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2006年上半期・もねっとのベストほんやく本
日時: 2006/08/01 22:32
名前: もねっと

暑中お見舞い申し上げます。
すみ&にえさんをはじめ、みなさんいつも本選びの基準にさせてもらい、ありがとうございます。
年始に参加できませんでしたが、よろしくお願いします。

■「ガラテイア2.2 」リチャード パワーズ
自虐ユーモアが逆にカッコ良い。憂い顔の文学者が眼に浮かぶ。

■「六月半ばの真昼どき―カシュニッツ短篇集」マリー・ルイーゼ・カシュニッツ
同じドイツ作家の短編集として「夏の家、その後 」(ユーディット・ヘルマン)も読みました。
両者、キーンと冷えた世界が一瞬にして燃え上がる、あるいは姿を変える、そんな感じでした。

■「カレーソーセージをめぐるレーナの物語」ウーヴェ・ティム
W杯の観戦に行って、実物を味わった人がうらやましいです。思わず鼻孔が広がっちゃいました。

■「パイの物語」ヤン・マーテル
やっぱりやられた。ペーパーバック版の表紙イラストはさらに可愛くなっているし・・・。

■「日の名残り」カズオ・イシグロ
立て続けに著者の他の作品も読みましたが「わたしを離さないで」は、まだです。
みなさんの感想を読み、すっごく楽しみです。

「アウステルリッツ」「シュルツ全小説」は、常人には見えない美しさを描いていて、私には開眼ものでした。でも次にはどうしてもストーリーのはっきりしたものを選んでしまいます。YAですが「砂漠の王国とクローンの少年 」(ナンシー ファーマー)は極端な格差社会が舞台で面白かったです。
あと、最近のブッカー賞が翻訳されないかなーとネットで何度もチェックしています。

メンテ

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Re: 2006年上半期・もねっとのベストほんやく本 ( No.1 )
日時: 2006/08/02 01:39
名前: すみ&にえ
参照: http://park8.wakwak.com/~w22/

もねっとさん、ご参加ありがとうございます♪
おおっ、「ガラテイア2.2 」が1番最初に。「カレーソーセージをめぐるレーナの物語」はなにげに素晴らしくよかったですよね〜。あ、「パイの物語」にやられた喜びがよみがえる(笑) 「日の名残り」は何度も読み返したくなりますよね。はい、「わたしを離さないで」もぜひぜひっ。
ということで、私たちは読んでいない「六月半ばの真昼どき」が気になるところです。「古い庭園」は読んだんですけどね〜。こっちは逃してしまった。
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Re: 2006年上半期・もねっとのベストほんやく本 ( No.2 )
日時: 2006/09/03 21:42
名前: もねっと

「〜離さないで」素晴らしかった。読まれた方々の感想にも共感します。雑誌「文學界」H18.8月号のイシグロ氏のインタビュー記事を読み、ノーベル賞とか獲ってもらいたいなーと思いました。
カシュニッツの「古い庭園」は知りませんでした。たぶん好み・・・。すみ&にえさん、教えてくださりありがとうございますっ。
メンテ

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