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2003年・おはなの年間ベストほんやく本
日時: 2004/01/13 01:27
名前: おはな
参照: http://www.geocities.jp/hana3ana3

部門賞として考えていたので順位としては確定し切れず、実際<物語の快感大賞>と<翻訳大賞>では、明らかに<翻訳>『ウッツ』の方が小品なのに上位に来るのも矛盾しておりますが。また同順位を多く含んでしまってごめんなさい。7位の作品には各々傑出した部分がすごくて比べようがなかったでのです。

1.チャトウィン『ウッツ男爵』<翻訳大賞>

2.ゼーバルト『アウステルリッツ』<この新刊に会えてよかった大賞>

3.マーク・ヘルプリン『兵士アレッサンドロ・ジュリアーニ』<物語の快感大賞>

4.エーコ『ウンベルト・エ−コの文体練習』<お笑い大賞>

5.ヴォネガット『タイタンの妖女』<不思議にも心に残る大賞>‥もう最後の雪景色が美し過ぎ。そのシーンが心に刷り込まれました。

6.ジョン・アーヴィング『ホテル・ニューハンプシャー』<涙でグショグショ大賞>

7.・エリアス・カネッティ『眩暈』<奇書大賞> 変よこれは。
 
  ・ミロラド・パヴィチ『風の裏側』<初体験大賞>だって右からも左からも読める‥とかそーゆー作りだけの問題ではなく。
 
  ・莫言『白檀の刑』<お大名行列ひれ伏し大賞>
 
  ・ナボコフ『透明な対象』<出だし派イチ押し大賞>‥賛否両論ありますねー。私は魅入られたクチ。

以上の10作品となりました。
メンテ

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Re: 2003年・おはなの年間ベスト本 ( No.1 )
日時: 2004/01/07 00:23
名前:

さすがはおはなさん、一筋縄ではいかないベスト考ですね!そんなユニークなあなたには是非<名付け親大賞>を差し上げたい。

ホントは、ランクの最下行にTTを発見して「や、やっぱし話が合わないみたい……」とすぐさま帰る準備をしたのですが、『アウステルリッツ』や『ホテル・ニューハンプシャー』に引き留められました(笑) アーヴィングのランクインはとりわけ嬉しい♪

ベストの中で、未読で興味があるのは『眩暈』かな……なにしろおはなさんをして<奇書大賞>と呼ばせてしまうその底力というかヘンさ加減とは、一体どれほどのものであろうと。ちょうど私、眩暈症でもあるし(関係ないし)
あ、<物語の快感大賞>の『兵士〜』も読んでみたいな。
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Re: 2003年・おはなの年間ベスト ( No.2 )
日時: 2004/01/07 02:20
名前: すみ&にえ
参照: http://park8.wakwak.com/~w22/

やっぱりチャトウィン様が入ってますね〜。<翻訳大賞>だ〜! 『ウッツ男爵』は面白かったです。チャトウィン様は私たちも、もっと読み進めたいな。
うんうん、『ホテル・ニューハンプシャー』の<涙でグショグショ大賞>はやっぱり嬉しいですね。
それにしても、『透明な対象』は本当にお気に召したのかしら、グチグチ(笑)
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Re: 2003年・おはなの年間ベスト ( No.3 )
日時: 2004/01/07 22:51
名前:
参照: http://http://yonosk.at.infoseek.co.jp/

偏愛チャト様めでたくトップですねー。ほんとはチャト様だけで上位3位くらい埋めたかったのでは? あ、そうすると下のナボ氏あたりが転落するからまずい…ということはないけど、語り系から遊戯系まで花盛りの豪華ラインナップですね。出版年もさまざまだから、誰かのオールタイムベストと言われても信じそうかも。『アレッサンドロ』もいいかげんに文庫化すればいいのに〜。
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Re: 2003年・おはなの年間ベストほんやく本 ( No.4 )
日時: 2004/01/13 14:37
名前: おはな
参照: http://www.geocities.jp/hana3ana3

雫さん>
そうそう、ナボを入れたせいでど〜せだぁれもメッセージなんかくれないわ〜と悲観しておりました(笑)。えっ『眩暈』にご興味ありとな!むむ〜、私はおすすめしませんよ絶対。すごいですから。もち『アレッサンドロ』は是非〜これはきっとお話がはずみそう、るるん。

