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2007年上半期・けーはいのベストほんやく本
日時: 2007/07/03 23:45
名前: けーはい

すみさんにえさんお久しぶりです。ゼーバルトの『土星の環』刊行に間に合わなかったのが悔しい・・・

■1位■

トーマス・ベルンハルト 「消去」

愚痴もこの域まで達すると神々しいな、って思います。


■2位■

エイモス・チュツオーラ「やし酒のみ」 

アフリカ文学でもクッツェーとのあまりの違いに愕然としました。どっちも好きですが。少し前のアニメーションを見てるような印象。
作者が「作家じゃなくて、鍛冶屋になりたかった」と言ってるのも良いです。


■3位■

レーモン・ルーセル「ロクス・ソルス」 

よくこんなに色々思いつくよなあ、と思ったら実は全部アナグラムでした。ってそんな馬鹿な?!

■4位■

ウラジーミル・ナボコフ 「ロリータ」

作品の冒頭みたいなラブレターを誰かに送ってみたいです。我が腰の炎、とか、舌が口蓋をどうのこうの、とか最高でした。

■5位■

ドストエフスキー『鰐』

これは意外と知名度が低いんですかね。鰐に食われたおじさんをめぐって起きるスラップスティック。
ドストエフスキーってギャグも書くんですねえ、と感慨深かったです。
メンテ

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Re: 2007年上半期・けーはいのベストほんやく本 ( No.1 )
日時: 2007/07/04 00:09
名前: すみ&にえ
参照: http://park8.wakwak.com/~w22/

けーはいさん、ご参加ありがとうございます♪

腰が退けて読んでいない『消去』、あえなく挫折した『やし酒のみ』がけーはいさんの1位、2位で、ちょっとイジイジしてしまいましたが(笑)、3位がレーモン・ルーセル『ロクス・ソルス』だ〜っ。ホントに、よくまあ、思いつきますよね、こういう小説を。しかも、時代にあってなくて売れないのに書かずにはいられないというか、売れないと思っていなかったらしきところもすごい(笑)
ドストエフスキー『鰐』って私たちも読んでないです。そうなんですか、そういう作品もあるんですねえ。
メンテ
Re: 2007年上半期・けーはいのベストほんやく本 ( No.2 )
日時: 2007/07/04 13:24
名前: けーはい

レーモン・ルーセルは・・・

自殺する前に「もう死後評価されることにかけるしかない」とか言って、本当に評価されてしまうのがなんとも(笑)

『やし酒のみ』は、アニメ映画『キリクと魔女』みたいなテイストが僕は好きでしたが。。残念
メンテ

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