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2003年・もぐらの年間ベストほんやく本
日時: 2004/01/02 03:38
名前: もぐら

☆第1位☆
彭 見明『山の郵便配達』(集英社)

文句なしでこれが一番でした。中国もの は初めてでしたが、短編集の一つ一つがとても良かったです。めぐりあえて本当に良かった、と思っています。

☆第2位☆
ケン・フォレット『大聖堂』(上・中・下/新潮文庫)

読み応えのあるスケール、内容の緻密さ、非常に良くできた構成、それら全てがしっかりとかみあった、非常に良い長編でした。大満足!

☆第3位☆
イタロ・カルヴィーノ『パロマー』(岩波文庫)

読みやすかった、と決して言いません。けれど、少しずつ読み込んでいった愛着みたいなものがありますね。面白かったです。

☆第4位☆
リチャード・マシスン『ある日どこかで』『奇跡の輝き』(創元推理文庫)

二つ並べてしまいました。異質な二作品ですが、どちらもとても印象に残りました。読むということでは前者が、考えるという点では後者が良かったです。

☆第5位☆
アーシュラ・K・ル・グィン『言の葉の樹』(ハヤカワ文庫)

これも読み応えがありましたね。なかなか骨があり、何度も歯を折りそうになりましたが、非常に興味深い作品でした。

☆第6位☆
スタニスワフ・レム『ソラリスの陽のもとに』(ハヤカワ文庫)

上半期に挙げました。

☆第7位☆
ジョアン・ハリス『ブラックベリー・ワイン』(角川書店 Book Plus)

軽い読み物として見られるようですが、メインの登場人物の生き方というか生きる哲学のようなものが良かったですね。(ちなみに『ショコラ』は読んでません。)

☆第8位☆
エース・スターリー『誰にでも人生の魔法がある』(扶桑社)

こういうの好きなんです。人生の中で、生きる意味を見つめる瞬間の積み重ね、というものが感じられる作品。ス〜ッと読めちゃうけど、立ち止まりながら読んでもらいたいですね。

☆第9位☆
エイモス・チュツオーラ『やし酒飲み』(晶文社)

あはは、やっぱり気になっちゃう一冊でした。わけがわからないんだけど、それでいてやっぱり面白かったかな、と。

☆第10位☆
ラーゲルクヴェスト『巫女』(岩波文庫)

これは、要再読作品です。重くて重くて...いずれじっくりしっかり読み返したい、と思うのですが、気持ちの余裕がないと読めないですね。けど、「要再読」という点て、ぎりぎりすべりこみ。

と並べてみると、他のみなさんとは、かなり傾向が違うものが並んでしまいました。というよりも、他のみなさんの読んでいるものを私があまりにも読んでいない、というだけなのかもしれませんが...

よろしかったら、こちらもご覧下さい。
http://www.rikkyo.ne.jp/tvr/maulwurf/class/eindruck.htm
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Re: 2003年・もぐらの年間ベストほんやく本 ( No.1 )
日時: 2004/01/05 02:14
名前: すみ&にえ
参照: http://park8.wakwak.com/~w22/

ええっ、てっきり1位はケン・フォレット『大聖堂』のほうだと決めつけてましたよ。そうですか、『山の郵便配達』のほうでしたか。これまた私たち、読もうと思ってるのにまだ読んでない本なんですよね、今年にはなんとか。『やし酒飲み』はあえて「裏切り者〜っ」と冗談めかして叫ばせていただきます(笑)ラーゲルクヴェスト『巫女』は一読では理解しきれないところに凄味がありましたよね。これは私たちもいつかは再読しようっ。
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Re: 2003年・もぐらの年間ベストほんやく本 ( No.2 )
日時: 2004/01/13 14:36
名前: おはな
参照: http://www.geocities.jp/hana3ana3

『パロマー』さすがに入って来ましたね。嬉しいなぁ。私も1位はフォレットだとばかり思っていました。『山の‥』某古書店に半額で出てるんですよね〜。見る度迷っています。短編集というとこがネックで‥しかしいずれはゲットしちゃいそう。そうなったらもぐらさんのせいかも知れない‥。
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Re: 2003年・もぐらの年間ベストほんやく本 ( No.3 )
日時: 2004/01/08 03:38
名前: もぐら
参照: http://www.valley.ne.jp/~maulwurf/

ご期待を裏切ったようで、ごめんなさい。『山の・・・』は、もぐらにとっては、それだけ心に迫るものだったわけです。東洋のシュティフター!うん!
すみ&にえ さん>
そう、裏切り者なんです。穴掘って隠れちゃいます(笑)でもね、やっぱり気になっちゃうんですよね。自分が読み込めていなかったんじゃないか、って。だから、『巫女』を合わせて下位にランクインです。
おはな さん>
あまり おはな さん好みではないかもしれないです(って、挑発的?)。でもね、こういうのもぜひぜひ読んで頂きたい、と思っているんですよ、実は(^。^)
「もぐらさんのせい」?大いに結構です。責任は取りますよ(どう とるのか?)。くだらん話だったら、僕が定価で買い取りましょう!
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Re: 2003年・もぐらの年間ベストほんやく本 ( No.4 )
日時: 2004/01/11 22:16
名前: H2
参照: http://www2.ocn.ne.jp/~h2tea/

私も一位はきっと『大聖堂』だろうと思ってました。ヤラレタ〜(笑)。
でも『山の郵便配達』いいですよね!この短編集、特に表題作が好きなのです(所持していないけれど)。実はDVDを買っちゃったのです、えへへ。時間があるときにジックリ観ようと思って、まだ観てないのですが。
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Re: 2003年・もぐらの年間ベストほんやく本 ( No.5 )
日時: 2004/01/13 01:51
名前: もぐら

あぁ〜〜、いいなぁ〜!>H2さん
僕は、先月(?)ケーブルテレビでやったのを録ったので、時々見ています。なかなか良いですよ!!早く見ましょう!
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