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2007年上半期・H2のベストほんやく本
日時: 2007/07/08 22:10
名前: H2
参照: http://www2.ocn.ne.jp/~h2tea/

こんばんは。あっという間に上半期がすぎ、読書界期待の恒例ベストの時期なのですね。
いざ選ぼうとしたら、この半年間、翻訳物は読んでいても、小説はほとんど読んでいないことに気づきました。なので選択の余地がなく、5つしか選びようがなかったです。小説以外が入ってますが、翻訳物ということで許して〜。
後半戦はがんばるどー。

1位 『夜の国』 ローレン・アイズリー(工作舎)
夜(闇)の世界を彷徨うかのような、魂の漂流とでも言うか、スピリチュアルなネイチャー・ライティング。

2位 『ラデツキー行進曲』 ヨーゼフ・ロート(鳥影社)
失われし故国へのレクイエム。荘重さというかそんなものがあって、それが忘れられないんです。

3位 『極北の動物誌』 ウィリアム・プルーイット(新潮社)
これもネイチャー・ライティングなのだけれど、冒頭の「旅をする木」は寓話のような作品でした。

4位 『オデッサ物語』 イサーク・バーベリ(群像社ライブラリー)
表題作はオデッサのユダヤ人ギャングを書いた連作で、ロシア小説という重々しいイメージとは一線を画していて新鮮でした。

5位 『不在の騎士』 イタロ・カルヴィーノ(河出文庫)
最期まで軽やかに読ませてくれて、面白かったです。
メンテ

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Re: 2007年上半期・H2のベストほんやく本 ( No.1 )
日時: 2007/07/09 02:38
名前: おはな

H2さんこんばんわ。
私と似たような読了数というか半停滞のようなそうじゃないような‥えっ縁起が悪いから止めてくれって?(笑)。
ロートのラデツキーがぐぐっと来たみたいですね。他のロートを読んじゃった私はまだ未読ですが、もちろんいずれ行きますからね。
カルヴィーノの作品は私は読めば常にベストに入れてしまう傾向ありです。そうそう、あの軽やかさ。誰にも真似出来ません。
メンテ
Re: 2007年上半期・H2のベストほんやく本 ( No.2 )
日時: 2007/07/09 22:07
名前: すみ&にえ
参照: http://park8.wakwak.com/~w22/

H2さん、ご参加ありがとうございます♪

あ、小説以外もOKですよ、ご安心ください。というか、それも含めてどしどしってことでよろしくお願いします(笑)
わ〜、1位から知らない本だ。これはエッセイなのですね。でも、タイトルからしても、H2さんのお言葉からしても、単純にエッセイとは片づけられないような。き、気になるっ(笑) あと読んでないのでは『極北の動物誌』、前から気になってたんですよね。でも、『オデッサ物語』 もなんだか良さそうな〜。ロシアものはなにげに惹かれます〜。
メンテ
Re: 2007年上半期・H2のベストほんやく本 ( No.3 )
日時: 2007/07/15 23:56
名前: H2
参照: http://www2.ocn.ne.jp/~h2tea/

>おはなさん
翻訳小説に限ると停滞気味でした〜。読了本はおはなさんより少ないです。20作切っちゃいました。でも翻訳小説以外は読んでいたんですよ。
ということで、他のロートも読みたいと思うのだけれど、なかなか手が出ません〜〜。

カルヴィーノは軽やかですね。内容は凝っているのに。
そういえば、いままで読んだのはどれも軽やかさがありました。それがカルヴィーノの特徴なのかなあ。どうなんですか?

>すみ&にえさん
『夜の国』は、すみ&にえさんの気に入るのではないかと思います。どういう本かは説明しにくいんですけどね。
『極北の動物誌』はご存知でしたか。星野道夫さんのバイブルですね。興味があるのでしたら、まず冒頭の「旅をする木」を読んでみては。短いので立ち読みできると思います。
メンテ

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