ダメダメ劇場.3




時任「がぁぁっ!今日は土曜だろっ!?」

久保田「そうねぇ。でも、なんでか知らないケド潰れてたよ?」

時任「…一生潰れとけ」

久保田「管理人からの伝言で、今日は月がキレイだから窓から空でも眺めたらどうかって言われてる

   けど?」

時任「…まさか、二人で夜空見上げて『わ~、流れ星っ!』なんてアホみたいなコトしろってんじゃねぇだろ

   うなぁ!?」

久保田「流れ星待ってたら、夜が明けちゃうと思うけど?」

時任「……それはそうかも」

久保田「なに?そういうのやりたいの?」

時任「やりたいワケねぇだろっ!!」

久保田「やりたそうに見えたんだけどなぁ。意地を張るのもいいけどさ、たまには素直になりなよ?」

時任「すっげーめちゃくちゃ限りなく素直に言ってんだっつーのっ!」

久保田「あっ、流れ星」

時任「その手にはもうひっかからねぇってのっ!」

久保田「ホントだったのになぁ」

時任「えっ、マジ!?」

久保田「うん」

時任「なんでもっと早く言わねぇんだよっ!!」

久保田「言ったっしょ?」

時任「…そうかもだけど」

久保田「ホントは見たかった?」

時任「…」

久保田「また捜してあげるよ」


時任「…うん」




久保田「…それにしても、今日はなんかいつもより気になるんだよねぇ。時任のコト」

時任「…えっ、なんで?」

久保田「ん~?なんとなくね」

時任「なんとなくってドコがだよっ」

久保田「やっぱさ、ここらヘンかなぁ?」

時任「あっ…、そこは…」

久保田「こんなにしちゃってさ。俺が気づいてないとでも思った?」

時任「ちょっ、さわんなって」

久保田「はずかしがらないでさ」

時任「…く、くぼちゃん」

久保田「ちゃんとしてあげるから」

時任「…あっ」




メリメリバキッ!!

藤原「二人でなにやってんですかぁぁぁっ!!!」




久保田「あれ、桂木ちゃんはお休み?」

時任「さぼりやがったな、アイツっ!」

藤原「な、な、何やってたんですかっ、ふ、二人きりでっ!!!」

時任「なにってなんだよっ!?」

久保田「けど、ホントに派手にはねてるなぁ、この寝癖」

時任「昨日、髪洗ったまま寝ちまったんだからしょうがねぇだろっ」

久保田「なかなか直らないんだよねぇ、こういうのって」

時任「だからいいって言ってんだろっ」

久保田「そう?」



藤原「・・・・・・」




時任「あっ、死んだ」

久保田「やっぱ気になるなぁ…、この寝癖」

藤原「時任先輩っ!俺の久保田先輩にさわらないでくださいっ!!」

時任「うわっ、いきなり生き返んなっ!このバカっ!」


ドカッ!!


藤原「な、なにするんですかっ!」

時任「うっせぇっ!」


藤原「久保田せんぱ~い、こんな乱暴な人ほっといて僕と帰りましょうよ~」


時任「久保ちゃんにくっつくなっ!」

藤原「なんで時任先輩に、そんなこと言われなきゃなんないんですか?!久保田先輩はアンタのものじゃないでしょう?」

時任「んだとぉぉぉぉ!!」


久保田「あれぇ、なんか宿直のセンセイが見回りに来たみたいよ?」


時任「げっ、やば! さっさと帰ろうぜ、久保ちゃん」

久保田「はいはい」

藤原「あれっ、えっ?」

久保田「というワケだからあとはヨロシクね」

時任「入る時壊したドア直しとけよ!」

藤原「ああ~、待ってくださいっ!久保田せんぱぁぁい!! 一人じゃコワイですぅぅぅっ!!!」
















三文字「こんなとこで何やってんだ? 藤原」

藤原「さ、さぁ~、なんでしょう?」










時任「本日22日は更新休みってコトでよろしくだってさ」

久保田「bbsのレスとか、色々明日させていただきます、スイマセンだって」

時任「ちったぁ反省しろってのっ」


久保田「…あっ、また流れ星」

時任「えっ!」



時任「…」



久保田「願い事した?」

時任「なんであんな早いんだよっ!あんなんで願い事なんかできるかっつーのっ!!!」

久保田「俺はしたけど?」

時任「マジ?」

久保田「うん。でも、お願いしたのはすぐに叶いそうな願いゴト」

時任「…えっ、うわぁぁぁっ!!」

久保田「俺の願い叶えてね、時任」

時任「ぎゃぁぁぁっ、降ろせぇぇぇっ!!」

バタンっ!!


                            

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