Re: 2003年上半期・mopsaのベストほんやく本 ( No.1 ) |
- 日時: 2003/07/05 21:26
- 名前: 雫
- そうそう、女性作家が描くジットリネッチリ女の情念、私もこの頃開眼しちゃって(笑)
『半身』も最初、候補には挙げたんですけどね〜、最後があっけなくてボツになっちゃいました(笑)でもあの監獄の妖気には圧倒されてしまいました。
『めぐりあう時間たち』と『ダロウェイ夫人』、一見mopsaさんと私では逆みたいですが、結局同じこと言ってるんですよね。ただ私は、『ダロウェイ夫人』単独で読んだ時、あまり理解できてる感じがしなくて、『めぐりあう時間たち』を読んだ時に「ああ!」という感じで『ダロウェイ夫人』の美しさが蘇った感じに、感激してしまったのでした。
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Re: 2003年上半期・mopsaのベストほんやく本 ( No.2 ) |
- 日時: 2003/07/06 00:34
- 名前: すみ&にえ
- 参照: http://www.aw.wakwak.com/~w22/
- ま〜、きっちり女性作家ばかりですね。ジットリネッチリ同盟の構成員としては、頭が下がるばかりです。んで、むひ、とりあえずアップがまだのが1冊ありますが、私たちも全部読んだ〜と言えそうです。
やっぱりアトウッドが1位ですか。うっ、さんざん騒いでた身としてはうしろめたい(笑) 個人×2的には『航路』が入ってるのがうれしいですね。1位にしてから、なんか黙殺されてるっていう感じがヒシヒシとしていたもので(笑)
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Re: 2003年上半期・mopsaのベストほんやく本 ( No.3 ) |
- 日時: 2003/07/07 10:27
- 名前: mopsa
- >雫さん
そうかー。『ダロウェイ夫人』を先に読んだがために、『めぐり合う時間たち』を必要以上に評価できなくなってしまったかも。言葉は悪いのですが、「劣化コピー」のような気がしてしまったのでした。でも『ダ』の高評価の裏には『め』があるということで、雫さんのおっしゃるとおりですね。
>すみにえさん アトウッドは、小説のテーマになりづらそうなありふれた過ちを、あれだけの分量を割いて物語り、胸にグサッと来るものを仕上げた、力作賞ですね。 『航路』、好きですよー。娯楽作品としてニヤリとする部分もあり、教養も得られ、ジーンと感銘も受け。人間の脳の深遠に思いを馳せました・・・。
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