すみにえさん>
『ウッツ』を気に入って下さってほんとに嬉しいです。復刊投票も有り難うございましたっ。
で、やはりナボ。だってさぁ‥まぁ出合い頭に変な人とぶつかっていけないことになってしまうってのも世の中ありますでしょう?(笑)。

坤さん>
『ウッツ』よりもっと大作がずらずらあるのに1をつけてしまうところが偏愛というより盲愛ですねー。えーえー全5作の内どれを取るかは迷いました。
『アレッサンドロ』は確か坤さんが教えてくれたのでは‥?思えばチャトウィンとカネッティ以外はみーんなどなたかのご紹介によるものばかり、有り難いです。
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Re: 2003年・おはなの年間ベスト ( No.5 )
日時: 2004/01/10 12:09
名前: マルチヴァク
参照: http://www.h5.dion.ne.jp/~multivac

いや〜ん、『アウステルリッツ』どうしても読まねばならない気分になってしまったではないですかっ。『おすすめしませんよ絶対』本『眩暈』にも興味深々だし。え?そうです天邪鬼です。
アーヴィングの入賞はとりわけ嬉しいです♪実は密かに偏愛しているのだ。
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Re: 2003年・おはなの年間ベスト ( No.6 )
日時: 2004/01/11 22:42
名前: H2
参照: http://www2.ocn.ne.jp/~h2tea/

お、1位は『ウッツ』ですね!翻訳は雰囲気があってよかったですね。
読んだことがあるのは『ウッツ』『アウステルリッツ』『白檀』の3作だけでした。後者の2作はおはなさんに教えてもらった本でした。
『兵士アレッサンドロ・ジュリアーニ』は積んでないで今年こそ読まなくちゃ(実は去年もそう言っていたのであった)。今年こそは〜。
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Re: 2003年・おはなの年間ベストほんやく本 ( No.7 )
日時: 2004/01/13 14:38
名前: おはな
参照: http://www.geocities.jp/hana3ana3

マルチヴァクさん>
そうか〜読むなというと読むタイプなのですね。よぉし。
アーヴィング偏愛でしたか〜。あれは物語りの王道。正直あそこまでいいとは思っていませんでした。『アウス』がまだとは‥私行商に行くの忘れてたのかしらん。

H2さん>
えーえー。行商に行きましたもんねー(笑)。
『アレッサンドロ』はいいですばい。涙が凍り付くような場面もあります。これの古本、頂いたのですがその時も涙出ましたよ〜。
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Re: 2003年・おはなの年間ベスト ( No.8 )
日時: 2004/01/12 11:39
名前: もぐら

うぅぅ、「一冊も読んでない」なんて書き込めなくて、迷っていましたが、書き込み(笑)
エーコとヴォネガット、それにナボコフが気になりますね。
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Re: 2003年・おはなの年間ベストほんやく本 ( No.9 )
日時: 2004/01/18 01:37
名前: しま

「ウッツ」、やっぱりこれなんですね〜。おはなさん。
「ホテル・ニューハンプシャー」の受賞も嬉しいですねぇ。アーヴィングの作品の中で一番好きな作品なんです。高校生の時に図書館で借りてハマり、ずるずると手元に置き続け、再読につぐ再読。結局今でも私の本棚に鎮座なさってます。ほほほ。もう時効ですわ。
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Re: 2003年・おはなの年間ベストほんやく本 ( No.10 )
日時: 2004/01/25 16:46
名前: おはな
参照: http://www.geocities.jp/hana3ana3

もぐらさん>
ってなこと言って油断してるといつかかぶってどうしようもなくなってしまうかも。エーコは物語としておすすめだし、ストーリーが要らないならナボコフも(笑)。私はもぐらさんの『山の郵便配達』が相変わらず気になっています。

しまさん>
にゃはは。そうです。ウッツに始まりそれに終わる、自分の過熱ぶりが少し恐ろしいような。
まぁアーヴィングはそのような手段でゲットされましたか。やるぅ。だって昔はまだブック○フ100円なんてなかったですもんねー。そうそう、正当防衛は罪じゃない〜(笑)。
こうしてしまさんとお話出来て、本当に嬉しい限りです。
メンテ

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