| ●解説 |
1958年の『月光仮面』に始まったTBS日曜夜7時〜7時30分の「タケダアワー」は『隠密剣士』や『ウルトラQ』『ウルトラマン』などの大ヒット作を生み出した栄光の時間帯である。そのためこの枠に対する局側の期待は他の枠以上に高かった。特に『ウルトラマン』が平均でも30%を越え、最高42・8%という驚異的な視聴率を弾き出したため、その後に続いた番組は通常の枠ならば及第点の数字であっても低いと言われ、視聴率に苦しんだという。
怪獣ブームの終焉に伴い、新たな分野を開拓した円谷プロの野心作『怪奇大作戦』も平均視聴率約22%と、決して低い数字ではなかった。しかし、局側の過度な期待、そしてフジテレビで放送された『マイティジャック』の視聴率的大敗などによる円谷プロの内部事情もあって番組は半年で終了。同時に番組枠を東映にバトンタッチする形となった。東映製作による『妖術武芸帳』はこうした背景の中、1969年4月に放映を開始する。
怪獣モノから妖怪、怪奇モノへと子供番組の嗜好が移り変わる中で、東映のスタッフが選択したのは「妖術」を扱った時代劇だった。「忍術」を扱ったテレビ作品はすでに多々あり、当の東映でもこの2年前に『仮面の忍者赤影』という忍者モノのヒット作を生み出し、タケダアワーでも『隠密剣士』というヒット作があった。『妖術武芸帳』の脚本家・伊上勝氏はこの両方の作品を手がけており、「忍術」とは似て非なる「妖術」という新たなジャンルに賭ける意気込みが完成作品からも感じとることができる。
また、主役に抜擢された佐々木功氏もこの作品には全力を注いでいたという。今でこそアニメ歌手として知られるが、当時はロカビリー歌手のイメージが強く、しかも当時は歌手をやめて俳優に専念しようとしていた時期でもある。氏の体当たりの演技は合成を中心とした特撮と相まって毎回見事なシーンを作り出していた。
だが、スタッフやキャストの意気込みに反して番組の人気はあまり高くなく、視聴率も前番組『怪奇大作戦』より下降してしまう。TBSの橋本洋二プロデューサーは早々に打ち切りを決定し、番組は全13本をもって終了。当初は『赤影』と同じように1クールごとに敵が代わる予定だったのが、第一部の「婆羅門妖法の巻」のみで終わってしまった。子供番組にしては残酷な描写の数々、ストーリー展開や映像表現の難解さなど、ヒットしなかった要因はいくつか考えられるが、想像の域を出ない。しかし、本シリーズが妖術を前面に打ち出したテレビ時代劇の意欲作であり、特撮作品としても優れた番組だったことは確かである。
| ●キャラクター |
■鬼堂誠之介(佐々木功)・・・・・・香たき殿よりその名をつけられ、日本侵略を企む妖術師たちと戦う勇敢な男。五歳の時に日本を離れ、以来十数年の間、ルソン、ジャカルタ、マカオ、清国などの諸外国を渡り歩いた経験を持つが、そこで見たものは高い文明ではなく恐ろしい侵略者の姿だった。神変抜刀流居合の達人で、火薬の扱いにも長ける。
■覚禅(藤岡重慶)・・・・・・大目付配下の隠し目付。夢想権之助を師とする夢想流棒術の達人であり、少林寺拳法の使い手でもある。当初は敵なのか味方なのか判別しにくい行動をとっていたが、次第に誠之介の良き相棒となっていった。考え方がいささか単純で、先走りして失敗することもしばしば。だが、誠之介の窮地を救うことも少なくない。
■楓(楓ミツヨ)・・・・・・覚禅の妹。尾張家江戸屋敷にて腰元をしていたが、家老・大住内膳に妖術をかけていた洪乱道士に襲われ、窮地に陥ったところを誠之介に助けられた。忍びの心得があり、忍び装束に身を包んで屋敷などに忍び込み、敵の様子を偵察。さらには小刀や手裏剣で敵と戦うこともある。第2〜4、6〜10、12〜13話に登場。
■香たき殿(月形龍之介)・・・・・・八代将軍・徳川吉宗、九代将軍・家重、そして十代将軍・家治と、三代に渡って将軍家に仕えてきた江戸城の影の実力者。婆羅門衆による日本侵略の暗躍を知り、鬼堂誠之介を侵略者打倒の任につかせた。誠之介には全幅の信頼を置いているが、いざという時にはその権力で彼を援護する。第1、3、13話に登場。
■毘沙道人(原健策)・・・・・・清国より海を渡って日本へやってきた婆羅門衆一門のかしらにして最高の妖術師。尾張大納言を新将軍にし、その新将軍を影で操ろうと目論む。最終的な目的は清国と日本を戦いの渦に巻き込み、戦火に疲れ果てたところを狙って両国を自分の意のままにすることにある。第1〜3、5〜11、13話に登場。
| ●全話ストーリー |
第1話 怪異妖法師
時は宝暦十年。徳川将軍家の権力者である老中・秋元但馬守は早籠に乗って江戸城へ帰る途中、世にも不思議な出来事に遭遇した。ふと気がつけば籠の周りには誰もおらず、見知らぬ草原にただ一人。草原の向こうにある堂の中へ入ってみると、屏風に描かれた絵の中から毘沙道人と名乗る法師が現れ、彼を絵の中に招き入れたのだ。そして法師は事もあろうに十代将軍・徳川家治の娘・継姫を要求した。江戸城の影の実力者・香たき殿は城に戻った老中から事の一部始終を聞くが、そのため毘沙道人配下の妖術師・千里ノ眼道士に命を狙われることになる。その窮地を救ったのは香たきが最も信頼を寄せる鬼堂誠之介であった。彼は継姫が乗っているはずの籠に潜んで毘沙道人を罠にかけるが、妖術によってまんまと逃げられ、手下たちに襲われる。突然現れた謎の僧・覚禅と共にこれと戦う誠之介。だが、彼らの身体は斬っても斬っても元へと戻るばかり。それが千里ノ眼道士の妖術「不死菩薩」だと気づいた誠之介は、火薬の爆発によって術を破った。
