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2007年上半期・にぃにぃ魔女のベストほんやく本
日時: 2007/08/21 17:01
名前: にぃにぃ魔女

お久しぶりです。なかなか来れなくて、すみません。やっと宿題終わりましたーふぅ。息抜きに読書中です。
さて、ベストです。

1位
「双生児」
・クリストファー・プリースト
>至福の読書体験でした。流し読み厳禁の騙りの技術。感服しましたー「奇術師」よりも「魔法」が好きなあたしにはもう、たまりませんな。文句なしのベスト1です!

2位
「観光」
 ・ラッタウット・ラープチャルーンサップ
>また、素晴らしい新人作家登場です。タイ生まれ、アメリカ育ちで、なんだかチャンネ・リーやハ・ジンなどを思い出しますが、前記の作家に負けてません。表題作「闘鶏師」がいいです。

3位
「アナンシの血脈」
・ニール・ゲイマン
>これぞエンターティメント!楽しかったです。上下巻本ですけど、すごいスピードで読めました。同じ作者の合作「グッド・オーメンズ」もオーメンを扱った爆笑傑作です。

4位
「ナンバー9ドリーム」
・デイヴィッド・ミッチェル
>イギリス人の若手作家が日本人を主人公にした父親探し・・・って言っても面白みが通じない!SF風味、ミステリー風味といろんな読み方ができる作品です。

5位
「神を見た犬」
・ディーノ・ブッツァーティ
>偏愛する幻想小説家の新訳短篇集です。店頭で見て興奮しました。表題作「七階」が素晴らしい。これが売れて、河出書房から出ている「待っていたのは」「七人の使者」「石の幻影」も復刊希望!傑作揃いですから!

>こんな感じですかね。他にも「空中スキップ」「ある島の可能性」「聖母の贈り物」と良い小説に出会えて、幸せです。
>あと、日本の小説なんですが、佐藤亜紀の「ミノタウロス」が素晴らしいんですよ!悪漢たちによる冒険小説の大傑作なんです!これが、今のところの日本の小説の1位。海外が舞台の作品なんで、よかったら読んでみてください。世界水準で見ても、絶対に負けてませんので。

>それでは、また。
メンテ

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Re: 2007年上半期・にぃにぃ魔女のベストほんやく本 ( No.1 )
日時: 2007/08/25 23:04
名前: すみ&にえ
参照: http://park8.wakwak.com/~w22/

にぃにぃ魔女さん、ご参加ありがとうございます♪

そうそう、私たちは夏休み前にHP内を整理しているときに気づいて、ベストに『観光』入れ忘れた〜と叫んでいました(笑) 良かったですよね。ホントにこれからも楽しみな作家さん。
んで、そっか、『アナンシの血脈』良かったのですね。気になってはいたのですが、読めばよかったかもっ。
メンテ
Re: 2007年上半期・にぃにぃ魔女のベストほんやく本 ( No.2 )
日時: 2007/08/28 13:37
名前: にぃにぃ魔女

お返事ありがとうございます。
「観光」は傑作でしたよねー、ラープチャルーンサップには長編を書いていただきたいです!
ゲイマンは「グッド・オーメンズ」も面白いんですよ。ドジな悪魔が予言にあるハルマゲドンを起こすべく、悪魔の子オーメンを運命の家にやったつもりが、間違えて、普通の家庭に生まれ、いい子に育って、さぁ大変!って話なんですけど、面白いですよ。ゲイマンは今年、もう一作翻訳されるそうですよ。
メンテ

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