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2004年上半期・Hiroのベストほんやく本
日時: 2004/07/10 00:31
名前: Hiro

今回そんなに本を読んでないので5冊・・と思ったのですが、気がつけば何故か10冊に。(^^;
順位は関係ありません。


◇長編小説ベスト5◇

『シェル・シーカーズ』 ロザムンド・ピルチャー
  一人の女性の生き方を、甘いところも苦いところもじっくり描いてあって、読み応えがありました。

『薔薇の名前』 ウンベルト・エーコ
  作家の宗教・思想や中世史に対する認識の深さに圧倒されます。ミステリーを超えたミステリー。

『頭蓋骨のマントラ』 エリオット・パティ スン
  つい『薔薇の名前』と並べたくなります。(笑) 遜色はないです。弾圧に屈せず、信仰を貫くチベットの人々の姿が美しい。

『魔女は夜ささやく』 ロバート・マキャモン
  次はどうなるの!?と夢中になって読みました。植民地時代のアメリカの細部にわたる描写も興味深い。

『奇術師』 クリストファー・ブリースト
  読後が未だにしっくりしない・・・と言いつつ、やはりこれは面白かった♪


◇短編集ベスト5◇

『冬の犬』 アリステア・マクラウド 
  過酷な自然の中で生きる島民たちのどっしりと根の張った生き様に心打たれます。

『ヨットクラブ』 デイヴィッド・イーリイ 
  誰もが心の奥に秘めているかもしれない狂気。知的でクールなブラックユーモアの短編集。

『エバ・ルーナのお話』 イサベル・アジェンデ
  現代のシェヘラザードが紡ぎだす物語の数々。どのお話もとても魅力的でした。

『不思議のひと触れ』 シオドア・スタージョン
  ちょっと珍味なSF短編集ですね。中でも「影よ、影よ、影の国」がよかったです。

『ダンス・ミー・アウトサイド』 W・P・キンセラ 
  可笑しくて、とても切ないお話でした。こういうインディアンの目から社会を見た小説って少ないですね。
メンテ

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Re: 2004年上半期・Hiroのベストほんやく本 ( No.1 )
日時: 2004/07/08 22:02
名前: すみ&にえ
参照: http://park8.wakwak.com/~w22/

昨夜、一回書いたんですが、なぜかない・・・。管理人に消されたのかも、って私たちが管理人じゃん(笑) 投稿ボタンを押してなかったのかも(T_T)(T_T) 

ということで、気を取り直しまして、Hiroさんご参加ありがとうございます。まずまず、なんといっても『シェル・シーカーズ』これは私たちにとっても特別な1作なんで、嬉しくなっちゃいました。なにかになったというのではなく、潔い生き方そのものを成し遂げた、そんな女の一生でしたね。
あと、『頭蓋骨のマントラ』は一時期のものではなく、この先も読みつがれてほしいですよね、単なるミステリってだけじゃないから。それからそれから、『ダンス・ミー・アウトサイド』は私たちも直前まで入れるか迷ったんですよ。ジンジン来ましたよね〜。
メンテ
Re: 2004年上半期・Hiroのベストほんやく本 ( No.2 )
日時: 2004/07/09 20:31
名前: 海ねこ

あのう〜 『黒い犬』はマキューアンですよね?マクラウドは『冬の犬』。わたしも大好きな作品なので、老猫心ながらひとこと。
『シェル・シーカーズ』、今まで読んだピルチャー作品の中では一番好きです♪ 
メンテ
Re: 2004年上半期・Hiroのベストほんやく本 ( No.3 )
日時: 2004/07/09 21:48
名前:

うんうん、全体的に非常に頷けるベストですね!……なーんて言いながら『薔薇〜』と『頭蓋骨〜』は未読なんすけど(笑)。うーんこのあたりがどうも今後の課題かも〜、とひとのベストで気が付く自分の読書傾向でありました(笑)
一番嬉しいのは『ダンス・ミー・アウトサイド』が入ってたことかもしれない。あっほんとだ、そういえばすみ&にえさんとこに入ってなかった……ガーンガーンガーン(笑)
メンテ
Re: 2004年上半期・Hiroのベストほんやく本 ( No.4 )
日時: 2004/07/10 00:36
名前: Hiro

>海ねこさん
ギャーーーーー!!!ホントだ〜!
海ねこさん、教えてくださってありがとうございました♪
自分のリストを見直してる時に、何かが変と思ってたんだけど、気づかなかった。(恥)
これはマクラウドの『冬の犬』の方です。なんで『黒い犬』になっちゃったんだろう。(^^;
マキューアンはまだ1冊も読んでないんです。そろそろ何か読みたいと思ってますが。
あっ、『シェル・シーカーズ』、いいですよね♪
メンテ
Re: 2004年上半期・Hiroのベストほんやく本 ( No.5 )
日時: 2004/07/10 01:25
名前: Hiro

>すみ&にえさん
『シェル・シーカーズ』はすみ&にえさんのおすすめがなければ、読んでいなかったと思います。おかげで素敵な本に出会えました♪
『頭蓋骨のマントラ』はミステリーとしてよりも、別の意味でとても印象に残りました。今でもまだあの余韻が残ってます。この作品のよさは、時間がたっても色あせないんじゃないかって思いますよね〜。
それにアメリカ人の作家なのに、チベットの人や中国人がとてもよく書けてる気がします。少なくとも日本人の目から見て違和感がない。皆すご〜くアジアンなんですよね。
単という主人公のキャラクターもこの物語にピッタリなので、このシリーズは期待してま〜す♪

>雫さん
『ダンス・ミー・アウトサイド』は雫さんのおすすめだったんですよ。・・で今、雫さんの2003年の年間ベスト本を見に行ってきたのだけど、私の今回のベスト本が3冊あったわ。(笑)
サイラスはマイノリティの苦しみを声高に叫ぶというタイプではなく、むしろハードな内容でもケロッとしてしゃべったりするんだけど、なんかそこがいいのよね。読んでる方もクスクス笑いつつ、心にビシッビシッと響くものがある。
『薔薇の名前』と『頭蓋骨のマントラ』は謎解きの面白さだけで読ませるというミステリーではないので、雫さんにもおすすめできると思うんですけどね。どうかしら?
メンテ

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