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2005年上半期・坤のベストほんやく本
日時: 2005/07/01 23:05
名前:
参照: http://yonosk.at.infoseek.co.jp

今年も夏の風物詩、上半期ベストの季節となりました。つーか、半年って早いものですなー。
 今年は今のところ、新刊にこれは絶対ベスト確定っと叫びつつ走り回るほどのものに当たってないということもあり、すみさんにえさんに習って、まずベスト3、その後に年末ベストの候補を挙げることにします。

◇ベスト3(順不同)
『肉桂色の店』 ブルーノ・シュルツ 集英社(世界の文学10)
 やはり今年のトップはこれかな。長編でもないし、新刊でもないのですが。
『彼方なる歌に耳を澄ませよ』 アリステア・マクラウド 新潮社(クレストブックス)
 新刊ではこの作品が忘れがたいですね。さすがの筆力と言うべきか。
『周期律 ―元素追想』 プリーモ・レーヴィ 工作舎
 これは近頃読んだところなので、印象が強いせいかも。

 以下は年末ベスト候補作ということでまとめて挙げますが、決して印象が薄いということではありません。どれも個性的で甲乙つけがたいと申すべきでしょう。

『砂時計(クレプスィドラ)サナトリウム』 ブルーノ・シュルツ 新潮社
『幼なごころ』 ヴァレリー・ラルボー 岩波文庫
『わたしの名は紅』 オルハン・パムク 藤原書店
『ミゲル・ストリート』 V.S.ナイポール 岩波書店
『星と呼ばれた少年』 ロディ・ドイル ソニー・マガジン社
『断頭台への招待』 ウラジーミル・ナボコフ 集英社(世界の文学8)
『熱帯産の蝶に関する二、三の覚え書き』 ジョン・マリー ソニー・マガジンズ
『クラッシュ』 J.G.バラード ペヨトル工房
『ポケットから出てきたミステリー』 カレル・チャペック 晶文社
メンテ

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Re: 2005年上半期・坤のベストほんやく本 ( No.1 )
日時: 2005/07/02 01:21
名前: すみ&にえ
参照: http://park8.wakwak.com/~w22/

坤さん、ご参加ありがとうございます♪

あ、真似された(笑) でも、読んでるものは違っても、この上半期は混戦って感が強いですよね。
私たち的には『周期律 ―元素追想』が気になります。このタイトルでベストにはいるほどのおもしろさ? どんなんでしょ〜。
メンテ
Re: 2005年上半期・坤のベストほんやく本 ( No.2 )
日時: 2005/07/02 01:23
名前: しま
参照: http://www17.ocn.ne.jp/~books/bekkan/bekkantop01.htm

ちらりと最後に見えるのはチャペックではないですか。こんなに上位に食い込んでるのを見て、いちファンとして嬉しい限りです。(≧ω≦)
メンテ
Re: 2005年上半期・坤のベストほんやく本 ( No.3 )
日時: 2005/07/03 01:16
名前: H2
参照: http://www2.ocn.ne.jp/~h2tea/

『肉桂色の店』は、集英社(世界の文学10)ですか。私の読んだのは集英社ギャラリー(世界の文学12)だったから、何度か出ているんですね。けっこう探しやすいかもしれないですね。
あ、『砂時計』読まなくちゃ。『わたしの名は紅』は思い切って購入したのですが、いま熟成を待っている状態です...。年末までには読んでおきたいなと思っているのですが。
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Re: 2005年上半期・坤のベストほんやく本 ( No.4 )
日時: 2005/07/03 18:02
名前:
参照: http://yonosk.at.infoseek.co.jp

>すみさんにえさん、こんばんは。
 今年もおじゃまさせていただきました〜。というよりやっぱこれがないと夏が越せない、年が越せないという刷り込みバッチシです。
 あと半年で、上位3つに迫るモノがでるかどうかってところですが、わたくしのほうは古いもの半分新刊半分という生活なので、新しい方はお二人のガイドが頼みの綱でして。
 プリーモ・レーヴィは、つらいのですけど、いい本を書きますね。「周期律」の感想も近々アップします。

