。
メンテ

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