誠之介も覚禅もどのような人物かはほとんど明らかにされておらず、飽くまでも妖術というものが如何に不思議で恐ろしいものかを映像で描くことが展開の主軸となっている。籠が担ぎ手と共に空高く舞い上がったかと思うと、切断されて血まみれになった手足がバラバラと落ちてくるというショッキングな冒頭。屏風の絵から抜け出た毘沙道人が、また絵の中へと入っていく妖術。そして身体を上下真っ二つにされた千里ノ眼道士が次の瞬間、すぐに元に戻り、不気味に笑う場面など、サブタイトル通りまさに怪異なシーンの連続で飽きさせない。現在の目で見れば日曜のゴールデンタイムの番組には到底そぐわないように思えるが、特撮を駆使して様々な怪奇現象を表現する趣向は、前番組だった円谷プロ製作の『怪奇大作戦』を継承していると言えよう。
第2話 怪異みず地獄
尾張江戸屋敷の家老・大住内膳のもとに、今旅立ったはずの家来が亡霊となって現れ彼に死の宣告をした。それは妖術師・洪乱道士の仕業であり、彼の後を追った誠之介は婆羅門の隠れ家と思しき塔へ潜入。待ち受けていた毘沙道人によって塔の中は炎に包まれるが、覚禅に助けられて辛くも難を逃れた。一方、江戸屋敷では亡霊が予告した通り内膳に死の危険が迫っていた。床に置いた水差しから見る間に大量の水が溢れ出したのだ。そこへ現れた毘沙道人は溺れかけている内膳を脅し、自分を尾張大納言に近づけるようにして欲しいと告げる。だが、部屋の大水は妖術による幻で、腰元の楓は洪乱道士が妖術をかけている様子を目撃してしまう。たちまち襲われる楓。駆けつけた誠之介は間一髪のところで彼女を救いだすが、敵の妖術にかかって突然起こった地割に呑み込まれそうになる。その時、覚禅が月の光を手鏡に反射させ、それにひるんだ洪乱道士を誠之介が斬り捨てた。楓は覚禅の妹であり、借りを返しただけだと、覚禅は言うのだった。
前回では明らかでなかった誠之介の過去が意外にも毘沙道人の口から語られる。十数年間日本を離れ、海外で恐ろしい侵略の姿を目の当たりにしてきたという経歴は彼の強さに説得力を与えている。そして毘沙道人はその背後に清国の巨大な力があるらしいことが覗え、覚禅は敵なのか味方なのかまだはっきりしない状態。どちらも今後の展開に興味をひく。また、今回は手品の種明かしの如く、妖術がどのように行われているかを映像にしているのも興味深い。家老には部屋いっぱいに水が溢れているかのように見えているのだが、実際には部屋で寝ている家老の顔に洪乱道士が水差しの水をかけているだけ。要するに催眠術のようなもので、それまでの忍者モノの忍術よりもリアリティがある。ただ、その反面、所詮は幻に過ぎないとなると、イメージ的にいささか白けてしまうのも否めない。
第3話 怪異おぼろ雪崩
日本の支配を目論む毘沙道人は尾張家の江戸家老・大住内膳をたぶらかし、徳川家治に代わって尾張大納言を将軍にするべく密かに画策していた。その動きを察知した大目付は幾人もの隠し目付けを派遣して尾張江戸屋敷の様子を探らせるが、四賢八僧の一人・夢幻道士の妖術にかかり、意のままに操られる傀儡と化した。覚禅もまた隠し目付けであったが、一人遅れて江戸屋敷に向かっていたところを仲間たちに捕えられてしまう。それを知った誠之介は覚禅を助けるべく、一人で屋敷の中へ忍び込んだ。屋敷の一室には夢幻道士が待ち受けており、おもむろに一輪の花を向ける。すると、花はたちまち大きくなり、その花弁の中央の空洞から誠之介の身体を吸い寄せた。やがて夢幻奈落と呼ばれる空間へ落ちた誠之介は、次々と襲いかかってくる隠し目付けたちの前に窮地に陥る。だが、火薬の爆発によって妖術を破り、夢幻奈落から脱出。斬られた傷の痛みで自制心をとり戻した彼は二度と術にかかることなく夢幻道士を打ち倒し、覚禅を救い出した。
誠之介の後ろ盾となる香たき殿を演じているのは戦前より時代劇映画で活躍していた月形龍之介氏。映画でもテレビでも「水戸黄門」を演じた役者として知られるが、香たき殿はその外観も役柄も水戸黄門に酷似しており、さらに今回は葵の御紋の入った箱を見せて武士たちをひれ伏させるシーンまである。当初より水戸黄門を意識したキャラクターであることは明らかだが、当時病気を患っていたこともあり、第一話と最終回を除けばこの回しか登場していないのが残念だ。その香たき殿が仕える将軍・徳川家治も今回になってようやく登場。演じるのは『仮面の忍者赤影』の坂口祐三郎氏で、これまた今回一回限りの登場なのが甚だ残念。そして最大の見せ場は何と言っても夢幻道士の妖術「夢幻奈落」の映像だろう。巨大な花に人間が呑みこまれる大胆な合成シーンは妖術の映像として象徴的だ。
第4話 怪異まわし笛