>しまさん、こんばんは。
 ふっふっふ、チャペックたまりつつあります。「哲学三部作」行きませんか〜。おっと「絶対子」もいずれは行かねば。

>H2さん、こんばんは。
『肉桂色〜』だけは、新潮社全集、集英社ギャラリー、「世界の文学」(青い全集)、恒文社(表題は「コスモス」ですが)といろいろ読む手段はありますね。「砂時計」の完全版が全集だけというのはハードルがやや高いところですが。「わたしの名は紅」はすみさんにえさんも昨年度ベストに推されてますので保証付き、賠償保険付きとお考え下さい〜。
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Re: 2005年上半期・坤のベストほんやく本 ( No.5 )
日時: 2005/07/04 20:44
名前: 海ねこ

むむ、『肉桂色の店』がかな〜り気になります。図書館の閉架から出してもらって読むしかありませんね。プリーモ・レーヴィは借りたのに読まずに返した過去が....。反省〜 
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Re: 2005年上半期・坤のベストほんやく本 ( No.6 )
日時: 2005/07/04 23:41
名前: しま
参照: http://www17.ocn.ne.jp/~books/bekkan/bekkantop01.htm

はいはい。
哲学三部作の方は、市立図書館にはなくて県立図書館まで行かなければならないのですが、読むつもりですよ〜。
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Re: 2005年上半期・坤のベストほんやく本 ( No.7 )
日時: 2005/07/05 21:19
名前: おはな
参照: http://www.geocities.jp/hana3baba3/

えっ坤さんバラード入れちゃったんっすか〜(笑)。『周期律』、お読みになった直後であったも手伝っていきなりランクインしたようですね。
私も先日読み終えたばかりでこれはお喋りするのが楽しみです。それにしてもいついかなる時も「ナボ」が入るようになりましたね。病魔の徴候ありありですね。どうぞいつかナボで全部埋めて下さい。
さすがの坤さんとも既読かぶりは2つという状況になりました。ちょっと寂しいです。
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Re: 2005年上半期・坤のベストほんやく本 ( No.8 )
日時: 2005/07/06 21:40
名前:
参照: http://yonosk.at.infoseek.co.jp

>海ねこさん、こんばんは。
 豪華「シュルツ全集」ダリ猫さんでも持ってませんか〜。ほんと、入手しやすければいいんですけど、これだけブームになっているのにっ。(このご近所だけですが)
 プリーモ・レーヴィの「悲しみ」はかなりのものですけど、「周期律」は苦しくとも若き日の回想がメインですから救われます。

>しまさん、こんばんは。
 おっとお、チャペの本道やっぱり予定に入ってるんですねー。うーむ、わたくしも追っかけなくっちゃ。

>おはなさん、こんばんは。
 へいへいエロバラめでたく入選候補でございます。最近こういう(どういう)系統を読んでいなかったのが効いたのかも知れません。しかし最近のおはなさんとかぶるのはなかなか至難の技、2つもかぶれたらもはやウルシかぶれと言ってもいいくらいです〜。今年後半も、あと一つくらいナボを行きたいもんですが…。
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Re: 2005年上半期・坤のベストほんやく本 ( No.9 )
日時: 2005/07/06 22:13
名前: ぎんこ
参照: http://park8.wakwak.com/%7Eyawa/

『周期律 ―元素追想』が私も気になります〜。
メンデレーエフの話なんですか?辛い話?若い頃の回想?
感想楽しみにしてます。
工作舎って独特な本出しますよね〜。
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Re: 2005年上半期・坤のベストほんやく本 ( No.10 )
日時: 2005/07/07 00:04
名前: 通りすがり

『周期律―元素追想』はプリーモ・レーヴィっすよ。かの『アウシュビッツは終わらない』の人です。化学技術者でもあった人なので、元素にまつわるエピソードを綴った自伝的小説なのも納得です。収容所体験については『アウシュビッツ〜』で語っているので、この小説にはあまり出ては来ません。その意味ではこれはレーヴィの人生における数少ない上澄みをすくい取った小説でもありましょうか・・・。
メンテ

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