このスレッドはロックされています。記事の閲覧のみとなります。
トップページ > 記事閲覧
2006年上半期・juice78のベストほんやく本
日時: 2006/07/18 04:15
名前: juice78
参照: http://d.hatena.ne.jp/juice78/

すみ&みえ様、スレッド参加の皆様、はじめまして。
いつも楽しみに読ませていただいてます。
ご挨拶もかねて今年上半期のベスト10に飛び入り参加させていただきます。新刊(文庫化再録も含めて)をメインに選んでみました。
今後ともよろしくおねがいします!

★第1位★
『わたしを離さないで』(カズオ・イシグロ)
実はこれが初めてのカズオ・イシグロだったのですが、あまりの素晴らしさにビックリしていろいろ検索していたところたどり着いたのが、「すみ&にえ 翻訳本のススメ」だったりします(笑)。現在、過去の作品も続々読破中です。


★第2位★
『デス博士の島その他の物語』(ジーン・ウルフ)
まだまだSF初心者で、多少の難解さはありますが、読書の楽しみがたっぷり詰まった作品でした。


★第3位★
『リンさんの小さな子』(フィリップ・クローデル)
家族を失い難民となったおじいさんの物語。静かに泣いてしまいました。


★第4位★
『イラクサ』(アリス・マンロー)
自分がおばあさんになった頃に読み返したい。だからずっと手元に置いておきたい作品だと思いました。


★第5位★
『隠し部屋を査察して』(エリック・マコーマック)
ざらざらしてるようでしっくりくるような。わからないようでわかるような。20もの短編が収められているというのに、そのどれもが強烈な個性を放っています。


★第6位★
『誰も知らない五つ星ホテルの24時間―匿名ホテルマンの爆笑告白記』(イモジェン・エドワーズ・ジョーンズ&匿名)
表からもなかなか立ち入ることの出来ない5つ星ホテルの裏側のエピソードが、24時間に凝縮されたジェットコースターのような爆笑ノンフィクション。読んでるコチラも息つく暇なし。


★第7位★
『世界はおわらない』(ジェラルディン・マコックラン)
「ノアの方舟」を下敷きに、人間の強さ、弱さを生々しく描いた作品。ジャケ買いでしたが、中身も予想以上に良かったです。


★第8位★
『ある秘密』(フィリップ・グランベール)
戦争がなければこんなに苦しむことはなかったのに、戦争がなければ存在しなかった家族の物語。切ないです。

★第9位★
『エンジェルズ・フライト (上)(下)』(マイクル・コナリー)
ミステリもひとつ。<ハリー・ボッシュ>シリーズです。文庫では現在これが最新刊ですが、それ以前に文庫初出でシリーズ最新刊が出ているというよくわからない状況ではありますが。こういう正統派ジェットコースターミステリは大好きです。


★第10位★
『蜂の巣にキス』(ジョナサン・キャロル)
あ、これもミステリと言えばミステリですね。キャロルの作品をミステリと分類するのも違和感ありますが。この人の作品にハマったのは最近です。現在、着々と過去の作品を読破中。
メンテ

Page: 1 |

Re: 2006年上半期・juice78のベストほんやく本 ( No.1 )
日時: 2006/07/19 03:31
名前: すみ&にえ
参照: http://park8.wakwak.com/~w22/

juice78さん、はじめまして、ご参加ありがとうございます♪
おおっ、『わたしを離さないで』が1位ですね。しかも、私たちも1位のこの作品がきっかけでうちに来ていただいたのですか、うれしいですね〜。ホントにまあ、なんの先入観も持たずに読むと、いろんな意味でビックリしてしまう作品でしたよね。翻訳も含めて素晴らしかった。
3位の『リンさんの小さな子』は気になりつつ、読み損ねているんですよ。やっぱり読まないといけませんね。
メンテ
Re: 2006年上半期・juice78のベストほんやく本 ( No.2 )
日時: 2006/07/20 05:24
名前: juice78
参照: http://d.hatena.ne.jp/juice78/

すみ&にえ様、コメントありがとうございます。
『わたしを離さないで』は本当にビックリしてしまいました。カズオ・イシグロの作品はどれも翻訳が読みやすいですよね。おかげさまで、ハヤカワの文庫に入ってる作品はあっという間に読んでしまいました。
『リンさんの小さな子』はいいですよ! 短くてすぐ読めますし。ちなみに同じ著者の『灰色の魂』も素晴らしい作品でオススメです。どちらも戦争というあまりに大きな暴力に翻弄されながらも、生きる人間の姿がシンプルに描かれていて、哀しくも力強いです!
メンテ

Page: 1 |