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2005年・ウェイの年間ベストほんやく本
日時: 2006/01/01 22:08
名前: ウェイ

あけましておめでとうございます。
新年になりましたけど、勝手に2005年のベストファイブを書いちゃいますよ。


1位 「イギリス人の患者」M・オンダーチェ
映画を最初に見て、やたらと印象的な台詞が多かったので探し回った本です。何と言うか、詩と小説の融合って感じの中身。読み易くはないし、人を選びますけど、真似できないセンスが気に入りました。

2位 「地球の長い午後」ブライアン・W・オールディス
すっげえSFです。地球の自転が止まり、植物が支配者になった世界。そんな中で、少数種族になった人間の群れから爪弾きにされた主人公グレンと、その旅の終わりまで、という内容。
世界観が、想像の限界まで達しているような気がします。爽快感の残るラストも良い。傑作です。

3位 「ディア・ノーバディ」B・ドハティ
心情描写が身につまされる思いでした。読みやすくて綺麗な文章。若くて切ない話。誰にでも薦められる名作です。

4位 「停電の夜に」J・ラヒリ
タイトル買いした本で、このサイトを知るきっかけにもなった本です。「ピルサダさん」と「セクシー」が特にお気に入り。上質な文章が素晴らしい。

5位 「長いお別れ」レイモンド・チャンドラー
チャンドラーならではの台詞! 「ギムレットにはまだ早すぎるね」「本当のさよならはもう言ってしまったんだ」などなど。最後の会話なんかが、もう最高です。

ええ〜、あまり翻訳本を知らない人の感想でした(汗)
メンテ

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Re: 2005年・ウェイの年間ベストほんやく本 ( No.1 )
日時: 2006/01/04 22:37
名前: すみ&にえ
参照: http://park8.wakwak.com/~w22/

ウェイさん、ベストご参加ありがとうございます。

『イギリス人の患者』を探しまわったと書いてらっしゃるので、え?と思ってアマゾン見てみたら、なんとまあ、このような本までもが絶版となっておりましたか。オンダーチェは彩流社の『家族を駆け抜けて』しかなかった…。オンダーチェが消えていくなんて、考えられないですよねえ。
ブライアン・W・オールディスは、私たち、まだ1冊も読んでないんですよ。今年こそは読みますっ。のつもり(笑)
メンテ
Re: 2005年・ウェイの年間ベストほんやく本 ( No.2 )
日時: 2006/01/05 04:53
名前: ウェイ

うわ〜お! わざわざ返信ありがとうございます。

まさか絶版になっているとは。まあ、万人向けでは無いですし、仕方ないかも。
ブッカー賞とか、ノーベル賞とかのを探しているんですけど、絶版でなくても見つからないのが(そもそも翻訳が無いのも)多いんですよね。やっぱりアマゾンを使おうかな。
『地球の長い午後』は特に面白いんで、ぜひぜひお薦めします。特にキノコと魚が良いキャラしてますよ(笑)
他の皆さんのを見ても思いますけど、すごい読書家ばかりですよね。あんなに沢山の本、どうやって探しているんだろう。タイトル買いが基本の自分とは、やっぱり違うんですかね。
メンテ

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