覚禅が尾張江戸屋敷の前で様子を伺っていると、屋敷の門前に一人の虚無僧が現れ、尺八の音と共に突然霧がたちこめ始めた。霧が晴れた後にはそこに虚無僧の姿はなく、突然どこからともなく声が聞えてくる。その声によれば、家老・大住内膳は急病のため尾張へ旅立ったのだという。そこで覚禅は誠之介と共に家老一行の後を追って江戸を離れるが、そんな彼らのもとに百々地八双と名乗る伊賀忍者が駆けつけた。江戸屋敷の前で覚禅が聞いた声の主は彼であり、香たき殿より誠之介を護衛するよう命ぜられたらしい。やがて彼らの泊まっていた宿にあの虚無僧が現れ、奇襲をかけてきた。八双はこれを見事に倒したものの、覚禅は切り捨てられた虚無僧の衣服に中身がないことに気づいた。実は八双こそが虚無僧であり、その正体は毘沙道人配下の八双道士だったのだ。正体を現し、尺八の音によって妖術をかける八双道士。だが、誠之介は二本の刀を打ち鳴らして尺八の音をかき消した。妖術を破られた八双道士はすでに誠之介の敵ではなかった。
これまでは江戸の中での出来事だったが、今回より最終回に至るまでは尾張へ向かう道中の話となる。一話完結の形態は保っているものの、これによって連続ドラマの傾向が強くなった。そして今回登場したゲストキャラクターは伊賀忍者・百々地八双。演ずるのは『仮面の忍者赤影』の白影役で人気を博していた牧冬吉氏である。氏は本シリーズの枠で放映された『隠密剣士』でも忍者・霧の遁兵衛を演じていたが、今回もやはり忍者の役。霧の遁兵衛と同じく正義の剣士の助っ人かと思いきや、実は敵だったという展開が面白い。そのまま牧氏が道士を演じてもよいと思うのだが、道士としての姿は森章二氏に交代している。やはり牧冬吉は忍者であって妖術師ではないということか。舟が川の渦に巻き込まれる、橋が崩れ落ちるなどの特撮シーンも見応え充分だ。
第5話 怪異昇天仙女
小田原城へ潜入した毘沙道人は城主・大久保弾正を妖術で脅し、尾張大納言に加担するよう要求。さらに彼が密かに隠していた風摩屋敷の所在を尋ねた。その頃、誠之介は小田原城にほど近い道の途中で大道芸人の姉弟に出会うが、その芸は驚くべきものだった。姉がおもむろに夕顔の種を蒔くと、たちまち芽が出て蔓となり、勢いよく天に向かって伸び始めたのだ。蔓は誠之介に絡みついたかと思うと、その身体を雲の上へと持ち上げ、夕顔の花から放たれた花粉は彼を深い眠りに陥らせた。それは妖法「羽花登仙の術」であり、姉弟の正体は毘沙道人配下の妖術師・羽花仙女と闇童子であった。二人は眠った誠之介を棺桶に入れて運びだすが、通りかかった覚禅がそれに気づき、彼を救いだした。目覚めた誠之介は再び姉弟と対決し、竹林へと彼らを誘い出す。竹の根は強くて広いためその地面では蔓の力は発揮できない。見事に術を破られて死を覚悟する姉弟。だが、妖術師とはいえ女や子供を斬るわけにはいかず、誠之介はそのまま立ち去るのだった。
冒頭に毘沙道人が小田原城の大久保弾正に首を斬られるシーンがある。何度斬ってもそのたびに首が生えてくる上、床に転がった四つの首が浮かび上がり、ぐるぐると回りだす。第二話でも誠之介によって首を斬られた道人が自分で胴体にくっつけ直すシーンがあったが、映像的なインパクトはより強い。さて、その毘沙道人の配下のうち今回登場するのは羽花仙女と闇童子の姉弟。唯一の女性と子供でありながら、誠之介を窮地に陥らせるなかなかの強敵だった。それでもやはり最後には誠之介に追いつめられてしまう。しかし、誠之介は「私の剣は女子供を斬るのは嫌いと言っている」と言って剣を鞘に収めると、そのまま立ち去った。そのため姉弟はこの後もしばらく登場している。なお、闇童子を演じたのは『ドラゴンボールZ』のベジータ役等で有名な声優・堀川亮氏。
第6話 怪異人枯し
小田原城の異変を知った覚禅はその事を大目付に知らせるべく書状に記すが、その書状を託した早飛脚が四賢八僧の一人・水旱道士の妖術によって殺された。その上、早飛脚を殺した犯人に間違えられた覚禅は役人たちに取り押さえられ、奉行所へ連れていかれる途中で突然刀を向けられる。役人たちは婆羅門一党にたぶらかされ、彼を抹殺するよう命じられていたのだ。そこへ駆けつけた誠之介によって助けられる覚禅。だが、闇童子に挑発されてその後を追い、待ち構えていた羽花仙女の羽花登仙の術にかかって捕われてしまった。一方、大目付からの言付けを兄に伝えるべく誠之介の宿へやって来た楓は、水旱道士に利用されて喉の渇きが止まらなくなる「仙薬渇水」を知らないうちに誠之介に飲ませていた。たちまち猛烈な喉の渇きに苦しめられた誠之介は目の前に水を滴らせる竹筒が現れると、誘われるようにその中へと入っていく。すっかり術にかかったと思われたその時、誠之介は相手の虚を突いて一気に水旱道士を叩き切った。
