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2003年上半期・カワイルカのベストほんやく本
日時: 2003/07/04 22:13
名前: カワイルカ
参照: http://www.geocities.co.jp/Bookend-Akiko/5866/

読書量からいってベスト5が妥当だと思いましたが、どうしてもしぼりきれずに6作品になってしまいました。順位はありません。

『灰色の輝ける贈り物』アリステア・マクラウド
 この作品の良さを説明しようとすると言葉を失ってしまいます。古典のような味わいのある作品でした。

『ドロレス・クレイボーン』 スティーブン・キング
 キングの職人芸が遺憾なく発揮された傑作です。

『シャーマンの教え』 ノア・ゴードン
 南北戦争の頃のアメリカの社会の複雑さがよくわかりました。とにかく面白い作品でした。

『スパイたちの夏』  マイケル・フレイン
 独特の語り口で余韻の残る作品でした。

『フェリシアの旅』  ウィリアム・トレヴァー
 重厚な内面描写が読みごたえがありました。

『もしかして聖人』  アン・タイラー
 感想はまだですが、上半期に何とか間に合いました。『歳月のはしご』や『パッチワーク・プラネット』のような畳みかける面白さはないですが、しみじみとした味わいのある作品でした。


ベスト6には入らなかったものの、印象に残った作品をいくつかあげておきます。

『JSA 共同警備区域』 朴 商延
『宮殿泥棒』       イーサン・ケイニン
『ベル・カント』     アン・パチェット
『抱擁』         A・S・バイアット
メンテ

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Re: 2003年度上半期・カワイルカのベストほんやく本 ( No.1 )
日時: 2003/07/01 23:23
名前:

そうそう、『灰色の輝ける贈り物』はどうしようか迷った挙げ句に、外しちゃったんですよ〜(泣)私の書き込みの最後で、「短編集ぶつぶつ……」と言ってる中には入ってるつもりなんですけどね、『灰色の〜』とか『冬かぞえ』とか『燃えるスカートの少女』とか、とかとか(笑)。
ベスト本考えるとなると、短編集はやはり不利だなあ、人生ってつらいなあ(笑)
メンテ
Re: 2003年度上半期・カワイルカのベストほんやく本 ( No.2 )
日時: 2003/07/02 00:26
名前: すみ&にえ
参照: http://www.aw.wakwak.com/~w22/

『灰色の輝ける贈り物』は良かったですよね〜。この方は1冊読んだだけでもう、あと2冊出たら厳選作家に入れることを決定してしまいました。本当に素晴らしい作家ですよね。こういう方の本に巡り会えるから、翻訳本はやめられないのだな〜♪
『ドロレス・クレイボーン』これは入れていただいたことがすんごい嬉しいです。私たちのなかでも、これは大事な大事な1冊ですね。『フェリシアの旅』はそんなに良かったのですか〜。
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Re: 2003年上半期・カワイルカのベストほんやく本 ( No.3 )
日時: 2003/07/05 09:34
名前: カワイルカ
参照: http://www.geocities.co.jp/Bookend-Akiko/5866/

>雫さん
短編集は確かに読んで時間が経つと印象が薄れてふりなんですが、『灰色の輝ける贈り物』は第一話の父親の印象が強く残っていて、これだけでも入れる価値があると思いました。
『ベル・カント』のラストは好きです(笑)。

>すみ&にえさん
『ドロレス・クレイボーン』は老後に再読しても楽しめそうですね。
『フェリシアの旅』は後半の内面描写がすごかったです。こういう心の闇を描いた作品はすみ&にえさんの好みではないかと思うのですが。
メンテ

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