2006年上半期・にぃにぃ魔女のベストほんやく本 |
- 日時: 2006/10/16 01:02
- 名前: にぃにぃ魔女
- お久しぶりです。最近は勉強にバイトにと忙しい魔女です。なので、読書量が減ってしまい、悲しいです。
さて、そんな、わたしのベストですが、よかったら、見てってください。
1位 「デス博士の島その他の物語」 ☆ジーン・ウルフ 〜なかなか難解ですが、すべてオールタイムベストな短篇です。特に表題作がいい!ジーン・ウルフの小説がもっと訳されますように。それだけです。 2位 「四十一ぽう」 ☆莫言 〜ホラに次ぐホラ!語り、騙り!本当に濃密な読書体験でした。莫言の小説はほとんどがそうです。また、「酒国」「白檀の刑」など読み返したくなりました。 3位 「わたしを離さないで」 ☆カズオ・イシグロ 〜世間で、大変評判になっていて、売れていますねー皆さんもベスト1にされている方が多い。わたしもこれはカズオ・イシグロの最高傑作だと思います。それにしても、この年でこれだけの作品をモノにするなんて、改めてすごい作家だな、と思いました。 4位 「あなたに不利な証拠として」 ☆ローリー・リン・ドラモンド 〜ミステリから新人です。しかーし、新人だと思って 甘く見てはいけません。女性警察官の日常をリアルに描くその筆力は只者じゃあありません!本当に傑作揃いなんです。 5位 「世界の果てのビートルズ」 ☆ミカエル・ニエミ 〜少年小説です。意外なメッケ物です。クレストはこういうマイナーな新鋭作家を多数出してくれて、本当に海外文学ファンの強い味方ですよね。
〜この他にもクレストからは「イラクサ」が、海外文学セレクションからは「白昼の闇」が、良かったです。あと、ジョナサン・キャロルの久しぶりの邦訳「蜂の巣にキス」が出てくれたのも嬉しかったです。これと同時に長らく絶版だった傑作短編集「黒いカクテル」「パニックの手」も再刊!この三冊はキャロル入門にはうってつけです。 最後に別格としてナボコフの新訳「ロリータ」!!!若島正さんの訳がすごく良く、五回読みましたよー 〜長くなりましたが、ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
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