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2005年・海ねこの年間ベストほんやく本
日時: 2007/01/03 14:09
名前: 海ねこ

昨年度の年間ベスト本を選ばないうちは宿題を忘れた生徒みたいな感じでどうも落ち着かないので、取り合えず選んでしまいますね。

 ★ アリステア・マクラウド 『彼方なる歌に耳を澄ませよ』
 やはりこれが一番心に残りました。「ku:nel」vol.16のインタビュー記事での衝撃の著者近影○○写真もまた印象的で...いやいや、ロブスター漁師風の朴訥さが実に好ましかったですとも。

 ★ W.G.ゼーバルト 『移民たち』
 『アウステルリッツ』での端正な文章とモノクロ写真との相乗効果の原点はここにあったのかと深く納得しました。

 ★トレイシー・シュヴァリエ 『貴婦人と一角獣』
 実在する「タピスリー」を核にして作者が自在に織り上げた色彩感溢れる物語。対照的な二組の母娘の有り様が描かれます。

 ★ ポール・オースター 『リヴァイアサン』
 昨年はオースターを何冊か続いて読んだので、その中から一冊。でもどれも良かったんですけどね。

 ★ イサベル・アジェンデ 『エバ・ルーナ』
 『エバ・ルーナのお話』とともにわたしのラテン文学への食わず嫌いを正してくれた作品です。

 ★ セバスチャン・ジャプリゾ 『長い日曜日』
 映画「ロング・エンゲージメント」の公開を期に原作を読んでみたのですが、やはり(?)原作のほうが面白かったです。

 ★ ウーヴェ・ティム 『カレーソーセージをめぐるレーナの物語』
 タイトルで引きそうになったけど、読んで良かった佳作。

 ★ P.G.ウッドハウス 『ジーヴズの事件簿』
 国書刊行会ジーヴスと文春ジーヴズの両方を楽しませてもらいました。この本で初めて知った元祖「名執事」。復刻してくれてありがとう!

 ★ アンドレイ・クルコフ 『ペンギンの憂鬱』
 憂鬱症の皇帝ペンギン・ミーシャがペタペタと部屋を歩き回る足音が今にも聞こえてきそう..

 ★ E.L.カニグズバーグ 『ジョコンダ夫人の肖像』
 「モナ・リザ」の謎がたとえ科学的に解明されたとしても、この物語の持つ魅力は色あせることがないでしょう。

他にノン・フィクションから
 ★ V.S.ラマチャンドラン 『脳のなかの幽霊』
 ★ ハワード・ノーマン 『静寂のノヴァスコシア』
  Y.A.から
 ★ ポール・ギャリコ 『セシルの魔法の友だち』
 ★ ジョイス・キャロル・オーツ 『フリーキー・グリーンアイ』
 ★ ティム・ボウラー 『星の歌を聞きながら』


海ねこはHPを持っていないし、感想をメモってもいないので時が経つとどうも記憶が薄れがち。今年は読後に簡単な記録を残すように心がけようと思います。それともブログ・デビューでも目指そうかな? 今年も良い本に巡り会えますように♪


 
  
 
メンテ

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Re: 2005年・海ねこの年間ベストほんやく本 ( No.1 )
日時: 2006/01/04 19:26
名前: おはな
参照: http://www.geocities.jp/hana3baba3

海ねこさん明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしく。
あらら、ふたを開けてみたらゼーバルトさんがかなり上の方に来ましたね。この方の文章の力は異色ですよね。事件簿のジーヴズと来れば文○の方ですね。私も読み比べしてみたけどそっちに賛成。でもジーヴ[ス]と[ズ]をいい加減に覚えてたことが最近判明してちょっとしおれてしまいました。そしてマクラウドの写真と申せば、鼻毛でしたっけか?
おぉ、とーとーブログですとっ。そうですともっこれから記憶保持のためメモが大切なんですっというのは私ですが(笑)、建設したらすぐおせーてくださいね〜ごっつぅ楽しみ。
メンテ
Re: 2005年・海ねこの年間ベストほんやく本 ( No.2 )
日時: 2006/01/04 22:00
名前:
参照: http://yonosk.at.infoseek.co.jp

海ねこさん、明けましておめでとうございます。うちの猫たちも海に行きたいとは申しておりませんが、大雪の具合はいかがですか〜。おっと本の話ですがマクラウドにゼーバルト、この世界はやはりほんやく本の醍醐味というところでしょうね。ぺたぺたミーシャ、小説としてはかなり異色なんだけどやはりあの足音には負けますな。
 おっとお、いよいよ今年は海ねこブログ発信ですかっ。アホウドリも羽根休めに行ってもいいのでしょうか。
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Re: 2005年・海ねこの年間ベストほんやく本 ( No.3 )
日時: 2006/01/04 22:22
名前: 海ねこ

えーっ!おはなさんに坤さんてば気の早いことをっ!! 海ねこブログはまだ希望的願望だけですってば!「目指すだけなら猫でも出来る。」ってことわざもあったでしょーが? 
メンテ

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