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愛の部屋 風に揺れる髪から、甘い匂いでも漂って来そうだ…… 七原の髪。 細くて柔らかくて、触ると千切れてしまいそうな、七原の髪の毛。 汗でしっとり濡れると、色気が倍増する。 ああ七原…… 「三村、ぶつぶつ気持ち悪いんだけど」 酷いな七原、気持ち悪いだなんて。 まぁ、照れ隠しだって事は分かっているんだけどな? 「気にしちゃ駄目だよ、シューヤ」 豊が、言いながら七原の手を引っ張っていく。 残念ながら豊、七原の手を握って良いのは俺だけだ。 いや、手ばかりかあんな所やこんな所も…… 「やっぱりヤめとこーかな……放課後の約束」 「ちょっと待て七原!」 ぼそっと呟いた愛しいハニーの声を、この俺が聞き流すわけがない。 何故なら俺はザ・サード・マン。 第三の男三村信史。 ていうか、三番目って微妙じゃないか? やっぱり俺には一番がふさわしいと思うが……まぁそれは後でゆっくり豊とでも話す事にして。 「男が一度した約束を破るってのは良くないぜ、ベイビ」 片目をパチンと瞑ると、七原はちょっと体を引いた。 また照れちゃって。そういう所も可愛くて好きだぜ、ハニー。 「いや、冗談だけどさ……男相手にウィンクはどうかと思うんだけど……」 そうか七原、人前でするなって事だな? オーケイハニー。2人の関係がバレたら困るもんな。 「まぁ、気にするなよ。じゃあ、着替えてから駅前で待ち合わせな」 制服のままだと、やっぱりちょっとマズい気もする。 まぁ、俺は大して気にしないんだけど。 「シューヤ、シンジとどっか行くの?」 豊の質問に、七原は照れながら答えた。 「ああ、ラブホテル(きっぱり)」 「えぇっ!?シューヤとシンジってそういう……」 フッ、豊、今更気付いても遅いぜ。 俺と七原は既に友達以上の関係なんだからな。 「絶対違うって。男同士でするわけないじゃん。ただの見学(きっぱり)」 頬を赤らめながらそんな事言ったって、説得力ないぜ、七原。 まぁ、話を合わせておいてやるけどな。 「七原が行ってみたいって言うからさ、まぁ、見学っつーか、遊びに」 「なぁんだ。てっきりシンジの毒牙にシューヤがやられたのかと……」 毒牙かどうかはともかくとして、間違ってはいないぜ、豊。 「絶対にないから大丈夫(きっぱり)」 ……どうでも良いけど、その七原のセリフの後についてる「(きっぱり)」っていらなくないか? 七原と体を重ねるのは、これで3回目。 初めては俺の部屋だった。 七原は未経験だったし、ましてや入れられるのなんて初めてなわけで。 俺も男相手は初めてだったけど、七原のために一生懸命勉強した。 怖がる七原を優しいキスで安心させてから、俺は七原の―― 「お待たせ。やっぱり三村の方が早かったな」 っと、回想終了。 やっぱり本物の七原は違うな。 「ああ、俺の家の方が駅に近いからな」 私服の七原と、駅で待ち合わせて。これから2人でラブホテルに向かう。 俺の部屋でも別に構わないんだけど、七原が「声が気になる」って言うからな。 俺としても、せっかくの七原の艶っぽい喘ぎ声、我慢させたくはないし。 たまには違うシチュエーションでも燃えるだろうしな。 「で、どこ?その噂のラブホって」 興味津々な七原に、俺はその場所を指し示す。 「えぇっ!?アレが!?普通のホテルかと思ってた!」 驚く七原が、また可愛くて仕方がない。 きっとラブホっていうのは童話に出て来るようなお城みたいな外装で、どピンクなペンキで塗りたくってあるとでも思っていたんだろう。 七原がそれを望むなら、俺の力を駆使して作ってやっても良いけどな。 ヒラヒラのドレスに身を包んだ七原を、お姫様抱っこでベッドまで運び。 そんなに恥ずかしがるなよ、ベイビ。似合ってるぜ。 ああ、でも七原が一番似合うのは、やっぱり俺の腕の中で切なく悶える姿だ。 七原が恥ずかしがるといけないから、明かりは少し抑え目に。 真っ暗にしたら、お前のその綺麗な体が見れないだろ? ヤダって言いながらも、体は正直なんだよな。 ほら、体の力を抜けよ…… 「ふーん。あれなんだ。じゃ、見学終わり」 「あ、そうそう、三村。その、ぶつぶつ独り言する癖、直した方が良いぜ?気持ち悪いから」 END. 16000HITのkiyuさまからのリク、『電波三村とラブホ見学(笑)』でしたv チャットでお話している間にリクを貰ったんですが、電波で変態で頭の弱い三村… …すいません。自分が電波じゃないので電波三村書けないんですけど。 やっぱりギャグは難しいです… 面白いものを書こうと思って書くギャグほど、寒いものはないですよね…あはは(汗) そんなわけで、『愛の部屋』は、三村の妄想です。 つーか、微妙にリク内容を満たしていない気がする今日この頃。 ラブホ見学、私の方が行きたいっつの!! というわけで、電波三村はキユに捧げますv(返品不可) ありがとうございました〜v |