覚禅の前に立った早飛脚が突然倒れ出したかと思うと、倒れると同時に首がポロッと外れてしまう。首が外れるとか手足バラバラとか、とにかく人体の切断が好きな番組である。しかも今回はほとんど必然性がないし。日曜の家族団らんの時間帯に似つかわしくない事この上ない。さて、今回の敵は四賢八僧にその人ありと称される……と自分で言っていた水旱道士。一口でも口に含むとたちまち喉の渇きが止まらなくなり、五臓六腑が枯れるという仙薬渇水なる水を飲ませておいて、その目の前に水を滴らせた竹筒を出現させ、相手がそれを覗きこむと中から彼が水の入った瓢箪を片手に竹筒の中に招き入れる。次の瞬間、竹筒が大きくなったのか、相手が縮んだのか、竹筒の中にその相手が入っていってしまうという合成シーンが実に不気味で印象的だった。
第7話 怪異風摩屋敷
覚禅が風摩屋敷に捕われていることを知った誠之介は屋敷の中へ忍びこむべく、その見取り図が寄贈されている早雲寺を訪ね、寺の住職からそれを手に入れた。だが、寺の住職は四賢八僧の一人・玄鬼道士の変装であり、誠之介が寺で飲んだ茶には幻覚剤が入れられていた。そのため知覚を乱された誠之介は足を踏み外して崖下へ落下。玄鬼道士は倒れていた彼の身体を風摩屋敷へと運ぶが、それは誠之介の策略であった。難なく屋敷への侵入に成功した彼は毘沙道人に刀を突きつけ、覚禅のいる地下牢へ案内させる。その牢の中では、今まさに羽花仙女が覚禅を解き放っているところだった。登仙の術は盲人でなければ会得できないため、毘沙道人は羽花がまだ幼い頃に彼女の目を潰していた。それを知った羽花は弟の闇童子を自分のようにさせたくないばかりに、弟を連れていくという条件を出して覚禅を助けようとしたのだ。怒った毘沙道人によって敢えなく殺される羽花。誠之介は道人と対決するが、妖術「陸王」に苦しめられ、両者痛み分けとなった。
シリーズ中盤のポイントとなるストーリー。自分が盲目になった経緯を知って毘沙道人を裏切り、殺される羽花仙女。妖術を使わずに堂々と誠之介に立ち向かい、強いのかと思わせておいて実はまるで弱い玄鬼道士(演じるのは『怪獣王子』で国防軍の司令官を演じた尾上鯉之助氏)。誠之介と毘沙道人の絶妙な騙しあい、そして本格的な初対決……と、見どころ満載である。風摩屋敷(「魔」ではなく「摩」の字を使用している)のエレベーターを始めとする数々のカラクリも面白い。ところで、今回はこれまでのあらすじを紹介した冒頭部分を含め、要所要所でナレーションによる解説が目立つ。おまけに本編の後にも「妖術コーナー」で今回登場した妖術の説明をするという念の入れよう。ストーリー展開や妖術をもっと視聴者にも解かりやすいものにしようという趣向の表れと思われる。
第8話 怪異鬼火鞭
姉を殺したのは毘沙道人だと誠之介に聞かされる闇童子。婆羅門衆に嫌気がさして組織を抜け出そうとした彼は同門の鬼火道士に捕まり、木の上に縛り上げられてしまう。そこを誠之介によって助け出された黒童子は、そのお礼にと毘沙道人の隠れている寺へ案内した。そこでは毘沙道人を前に四賢八僧の六人の生き残りが一同に会しており、尾張家に加担する諸国の大名たちを示した地図が持ち込まれていた。それを奪うべく寺の中へ一人乗り込んだ誠之介の前に、鬼火道士が出現。寺の前で彼を待っていた覚禅にも婆羅門の手下たちが襲いかかった。闇童子は毘沙道人の言葉を信じて誠之介が姉を殺したものと思い込み、その仇を討つべく鬼火道士と結託して彼らを罠にかけたのだ。炎の鞭を使い、妖法「火炎法」で誠之介の身体を紅蓮の炎で包みこむ鬼火道士。だが、誠之介は燭台の炎の揺れが術の源であることに気づき、その炎を消すことで術を破った。そして鬼火道士をうち倒すと、逃げる毘沙道人から地図の半分を奪い取るのだった。
婆羅門衆四賢八僧は全部で十二人いる訳だが、今回登場した四賢八僧の生き残り(鬼火道士以外は顔がよくわからない)は全部で六人。すでに死んだ妖術師は七人なので数が合わない。羽花仙女はこれに含まれていないという解釈もできる(彼女は四賢八僧の一人とは名乗っていない)が、次回以降登場する妖術師は四人しかおらず、今回の鬼火道士を含めても五人である。後の一人はどこへ行ったのだろうか。ところで、今回のエピソードにて「尾張家に加担する諸国の大名たちを示す地図」というものが登場しており、この後の展開がこれの争奪戦であることを予期させている。脚本家・伊上勝氏の得意とするストーリー展開だ。久しぶりに小柴幹治氏演じる尾張家家老・大住内膳も登場、覚禅の妹・楓は忍者としての活躍を見せるようになり、物語は佳境へと入っていく。
第9話 怪異幽幻鏡
尾張家家老一行に奇襲をかけた覚禅は、家老の大住内膳をさらってお堂の中へ捕え、江戸より呼び寄せた隠し目付の仲間たちにその見張りを任せた。ところが、毘沙道人はそのまま何事もなかったかのように道中を続けていた。さらわれた家老は妖術師・幽界道士の変装であり、本物の家老はまだ道中の駕篭の中にいたのだ。その正体を現した幽界道士は鏡を使った妖術で隠し目付たちを殺害。覚禅もまたその術にかかるが、間一髪のところで駆けつけた誠之介によって救われる。一方、幽界道士は尾張家に加担する諸国の大名たちを示した地図の半分を覚禅の妹・楓が持っていることを知り、楓を拉致して地図を奪った。そんな幽界道士の後をつけ、地図を奪い返したのは、誠之介に命を救われた闇童子だった。だが、幽界道士に追いつめられて崖下に転落。どうにか逃げ戻るも、誠之介に地図を渡し、楓が捕われている場所を告げて息絶える。誠之介は闇童子が持っていた姉の形見の手鏡を使って幽界道士の妖術を破ると、闇童子の仇を討ち果たした。
