このスレッドはロックされています。記事の閲覧のみとなります。
トップページ > 記事閲覧
わかばの2007年ベストほんやく本
日時: 2008/01/01 17:12
名前: わかば

 わかばです。相変わらず若輩者ですが、昨年も楽しく読書できました。お礼もかねて参加させていただきます。
 
1. ヴィクトル・ペレーヴィン「チャパーエフと空虚」
 旧作ばかり読んでいるので1位くらいは新作にしたいと思いました。読んでる間楽しく、他の作品(「虫の生活」「眠れ」は本当によかった)もハマりました。どんどん新作が翻訳されるといいなという希望をこめて1位です。

2. レーモン・ルーセル「アフリカの印象」
 こちらのサイトを訪れなければ知ることがなかったかもしれない一冊。とにかくめちゃめちゃハマりました。この世界がとにかく好きです。

3. エミリー・ブロンテ「嵐が丘」
 有名作品の中では一番衝撃でした。有名な作品を読むときは先入観を超えるか否かみたいなところがどうしてもあるのですが、これは超えるどころかぶっとびました。いまだに何がなんだか。もう一度読みたいです。

4. カポーティ「ティファニーで朝食を」他
 今年のハマりもの、カポーティ。このほか「草の竪琴」「遠い声、遠い部屋」「夜の樹」を読みました。どれもよいのですが、最初に読んだティファニーを代表にあげました。
 
5. ジャネット・ウィンターソン「灯台守の話」
 よかったです。熱いし濃いし。この人でなければ書けない世界を堪能しまくりました。

6. イスマイル・カダレ「砕かれた四月」
 これまた説明できないのですがものすごく好きでした。今年は東欧ものをもっと読むぞー宣言。

7. (まとめて)トマス・ピンチョン「ヴァインランド」、G・ガルシア=マルケス「百年の孤独」
 どちらもすごい世界観を堪能しました。発売当時とかに読んでいたらもっと衝撃を受けたかなと思いますが濃い読書でした。

9. (まとめて)オルハン・パムク「雪」、エミール・ハビービー「悲楽観屋サイードの失踪にまつわる奇妙な出来事」、アンドレイ・クルコフ「大統領の最後の恋」

特別賞:(今年のハマリものその2)パトリシア・ハイスミス
 「太陽がいっぱい」その他4冊くらい読みました(長編ばかり)。全制覇したいなと思っています。読んでる最中イライラ、読み終わっていやーな気分。なのに読みたいハイスミスなのでした。

 今年こそ、もっと新作に手を出したいと思っています。
 
メンテ

Page: 1 |

Re: わかばの2007年ベストほんやく本 ( No.1 )
日時: 2008/01/05 12:05
名前: こぶた

わかばさん、はじめまして。
いつもわかばさんの書き込み、楽しく読んでます。
私は、カポーティがものすごーーく好きなので、わかばさんのベスト見て嬉しくなってしまいました。私も一番最初に、ティファニーを読み、すっごく新鮮で気に入ってしまったのでした。一番好きなのは、「草の竪琴」です。
わかばさんのベストの中では、他は「嵐が丘」しか読んだことないので、他の作品もいつかチャレンジしたいです。とくにジャネット・ウィンターソンは、絶対に今年中に一つは読んでみたいと思ってます。
今年も感想をいろいろ聞かせてください。
こぶた@このサイトからいいとこ取りばかりしてます。
メンテ
Re: わかばの2007年ベストほんやく本 ( No.2 )
日時: 2008/01/06 13:56
名前: わかば

こぶたさん>
コメントありがとうございます(^^)
カポーティ、いいですよねえ(しみじみ)。クリスマスの思い出は電車内でマジ泣きしてしまいました。名刺には私も「トラベリング」と書きたい(笑)。「草の竪琴」はエドワード・ファーロング(ターミネーター2の男の子、古い話ですが。。)主演で映画化されてるそうでビデオ探したんですが近所にはなく…。まだ未読本があるのでカポーティは全部読みたいと思ってます。
ウィンターソンはぜひぜひ!
私こそこちらのサイトからいいとこ取りの日々です。これからもよろしくどうぞ(^^)
メンテ
Re: わかばの2007年ベストほんやく本 ( No.3 )
日時: 2008/01/07 11:59
名前: こぶた

忘れてましたが、そういえば、映画「グラス・ハープ」見ました!映画館も閑散としてました。けっこう原作に忠実に描こうとしていたように記憶してます。私は、読んで久しく時間がたっていたので、「あっ こんなシーンあったかも」と懐かしい気持ちで見れましたが、原作読まずに見ると、「何じゃこりゃー」となってしまうのではないかと思ったような。いきなり映像だと、ちょっとどたばた人情劇みたいに感じられてしまいそうで。
それより、私は、数年前の映画「カポーティ」を見なければ、と思いつつ見てません。見なきゃ。
こぶた
メンテ
Re: わかばの2007年ベストほんやく本 ( No.4 )
日時: 2008/01/07 22:34
名前: わかば

こぶたさん>
おお、ご覧になっていたのですね〜。どたばた人情劇(苦笑)なんとなく想像つくような^^;
そうですね、あの感じを映像にするのは難しいでしょうね。ただ本を読んであの…(名前忘れちゃったけど)木が出てきますよね(その木の上にみんなで行く)。その木がどんな木なのか、それを映像で見てみたいなーと思ったのです。外国の小説で、エニシダとかドクムギとか出てくると「うーん、どんなん?」といつも思ってしまうのでした(笑)。
メンテ
Re: わかばの2007年ベストほんやく本 ( No.5 )
日時: 2008/01/08 22:25
名前: すみ&にえ
参照: http://park8.wakwak.com/~w22/

わかばさん、ご参加ありがとうございます♪

おおっ、「チャパーエフと空虚」が1位ですか。うんうん、私たちはまだ2冊だけですが、ヴィクトル・ペレーヴィンはぜひぜひこれからも出して欲しい作家さんですね。なにかのきっかけでちょっとでも名が知られれば、好きになる方はけっこう多いんじゃないかって気がしますよね。そして、ルーセル「アフリカの印象」に「嵐が丘」だ〜。もしかしてブーム…なんてまた言ってみたりして。それにしてもハイスミス、「読んでる最中イライラ、読み終わっていやーな気分」で読みつづけていらっしゃるお気持ち、わかりますわ〜(笑) というか、私たちも。あ、でも、短編は良かったですよ。あ、やっぱこの作家、凄いんだ、なんてちょっと間抜けに思ってしまいましたw
メンテ

Page: 1 |