2003年上半期・ベックのベストほんやく本 |
- 日時: 2003/07/04 22:15
- 名前: ベック
- あまり翻訳本は読めてないのですが、ざっとこんな感じです。
1.「コレクションズ」ジョナサン・フランゼン 2.「壜の中の手記」 ジェラルド・カーシュ 3.「夢見た旅」 アン・タイラー 4.「無限アセンブラ」アンダ-スン&ビースン 5.「生まれながらの犠牲者」ヒラリィ・ウオー 以上でございます。「コレクションズ」は、濃密な時間を過ごしましたね。喜劇、悲劇入り混じり、あらゆるドラマの要素が詰め込まれてました。 「壜の中の手記」は、ほんとよくぞ今まで隠していてくれたな、と日本の出版社に怒りをおぼえるくらいおもしろい短編集でしたね。 「夢見た旅」は、肩の凝らない軽さなのに、結構濃い内容で感心しました。 「無限アセンブラ」は、単純に楽しめましたね。ハリウッド映画的な演出が少し鼻につきましたが、よく練られたプロットとキャラクターの描き方が新鮮でした。 「生まれながらの犠牲者」は、失踪小説の雄、ウオーの隠れ名作でございます。読んでる間は少々辛気臭い展開に挫折しそうになるのですが、読み終わった段階でガラッと評価が変わってしまいました。読み終わって題名の意味がのしかかってきます。
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