『大魔神』の大館左馬之助役を始めとして『妖怪百物語』『東海道おばけ道中』などの大映特撮時代劇で、いずれも悪役として出演していた五味龍太郎氏が今回の妖術師・幽界道士を演じている。妖術を使うだけでなく最終的には誠之介と剣で勝負するシーンもあり、スクリーンで見せていたその風格とカッコ良さは本作でも健在である。この幽界道士に殺されてしまうのが、第5話から連続して登場していた闇童子。殺されるといっても直接的に斬られたわけではなく、断崖絶壁に追いつめられて落下。なんとか誠之介のもとに戻ったものの息絶えてしまう。番組的にも、さすがに子供をばっさり斬るわけにはいかなったというところだろうか。もっとも闇童子は妖術による幻覚のシーンとはいえ、初登場の第5話で誠之介に首や手足をバラバラにされているのだが……。
第10話 怪異魔神呪
覚禅の立ち寄った茶店で酒を飲んでいた一人の絵師。彼はお金がないため酒代の代わりにと自慢の襖絵を描くが、霧を吹いた途端、絵に描いた滝が轟々と音を立てて流れ出した。絵師の正体は四賢八僧の白面道士であり、彼は覚禅を妖術にかけて川の中へ誘い込む。だが、本当の狙いは仲間の仇である誠之介を討つことにあり、覚禅の相手は手下たちに任せると早々に消え去った。その頃、誠之介は楓と共に尾張家家老の一行をつけていた。突然現れた毘沙道人の姿を見てその後を追うが、白面道士がその行く手を阻む。自分の姿が幾つもあるように見せかける妖術「分形の法」に惑わされる誠之介だったが、炎の明かりを照らして影のあるものが本物であることに気づく。術を破られた白面道士は一度は退散したものの、楓が手傷を負ったため近くの寺へ身を潜めたのを知るや、妖術を駆使して再び襲いかかってくる。だが、襖絵を利用したその妖術には盲点があった。天井から見下ろすことで見事に術を破った誠之介は、道士の身体を襖ごと叩き斬った。
四賢八僧随一の腕を誇ると自ら自慢する通り、様々な妖術を使いこなす白面道士が登場。殺された仲間たちの恨みを晴らすことが彼の目的であり、悪人とはいえ仲間意識が強く義理堅い性格なのが垣間見れる。演ずるは東映特撮ヒーローものにはお馴染みの丹羽又三郎氏で、顔の右側だけをその名の通りに白く染めたメーキャップが特徴。今回は特に込み入ったストーリー展開もなく、誠之介と妖術師との戦いをかなりオーソドックスに描いている。妖術を破った後、「所詮は邪道」と言い捨てる誠之介の台詞は、妖術のはかなさが感じられ、実に印象的だ。しかしながら、絵の中に相手を誘い込むという妖術はすでに第一話で毘沙道人が使用しているし、「浮遊の術」や「分形の法」などは妖術というよりは忍術である。白面道士の妖術は種類が多い反面、あまり新味が感じられなかった。
第11話 怪異かすみ駕篭
掛川藩城代家老・斎藤頼母の娘が原因不明の病にかかり、高い熱にうなされているという。掛川城下でそんな話を耳にした誠之介は、その娘がうわ言のように「恐い老人が枕元にいる」と言っていたことが気にかかった。彼が家老の屋敷へ向かうと、そこに待ち受けていたのは四賢八僧の一人・霞道士。次々に襲い来る道士の手下たちを倒した誠之介は屋敷の中へと忍び込んだ。案の定、娘の病の裏には毘沙道人がおり、家老の前に姿を現した道人は娘の命を救う代わりに掛川藩の藩主を説き伏せて尾張大納言を新将軍に推挙するようにして欲しいと告げる。御家のためにもなるとそそのかされて家老がその気になりかけた時、誠之介の声が毘沙道人の真意を暴いた。だが、屋敷を後にする道人の駕篭を追った誠之介は、その張り詰めた気持ちから霞道士の妖術にかかり、幻の世界へ引きずり込まれた。刀と刀が合わさる音によって妖術は解けるが、今度は覚禅を人質にとられて窮地に陥る。絶体絶命の誠之介を救ったのは、彼に恩義を感じた城代家老だった。
本シリーズのメイン監督は『隠密剣士』を手がけていた外山徹氏だが、今回と次回の二本だけは林伸憲氏が担当している。時代劇畑の監督であり、本シリーズの後は『遠山の金さん捕物帳』や『暴れん坊将軍』などを手がけた。リアリティよりも視覚的に見せることを重んじたわかりやすい演出で、東映時代劇の趣向に即していた。本作品は比較的ナイトシーンが多いが、陰影のはっきりしたライティングが印象深い。また、前回の丹羽又三郎氏に続き、やはり特撮番組にはお馴染みの安藤三男氏が出演。氏が演じた霞道士は口から冷気を吐いて人間を凍死させる奇怪な妖術師だ。そして親分の毘沙道人も奇怪さでは負けてはおらず、夜な夜な娘の枕元に幻となって現れるという不気味な登場の仕方をしている。ただ、誠之介に真意を暴露されただけですごすごと退散してしまったのは疑問が残る。
第12話 怪異冥界夢
