2003年・石塚貴理の年間ベストほんやく本 |
- 日時: 2004/01/04 23:33
- 名前: 石塚貴理
<kiri_ishizuka@hotmail.com>
- 2003年のベストほんやく本です。
順位をつけるのって難しいですね〜! そして、読んだ数のあまりの少なさに我ながらびっくり(^^;。今年はもっと励みたいと思います。
■1位 『ドゥームズデイ・ブック』 コニー・ウィリス 『航路』 コニー・ウィリス これはもう、どうしてもどちらか一つには決められませんでした。私の2003年は“コニー・ウィリス”を1位にってことで。
■3位 『昏き目の暗殺者』 マーガレット・アトウッド とにかく圧倒されてしまいました。小説を読む面白さをしみじみ味わわせてくれた本。アトウッドは今年あらためて全作読破したいと思います。
■4位 『星を継ぐもの』 ジェイムズ・P・ホーガン 自分でもまさかこの本で泣くとは思わなかった・・・。壮大な謎解きにただただ感動。
■5位 『デイヴィッド・コパフィールド』 ディケンズ 今更言うまでもないって感じですが、やっぱりとっても面白かったので。ちなみに、岩波文庫の方です。
■6位 『招かれざる客たちのビュッフェ』 クリスチアナ・ブランド ブランドのピリリと辛い短篇集。『ハイヒールの死』も『はなれわざ』も大好きだけど、完成度の高さとしてこちらを選びました。
■7位 『スモールボーン氏は不在』 マイケル・ギルバート 『捕虜収容所の死』と迷いましたが、翻訳としてはこちらの方がより好み。もちろん本格ミステリとしても◎。
■8位 『9年目の魔法』 ダイアナ・ウィン・ジョーンズ 何を読んでも面白いダイアナ・ウィン・ジョーンズ。2003年の悔いは、『ダークホルムの闇の君』『グリフィンの年』を積んだままにしたことです(^^;。
■9位 『半身』 サラ・ウォーターズ 読後感は微妙でしたが(^^;)、ものすごく強烈な一冊でした。今春に出る新刊も楽しみ。
■10位 『トルーマン・カポーティ』 ジョージ・プリンプトン 小説ではないので恐縮ですが・・・(オーラル・バイオグラフィーというらしい)。カポーティの生涯がまざまざと浮かんでくる一冊。淡々と語られているだけに、心に沁みました。
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