コピーツールについて
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『コピーとプロテクトの仁義なき戦い』でも触れたが、
物置を漁っていたらこんなものが出てきたのでもうちょっと詳しく語ってみたい。

これは『HOT FILE EXPRESS』というソフトである。
『THE FILE MASTER』というバックアップツールがあり、
そのツールで使用するユーティリティソフトである。
ソフトに同封されたペラ紙をご覧頂こう。

これを見れば想像がつくと思うが、つまりは「ここに書かれているソフトはこのディスクでコピーできますよ」という意味である。
『THE FILE MASTER』はバックアップツールではあるが、市販のソフトはそれぞれ独自のプロテクトが施されている。
それらを乗り越えてコピーするためにはそれぞれに対応したコピー用プログラムが必要となる。
それがこの『HOT FILE EXPRESS』なのだ。
これらがリリースされるペースは月に2回ほど。25本ぐらいの対応タイトルが入っていて1500円である。
(単にコピーするだけのものの他にも、無敵にしたりパラメーターを最強にしたりする改造プログラムも含まれていた)
これを安いと見るか?高いと見るか?
バックアップツールは『THE FILE MASTER』以外にも存在していたが、
ここまで徹底して市販ソフトに追従する形で対応プログラムをリリースしていたものは無かったので、
おのずと『THE FILE MASTER』が定番バックアップツールとなっていた。
これらを製作及び販売していたのはいずれも『京都メディア』という京都にあった会社である。
現存する会社なのかどうかは不明であるが、最後にその活躍を見たのはFM−TOWNS版『THE FILE MASTER』だった。
パッケージ内のペラ紙にはバイト募集の項目があり、「業界屈指の高給です」と書かれていた。
おそらく高額な理由は「プロテクトが解析できる」という特殊技能に対するものだろう。
物凄い技術職だな。(^^;
真っ黒のディスクに白一色で描かれたシルクハットの紳士。
これは『HOT FILE EXPRESS』のイメージ画として統一されて使われていたものなので、
妙に懐かしい人もいるだろう。