尾張へと急ぐ大住内膳の一行。分かれ道にさしかかった時、彼らは秋葉街道へ進んだかに見えたが、ふと見ると東海道にもまったく同じ駕篭を担ぐ一行があった。そこで覚禅は東海道、誠之介は秋葉街道へと二手に別れてその後を追う。だが、覚禅が一行に奇襲をかけると、その駕篭の中は空であった。一方、誠之介は見知らぬ浪人・片岡新三郎に勝負を挑まれる。彼はある男から尾張家のお墨付きを受け取り、誠之介を倒せば仕官に取り立てられるとそそのかされていた。誠之介が新三郎を諭しお墨付きを改めさせると、案の定それはただの白紙。四賢八僧の一人・冥界道士の術に騙されていたのだ。誠之介は新三郎が男と落ち合うことになっていた修験堂へ乗り込むが、待ち受けていた冥界道士に一瞬の隙をつかれ、妖術にかけられてしまう。幻の世界に引きずり込まれた彼は、地獄で苦しむ母親の姿を目の当たりにし、彼女に言われるまま刀を捨てようとする。その時、彼を呼ぶ楓の声が妖術を破り、術から覚めた誠之介は冥界道士を倒すのだった。
冥界道士は普段は目眩まし(手品)の芸人として道行く人々に芸を見せて歩くのだが、集まった人の中に石橋正次氏の顔が見える。台詞があるのでオープニングにも名前が記されているが、映画やテレビで引っ張りだこになるのはこの翌年くらいから。本シリーズと同じ「タケダアワー」で主役を張るのは三年後のことだ。また、出世欲にかられて誠之介に勝負を挑む浪人・片岡新三郎を演じた月形哲之介氏は香たき役の月形龍之介氏の実子。父親同様、数多くの時代劇映画に出演していた。本作では哀れにも冥界道士に首を斬られてしまうが、撮影に使用された首の作り物が月形氏そっくりだった。ところで、当初はか弱い腰元として登場したはずの楓は忍び装束に身を包み、すっかり戦う女性と化している。今回は妖術を解くきっかけを作り、誠之介を救うという重要な役どころとなっていた。
第13話 怪異人影殺
尾張へとたどりつく大住内膳。その近くに必ず毘沙道人がいるものと踏んだ誠之介は彼が身を隠している堂をつきとめ、一対一の勝負を挑む。だが、妖術「人影殺」にかかった誠之介は腕の自由を奪われ、操られるまま自分の刀を自分に向けてしまう。そのはずみで池に転落。水面には夥しい量の血が広がった。一方、内膳は尾張大納言に毘沙道人を合わせる手はずを整えていた。誠之介の持っていた地図の片方も手に入り、今や道人たちの野望は達成されつつあった。そんな時、江戸から香たき殿が大納言に会いにやって来る。計略を妨害されるのを恐れた毘沙道人は彼を暗殺するべく自ら香たき殿の宿へ向かうが、そこに待ち受けていたのは香たき殿になりすました覚禅、そして五体無事な誠之介の姿だった。誠之介は池に飛び込んだ途端に妖術が解け、池の中の鯉を斬って血を出して見せていたのだ。頼みの大住内膳は香たき殿に詰問されて自決に追い込まれ、毘沙道人の計略は打ち砕かれる。誠之介は小刀によって「人影殺」を破り、ついに毘沙道人を倒した。
いよいよ最終回。事実的な打ち切りではあるが、もともと十三話をもって「婆羅門妖法の巻」は終了する予定だったので唐突に終わるようなことはなく、婆羅門衆の首領・毘沙道人との対決をもって堂々と完結している。番組として最後まで手を抜いていないのは人気漫才コンビの中田ダイマル・ラケットが覚禅の仲間の隠し目付けとして出演しているところからも伺える。さらに、第三話以来登場していなかった月形龍之介氏演ずる香たき殿も大住内膳を自決に追い込む重要な役どころで登場。出演シーンは多くないが、その存在感は作品をぐっと引き締めていた。また、四賢八僧は前回までにすべて倒されているのだが、今回も四賢八僧とそれほど変わらない風体の妖術師が四人ほど登場。毘沙道人の護衛にあたっており、四人で協力して誠之介に妖術をかけた。四賢八僧の予備軍といったところか。そして一番の見どころはやはり誠之介と毘沙道人の最終対決である。サブタイトルにもなっている妖法「人影殺」を使って誠之介を苦しめる毘沙道人。暗示を使って相手の腕を操り、自らの剣で自分を刺し殺すように仕向けるという妖術だ。だが、妖術は破れ、誠之介の剣が毘沙道人の身体を貫いた。その瞬間、カメラは上からのアングルとなり、足元の池には鯉が飛び跳ねたようなバシャッという音が…。「負けたー!」という道人の潔い断末魔の叫び声も印象深い。
| ●データ |
1969年3月16日〜1969年6月8日
TBS系 毎週日曜午後7:00〜7:30放映
カラー 30分 全13本 東映作品
[スタッフ]
企画/平山享、斉藤頼照 脚本/伊上勝 音楽/冬木透 撮影/平山善樹、羽田辰治、森常次 計測/佐賀彰、水島淳一 照明/岡田耕二 録音/矢部吉三 美術/寺島孝男 編集/細谷修三 擬斗/近江雄二郎、三好郁夫、東映剣会 ナレーター/玉生司郎 衣裳/荒堀実秋 美粧/提野正直 結髪/河野節子 装飾/曽根美工 装置/木崎義夫 記録/松尾美智子、高木弘子 助監督/久郷久雄、太田雅章 進行/山田勝 現像/東洋現像所 制作/TBS、東映株式会社
[特殊撮影]
監督/矢島信男 撮影/小野純一
[キャスト]
鬼堂誠之介/佐々木功 覚禅/藤岡重慶 楓/楓ミツヨ 香たき殿/月形龍之介 毘沙道人/原健策
[放映リスト]
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放送日
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サブタイトル
