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2007年上半期・さやのベストほんやく本
日時: 2007/07/11 22:31
名前: さや

読書の波があって思ったほど読めなかったかもしれません。
おかげで下半期への宿題が多くて楽しみなような怖いような(爆)

第1位
サラ・ウォーターズ「夜愁」
厳しい現実を生きる登場人物達ですが、いやだからこそ読み終えてからしばらく経って、あのラストの輝きが鮮やかに思い出されてきます。余韻の勝利かな。

第2位
マーガレッド・アトウッド「昏き目の暗殺者」
今年最初の1冊。作者の豪腕というか、力技と言うか。読み終えて漸く息がつけた小説でした。凄いや。

第3位
ジョージ・マッカイ・ブラウン「守る時 短編集」
初めての作家です。読み終えたばかりで巧く評価がまとまりませんが妙に印象に残る作品集でした。

第4位
クリストファー・プリースト「双生児」
多分もっと読み込めば読み込むだけ発見が見つけられる作品なのでしょう。国書の「未来の文学」の次回配本がプリーストの短編集みたいなので下半期も目を離せないです。

第5位
デイヴィッド・ミッチェル「ナンバー9ドリーム」
クレストからは「林檎の木の下で」とどちらを選ぶか悩んだのですが、「イラクサ」を知っている分だけ「ナンバー9ドリーム」を選びました。疾走感が魅力でした。

で、下半期最初の1冊は悩んだ挙句に今日購入したマークース・ズーサック「本泥棒」にしました。
「囚人のジレンマ」や「ゴーレム100」や「ユーカリ」が積ん読状態。でも来月クレストからジョン・バンヴィル「海」が出るのでいまからワクワクしています。
メンテ

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Re: 2007年上半期・さやのベストほんやく本 ( No.1 )
日時: 2007/07/12 22:46
名前: すみ&にえ
参照: http://park8.wakwak.com/~w22/

さやさん、ご参加ありがとうございます♪

おおっ、さやさんは「夜愁」が1位ですね。今回はほんと分かれる〜。でも、読んだ方の多くはこの本、ベストに入れちゃいますよね。ホントに余韻が残りまくりますよね。それぞれの登場人物の息づかいまで耳の奥に残ってしまうような…。2位のアトウッド「昏き目の暗殺者」は読んでる最中から強烈でしたよね。これが2007年初の本でしたか。すごい幕開けだ〜w
メンテ
Re: 2007年上半期・さやのベストほんやく本 ( No.2 )
日時: 2007/07/14 13:58
名前: ぱらん

始めまして。
まだ投稿もしてないのに感想をいうのはどうかな?とも思ったんですが、3位のジョージ・マッカイ・ブラウンていいですよね!
私は「アンドリーナ」という短編集を読んでベストに入れようと思ってるんですが、終生を過ごしたオークニー諸島に伝わる伝説をベースにした物語に不思議な味わいがあります。後書きでみたところブッカー賞候補にも挙げられたことがあるとか。
こうしていろんな作家を発見したり意見を交わしたりできるってなんかとてもうれしいです。
メンテ

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