真夜中に目が覚めると、時々、久保ちゃんが俺の手にぎってるコトがある。 指をからめて離れないようににぎった手。 静かな久保ちゃんの寝息を聞きながら、俺はその手を頬にすり寄せてみたりする。起きないかってドキドキすんだけど、なんか眠ってると思うとそーいうことしたくなっちゃうんだよなぁ、なんでかわかんないけど。 イタズラみたいにキスをして。 冗談っぽくその身体に抱きついたりして。 いっぱい、いっぱい、久保ちゃんをさわる。 眠ってると無防備だから、なんでもできちゃうしなっ。 そーいうのって、なんか楽しいじゃんっ。 真夜中にふと目が覚めると。 なーんか、隣で寝てる時任がごそごそ何かやってるときがある。 こんな時間に起きてると、明日眠くて起きられなくなるよ? そう言いたいんだけど、俺は寝たフリしておく。 そーすると、時任は俺にキスしたり。 俺に抱きついたり。 たくさん、たくさん、俺のことさわってくる。 うーん、あんまり挑発すると後が大変だよ、時任くん。 やっぱり寝たフリやめて襲っちゃおうかなぁ。 ・・・・けど、起きたりすると今度からしてくれなさそうだから、やめとこ。 時任にさわられるのって、スゴク気持ち良いから。 「久保ちゃん?寝てるよな?」 「・・・・・」 「・・・・もしかして、俺より寝汚いんじゃねえの?」 「・・・・・・ぐー」 「まあいっか・・・」 |