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脚本
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監督
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ゲスト
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1
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79/3/16
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怪異妖法師 |
伊上勝
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外山徹
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今井健二、永田光男、宍戸大全、木谷邦臣、和田昌也、笹木俊志 |
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2
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3/23
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怪異みず地獄 |
伊上勝
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外山徹 | 成瀬昌彦、小柴幹治、疋田圀男、古閑達則、小峰一男 |
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3
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3/30
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怪異おぼろ雪崩 |
伊上勝
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外山徹
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不波潤、小柴幹治、坂口祐三郎、高村俊郎。大東俊治、松田利夫、藤本秀夫、藤沢徹夫 |
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4
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4/6
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怪異まわし笛 |
伊上勝
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外山徹
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牧冬吉、森章二、木谷邦臣 |
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5
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4/13
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怪異昇天仙女 |
伊上勝
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外山徹
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三島ゆり子、堀川亮、八汐路佳子、白川洋子、北原將光、畑中伶一、藤原勝、榎原政一、森源太郎、笹木戸俊志、淡路康 |
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6
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4/20
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怪異人枯し |
伊上勝
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外山徹
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江見俊太郎、三島ゆり子、堀川亮、唐沢民賢、宮城幸生、那須伸太朗、川谷拓三、藤長照夫、井上茂 |
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7
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4/27
