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2006年上半期・さやのベストほんやく本
日時: 2006/07/06 00:53
名前: さや

僕も初めて参加させていただきます。

【1位】
 カズオ・イシグロ「わたしを離さないで」(早川書房)
  
 どんな物語を紡ぐのか、と探りながら読み進めていくうちに、真綿で首を絞められるかのようにじわじわと、今回も作品世界に絡め取られてられてしまいました。で、読み終えてハッとするんです(笑)
 
【2位】
 オルハン・パムク「雪」(藤原書店)

 「紅」を読み損ねたので初パムク。満足。再読するにはエネルギーが要りますが。せめて訳文がもう少しこなれていれば、ですね。アトウッドがこの本を推すのがわかる気がします。

【3位】
 アマンダ・エアウォド「カレンの眠る日」(新潮文庫)

 6月の新刊文庫。嬉しい当たり本です。死刑囚と彼女の担当医と被害者の妻の運命が死刑執行日に向けて動き始めます。

【4位】
 レアード・ハント「インディアナ、インディアナ」(朝日新聞社)

 多分ケニー・リンク「スペシャリストの帽子」を読んでいなかったらこの本は楽しめなかったかもしれません。
 
【5位】
 フィリップ・クローデル「灰色の魂」(みすず書房)

 やっと読めました。で、もっと早く読んどけばよかった、と(笑)
 
 
メンテ

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Re: 2006年上半期・さやのベストほんやく本 ( No.1 )
日時: 2006/07/06 01:03
名前: すみ&にえ
参照: http://park8.wakwak.com/~w22/

さやさん、はじめまして、ご参加ありがとうございます♪
「わたしを離さないで」の1位、私たちとお揃いですっ。そうそう、まさに「真綿で首を絞められるかのよう」でしたよね。底知れぬ怖さもあって。
「インディアナ、インディアナ」はじつは私たち、入れようかどうしようか迷ったんですよね。喪失感がすごく良かった。ジンワリ親近感のようなものもわいてくるし。この作家さんは、これからまた翻訳されるかもって楽しみもありますよね。
メンテ

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