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怪異風摩屋敷 |
伊上勝
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外山徹
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三島ゆり子、尾上鯉之助、堀川亮、島田秀雄 |
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8
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5/4
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怪異鬼火鞭 |
伊上勝
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外山徹
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早川研吉、小柴幹治、堀川亮、水野善行、三谷真理子 |
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9
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5/11
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怪異幽幻鏡 |
伊上勝
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外山徹
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五味龍太郎、小柴幹治、堀川亮、野上哲也、下元年世、宅和享二、小沢文也、家野繁次、関真吾 |
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10
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5/18
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怪異魔神呪 |
伊上勝
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外山徹
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丹羽又三郎、小柴幹治、小田真士 |
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11
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5/25
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怪異かすみ駕篭 |
伊上勝
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林伸憲
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安藤三郎、岡田映一、飯田哲也、仁礼功太郎、市川裕二、桂広行、堀辺隆一、小沼和延、大滝英子、右田洋子、小柳ナナ子 |
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12
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6/1
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怪異冥界夢 |
伊上勝
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林伸憲
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中村竜三郎、月形哲之介、東竜子、堀卓嗣、石橋正次、松本真雄 |
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13
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6/8
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怪異人影殺 |
伊上勝
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外山徹
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小柴幹治、淡路康、智村清、伊藤漠、小林忠男、北村晃一、中田ダイマルラケット |